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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

U-16日本代表 来年のU-17W杯出場権を獲得

2016年09月26日 23時03分20秒 | ユース代表
グループリーグを圧勝して決勝トーナメント進出を決めたU-16日本代表。
アジアの世界大会出場切符は4つ。つまり準々決勝に勝って準決勝に進出すれば来年のU-17W杯出場権を獲得という大一番。
この大一番の準決勝で日本はUAE相手に1-0で勝利。見事来年のU-17W杯出場権を獲得した。

今大会のここまでの成績は以下のとおり
9.16 日本7-0 ベトナム
【得点者】久保2、福岡2、宮代、監物、山田

9.19 日本8-0 キルギス
【得点者】棚橋3、久保2、中村2、鈴木

9.22 日本6-0 オーストラリア
【得点者】上月2、宮代、瀬畠、松本、棚橋

9.25 (準々決勝) 日本1-0 UAE
【得点者】瀬古

9.29 準決勝
10.2   決勝

FC東京Yの久保を筆頭に各ポディションに個性豊かな選手が多く、非常に前評判の良かったU-16日本代表。
実際にBS1での録画放送を観戦してみても、各選手非常に個々の能力が高いことが良くわかった。
今年の高校1年生は全国的に非常にレベルが高いと感じていたが、それを象徴するようなアジア予選の戦いぶりだったと思う。
ここ最近は、全国的に低レベルな年が続いていただけに、今年の高校1年生世代の将来有望さは非常に心強い。ただ残念なのは、今年の高校1年生は東京五輪で一番年下の学年だという事。(久保は東京五輪の次の五輪の一番年上の世代になるが、その時には所属チームが五輪への出場を認めてくれないでしょう…)

グループリーグを21得点0失点と圧倒した日本だったが、準々決勝のUAE戦は1-0と苦戦。内容は日本が圧倒したが決めるべきところで決めきれず、苦しい試合展開となってしまった試合だった。
世界大会出場権をかけた大一番。ちょっとくらいの力の差は関係なくタフなゲームとなりやすい試合だったが、それにハマってしまった試合。我慢比べの試合展開を覚悟できていなかった若い選手たちからは「早く楽になりたい」という意識がTV画面からも良く伝わってきていた試合内容。シュートを焦ってしまったり、パスが雑になったり、グループリーグで見せていたような余裕があまり感じられない準々決勝だった。ただ、楽な展開で世界大会出場権を得るよりも、大一番での苦しい試合展開を90分間経験できたことが、今後の大きな財産となったと思えば良い試合内容だった。
1-0と結果的には辛勝だが、内容は圧倒。特に相手に決定機を一度も作らせなかった事は評価できると思う。
最後に選手以外にも評価しておきたいのは森山監督。難しい試合展開でもキッチリ交代枠3つを使い切り、その交代も意図あるものだった。広島Y時代から良く知った監督さんではあるが、改めて度胸と戦術眼があるなと感心した。

準決勝、決勝はCS放送のテレ朝CH2で生放送。BS1で録画放送される。