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ハリル監督リオ五輪総括を深読み

2016年08月14日 22時15分00秒 | オリンピック代表
スポニチ記事より

ハリル監督五輪敗退を総括 敗因は「かなり奥深いところにある」

名古屋―浦和を視察した日本代表のハリルホジッチ監督が、1次リーグ敗退に終わったリオ五輪を総括した。
 「3試合目のようなプレーをすれば、このチームはもっと上に行けた」と勝利したスウェーデン戦を評価しながらも、敗退の要因については「かなり奥深いところにある。若手の世代もJのクラブも、アジア杯、W杯、ACLもそう」と指摘。その上で「かなりいい大会にした人間もいる。何人かは(A代表の)候補に入ってほしい」と話した。


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以下、勝手な深読み

A代表監督総括の中で気になるところはやはり「かなり奥深いところにある。若手の世代もJのクラブも、アジア杯、W杯、ACLもそう」という部分。

要するに選手の能力的な問題ではなく、代表とクラブの政治的な問題という事。
・選手個々の能力については十分世界で戦える部分はあった。
・1クラブ3人までの選出という制約ながら、実際は2人で代表がクラブに配慮せざるを得ない実情。
・OAを誰にするか決められるのは大会直前。OAをチームに融合させる時間は事実上なかった。
・この世代の一番のストロングポイントはCB(植田・岩波・奈良)の部分だったが、負傷者続出でCBにOAを起用せざるを得なかった。
・久保が直前に召集できなくなった。海外クラブがオリンピックチームへの招集に難色を示すのは珍しい事ではなく世界的に見ればスタンダードな事。五輪サッカーは世界的に見たら若手選手の就職活動であり、既に海外の主力選手として活躍している選手は出る必要は無いというのが一般常識。前回大会の香川もそうだったが、日本もそういう部分の考え方をハッキリ線引きした方が良い頃合いかもしれない。

「何が何でもメダル獲得」なのか「若い選手のステップアップ」なのか。
今大会はOAに藤春や塩谷を起用し、戦術面でも最終予選の守備的な戦い方ではなくボールをつなぐ日本が目指す形で戦っていたように、若手のステップアップとして五輪を戦っていたのは明らか。
そんな中で、「育てながら1試合でも多く経験させるための大会だったが、日本サッカー協会の後押しが不十分だった。そしてそれは五輪代表だけでなく他の多くのカテゴリーにも言える事」というのがA代表監督の総括。

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