蹴るサッカーとは、一昔前の国見に代表されるような、「ボールを取ったら大きく前に蹴って選手を走らせるサッカー」
繋ぐサッカーとは、近年世界的に注目されているバルセロナに代表されるような、「ショートパスでボールをつないで攻撃を形成するサッカー」
一昔前までは、日本中のチームが蹴るサッカーをやっていたが、最近は日本中の大多数のチームが繋ぐサッカーをやろうとしている。
・なぜ昔は蹴るサッカーが主体だったのか?
サッカーは球体を足で扱うスポーツ。だから当然ミスすることが前提となり、そのミスをいかに減らすかというのがサッカーをするうえで基本的な考え方。
そのミスを減らすのに必要なのが基本技術。
まだ日本でサッカーがメジャーでなかった頃は、選手の基本技術も今とは比べ物にならないくらい低かった。
基本技術が低ければ中盤で繋ごうとしてもすぐにミスをしてしまうので、中盤を省略して前線にボールを放り込む戦略を選択するのが自然な流れ。
蹴るサッカーは、基本技術の低い中で効率的に相手ゴール前まで攻め込む戦略だった。
・今年の選手権は繋ぐチームが多かった。
近年では、小中学生から基礎技術の指導がしっかり行われている事で、全国的に基礎技術の高い選手が爆発的に多くなり繋ぐサッカーをやろうとするチームが増えた。
今回の選手権でも細かくパスをつなぐチームが非常に多かった。フットサルのようなサッカーをする帝京長岡や、GKまで繋ぎに参加する日本航空など、繋ぐことに強いこだわりを持ったチームもあった。
繋ぐチームが多かったが選手権を制したのは鵬翔。ベスト4まで勝ち上がったチームを見ても星稜以外は皆守備組織に比重を置いていたチームが勝ち上がっていた。
高校サッカーは、高校生がプロのマネをして、でも技術が足りずミスをして、そのミスから得点が生まれる。これが高校サッカーの常。
今回の選手権は、しっかり守るチームが繋ぐチームのミスを待ち伏せしていた大会と言っても良いかもしれない。
・なぜ蹴るサッカーは嫌われるのか?
近年では繋ぐサッカーが正しくて、蹴るサッカーは間違いという風潮がある。
世界的人気クラブであるバルセロナの影響もあるだろう。(正確にはマスコミの影響と言った方が正しいか?)
しかし一番の理由はやはり、蹴るサッカーは「技術を放棄している」と捉えられる傾向があるからだろう。
技術を放棄して蹴って走るだけの不細工なサッカーとして、嫌われるようになった。
・日本サッカーの「井の中の蛙化」
次回のブラジルW杯の出場権もほぼ手中におさめ、日本サッカー全盛期と言っても良い時代を迎えている今の日本サッカー界。
だが、次の次2022年カタールW杯のアジア予選、日本はかなり苦戦することになると予想している。(もしかしたら2018年ロシアW杯予選から苦戦するかも)
U-19代表の3大会連続アジア予選敗退と、中東の若年世代のレベルが急激に上がっている事がその理由。
日本のU-19代表がアジア予選で勝てなかった大きな理由の1つが、相手のパワープレー(蹴るサッカー)を跳ね返せなかったというところにある。
「日本はパワープレーに弱い」これがユース世代でのアジア各国の日本対策の常識。
なぜ日本はパワープレーに弱いのか?
長身DFが少ないからというのが1つの理由に挙げられるが、本当の理由は日本でパワープレーをするチームが存在しないから。
相手がパワープレーをやってくることはわかっていても、普段日本でパワープレーを受けた経験が無ければ対応力も低くて当たり前。
日本中どこに行っても繋ぐサッカーをするチームとしか対戦できない状況が、日本がアジアで勝てなくなった原因の一つと言って間違いない。
日本の子供たちは繋ぐサッカーしか知らない、井の中の蛙になっている。
最近では、「別に技術を活かした蹴るサッカーがあっても良いじゃないか」と思う。
繋ぐサッカーとは、近年世界的に注目されているバルセロナに代表されるような、「ショートパスでボールをつないで攻撃を形成するサッカー」
一昔前までは、日本中のチームが蹴るサッカーをやっていたが、最近は日本中の大多数のチームが繋ぐサッカーをやろうとしている。
・なぜ昔は蹴るサッカーが主体だったのか?
