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新人戦まとめ

2018年02月21日 21時50分04秒 | 高校サッカー・クラブユース
高校生年代では様々な大会があるけれど、新人戦はかなり見ていて面白い大会。
その理由は、各チームまだまだチームの形が固まっていない状態での大会なので、それぞれのチームが様々な可能性を試す大会で、多くの選手を見ることが出来るし、チームの取り組みも様々な可能性を試す大会でもあり、各チームの伸びシロを見ることが出来る大会でもある。
今大会も様々なチームの多くの可能性を見ることが出来た。

桜が丘
チームの立ち上げが遅く、苦しい戦いが続いた大会となった。さらにチームの中心的存在の築地が怪我で長期離脱となりチーム作りにも影響が出た様子。それでも川口や安居院が安定した守備を見せ、松永と小長谷の1年生コンビが攻撃で存在感を示していた。

藤枝東
田村、山本といった昨年からの中心選手が怪我で出遅れチーム作りも遅れていた印象だったが、代わりに出場していた1年生(栗山、木村、柳谷、前原、濱井など)が怪我人の穴をしっかり埋めて新人戦を勝ち進んでいた。準決勝の橘戦は復帰した田村、山本がスタメン出場したが、連携面の調整が足りずチームとして機能せず準決勝敗退となった。ベスト4に終わったが昨年からのレギュラーが多く残り足元に技術のある選手が多くチームとしてのポテンシャルは高い。

常葉橘
前線に強力な攻撃陣を軸に攻撃的なサッカーを展開して準優勝という結果を残した。水野、小野田、中村祐の強力攻撃陣が際立っていたが、左利きで中盤から良いパスだしを見せていた高橋馨、攻守に安定感を見せたSBの鈴木、左利きのCBでニョロッと足の出る守備を見せた松浦なども良い活躍をしていた。今後控え選手の活躍によるチームの底上げがあればタイトルが現実的になってくる。

清水東
清水JY出身者が多く1年生の頃から主力で出場していた出口、坂本、古島など期待の世代が3年生になる清水東にとっては勝負の年代。清水JY出身選手が多いチームらしく、中盤からパスをつなぐスタイル。過去の清水東のイメージでは「ボランチは守備的で、2列目の選手が攻撃を組み立てFWがシュートを決める」という感じだったが、今年は「ボランチが組立て、2列目がサイド突破を仕掛け、FWが決める」というイメージ。よりポゼッションスタイルになった印象を受けた。県大会では元々ボランチの坂本をCBで起用してよりポゼッションスタイルの傾向を強くしていた。

開誠館
1月の裏選手権で優勝しておりチームがもつポテンシャルは現時点で県下№1と言って過言ではない。開誠館の現時点で最も良いところは、チームの形が定まっていないこと。それはつまりチームとしての伸びしろが大きい事を意味している。FWの人選や中盤の構成についてはまだまだこれから変わってきそう。固まっているのはCBの山田と左SBの前田、2列目の市川と弓場くらい。まだまだこれからのチーム。

浜名
1回戦で静清との接戦を制してベスト8進出。田住を中心としたDFラインがしっかり守り、岩崎、村松が中盤底からボールを配給して、2列目の大村、中村が仕掛けて1トップの鴨川がスピードに乗った抜け出しでゴールを仕留めるという感じ。そしてトップ下の山崎がチームを指揮するという感じ。1年生の村松と大村が今後より成長すれば面白い攻撃が見られそう。

富士市立
県大会2回戦で桜が丘を破った富士市立。足元の技術を活かしたサッカーにこだわったチームは年々その質を高めており、2回戦では桜が丘相手に内容で上まっての勝利を見せた。3トップは松澤、和泉、平下といった足元の技術があり個々で仕掛けられる選手が揃った。また桜が丘戦はベンチスタートだったが勝亦や進藤といった1年生コンビも高い将来性を示した。

静清
1回戦で浜名相手に内容で上まりながらも延長戦に何度もあった決定機を決めきれず悔しいPK負けとなったが、高い攻撃力を見せた。攻撃力だけでなく、チームで連動したプレスで高い位置でボールを奪うスタイルは、明誠を指揮していた田村監督らしい戦い方。ダブルボランチの林と神谷がプレスをコントロールしながら、FW佐々木の前線からの積極プレス、MF秋山のドリブルからの仕掛け、SB鈴木のスピードに乗ったドリブル突破などはかなり見ごたえがあった。

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