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関東大学サッカー1部 静岡県出身選手

2017年05月08日 22時39分41秒 | 大学・中学・小学
先日、西が丘にて関東大学サッカー1部リーグの2試合を観戦したが、静学OB以外にも静岡県出身選手が多数いて見ていてなかなか面白かった。

慶應大:小谷(3年・藤枝東)
専修大:鈴木(2年・飛龍)、越水(3年・桜が丘)
順天堂大:杉田(4年・静岡西)
駒沢大:熱川(4年・藤枝東)、大村(4年・聖隷)、大場(3年・藤枝東)、鈴掛(3年・桜が丘)

順天堂大の杉田(静岡西)が高校3年の選手権での最後の試合となったのが、駒沢大の大村(聖隷)と対戦した選手権決勝トーナメント1回戦だった。
その大村は、次の2回戦で鈴掛がいた桜が丘と対戦、そこで敗れ高校サッカーを引退。
その桜が丘は決勝戦で小谷・大場のいた藤枝東に敗れているという関係。

・小谷は慶応大の中でもかなり危険な存在だった。高校の頃に何度も見せていた鋭いドリブル突破は健在で、慶應の攻撃のキーマンと言って良い活躍を見せていた。
・専修大の鈴木は高校の頃に飛龍OBで現C大阪の澤上と比較されたほどのポテンシャルの持ち主だった男。身体能力が高く一人で打開できる力を持ったストライカーだった。先日の試合でも難しいボールを体をひねりながらうまく頭で合わせて得点するなど得点感覚の鋭さを見せていた。
・駒沢大の熱川は「かなりヤバイSB」になっていた。高校の頃からフィジカルが強く3バックのストッパーながらSB並に果敢に攻め上がる姿が印象的な選手だったが、大学でフィジカルの強さに磨きがかかり、そのフィジカルの強さを守備面で活かせるようになっていた。長友のような存在感のあるマッチョSBになっていた。
・大村は聖隷の頃は2年生からFWでスタメン出場していた選手。(2年の時は16番、3年の時は11番)高校の頃から鋭いドリブル突破に特徴があり当時攻撃陣にタレント揃いだった聖隷の中でも個性のある選手だった。
・大場は当時超攻撃的システムをとっていた藤枝東の中で唯一中盤の底で守備のバランスを取っていた選手で、「いなくなると一番困る選手」だった。駒澤大のなかでも役割は藤枝東の頃と変わらず中盤の底で激しいプレスをかけ順天堂大の攻撃陣にプレスをかけ続けていた。
・鈴掛は桜が丘のDFリーダー的存在だった選手で、CBだけでなくDHも器用にこなしていたのが印象的。桜が丘のDFらしく高くて強い選手だった。大場と組んていたダブルボランチは、米田、名古の静学OBの順天堂大攻撃陣がなかなか崩すことのできない堅さ。当時何度も静学を苦しめた藤枝東・桜が丘の2人が、また静学攻撃陣の前に立ちはだかる変わらぬ姿を懐かしく思った。
・越水は元々それほど注目されていた選手ではなかったけれど高校2年の頃からメキメキと頭角を現し、桜が丘のDFリーダ候補だった鈴掛をDHに追いやって(?)桜が丘のディフェンスリーダーに上り詰めた選手。CKに頭で合わせて得点するシーンの印象が強く、先日の試合でもCKに頭で合わせる決定機を作っていた。

・今回の観戦で一番思い入れ深く見たのが順天堂大4年の杉田(静岡西)。静岡西では2年生の時から10番をつけてチームのエースとして活躍。杉田が2年生の時の選手権では決勝トーナメント1回戦で桜が丘と対戦(裾野陸上G)し、激戦の末に終了間際の得点で1-0で静岡西が勝利した試合があった。この試合の終了間際の得点は縦パスを受けた杉田の見事なターンで桜が丘守備陣を崩して生まれたものだった。3年生時も背番号10を付けてチームのエースとして活躍したがチームは思うような結果は残せず、県内で注目されること無く杉田の高校サッカーは終了。ここまでなら良くある話だが、杉田は一般入試で順天堂大学を受験。静岡県内でも全く注目されていなかった選手が一般入試から順天堂大のレギュラーにまで上り詰めた。高校の頃の杉田は確かにうまい選手だった。個人的に「県選抜に読んでみても面白いんじゃないか?」と思ったくらい。だがそんな選手は他にも大勢いる。数えきれないくらいの「将来有望」といわれた選手たちが振り落される中で、ここまで上り詰めた杉田の意識の高さは多くの選手が見習うべきところだと思う。

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