サッカーは球体を足で扱うスポーツ。だから当然ミスすることが前提となり、そのミスをいかに減らすかというのがサッカーをするうえで基本的な考え方。
そのミスを減らすのに必要なのが基本技術。
まだ日本でサッカーがメジャーでなかった頃は、選手の基本技術も今とは比べ物にならないくらい低かった。
基本技術が低ければ中盤で繋ごうとしてもすぐにミスをしてしまうので、中盤を省略して前線にボールを放り込む戦略を選択するのが自然な流れ。
蹴るサッカーは、基本技術の低い中で効率的に相手ゴール前まで攻め込む戦略だった。
・今年の選手権は繋ぐチームが多かった。
近年では、小中学生から基礎技術の指導がしっかり行われている事で、全国的に基礎技術の高い選手が爆発的に多くなり繋ぐサッカーをやろうとするチームが増えた。
今回の選手権でも細かくパスをつなぐチームが非常に多かった。フットサルのようなサッカーをする帝京長岡や、GKまで繋ぎに参加する日本航空など、繋ぐことに強いこだわりを持ったチームもあった。
繋ぐチームが多かったが選手権を制したのは鵬翔。ベスト4まで勝ち上がったチームを見ても星稜以外は皆守備組織に比重を置いていたチームが勝ち上がっていた。
高校サッカーは、高校生がプロのマネをして、でも技術が足りずミスをして、そのミスから得点が生まれる。これが高校サッカーの常。
今回の選手権は、しっかり守るチームが繋ぐチームのミスを待ち伏せしていた大会と言っても良いかもしれない。
・なぜ蹴るサッカーは嫌われるのか?
近年では繋ぐサッカーが正しくて、蹴るサッカーは間違いという風潮がある。
世界的人気クラブであるバルセロナの影響もあるだろう。(正確にはマスコミの影響と言った方が正しいか?)
しかし一番の理由はやはり、蹴るサッカーは「技術を放棄している」と捉えられる傾向があるからだろう。
技術を放棄して蹴って走るだけの不細工なサッカーとして、嫌われるようになった。
・日本サッカーの「井の中の蛙化」
次回のブラジルW杯の出場権もほぼ手中におさめ、日本サッカー全盛期と言っても良い時代を迎えている今の日本サッカー界。
だが、次の次2022年カタールW杯のアジア予選、日本はかなり苦戦することになると予想している。(もしかしたら2018年ロシアW杯予選から苦戦するかも)
U-19代表の3大会連続アジア予選敗退と、中東の若年世代のレベルが急激に上がっている事がその理由。
日本のU-19代表がアジア予選で勝てなかった大きな理由の1つが、相手のパワープレー(蹴るサッカー)を跳ね返せなかったというところにある。
「日本はパワープレーに弱い」これがユース世代でのアジア各国の日本対策の常識。
なぜ日本はパワープレーに弱いのか?
長身DFが少ないからというのが1つの理由に挙げられるが、本当の理由は日本でパワープレーをするチームが存在しないから。
相手がパワープレーをやってくることはわかっていても、普段日本でパワープレーを受けた経験が無ければ対応力も低くて当たり前。
日本中どこに行っても繋ぐサッカーをするチームとしか対戦できない状況が、日本がアジアで勝てなくなった原因の一つと言って間違いない。
日本の子供たちは繋ぐサッカーしか知らない、井の中の蛙になっている。
最近では、「別に技術を活かした蹴るサッカーがあっても良いじゃないか」と思う。
これまであまりスパイクの影響は考えていませんでした。
確かにスパイクにこだわりのある選手にとっては、使い慣れたスパイクと違うと違和感はあるかもしれません。
adidasもU-19選手にそこまで規制する必要はないと思います。