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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

アジアカップを終えて

2015年01月26日 21時58分18秒 | A代表
準々決勝敗退に終わった日本代表について個人的な感想。


感想を一言で言うと、
「これでようやく大手を振って世代交代できる」
という感じ。

アギーレ監督になって、最初の2か月間は積極的にJリーグの若手選手を召集し新戦力のテストを行っていたが、試合で全く結果が出ず周囲から「大丈夫か?」という声が聞かれ始めるようになった状態で迎えたアジアカップ。
私個人としては、結果よりも若手の底上げのために戦ってほしかったが、結果的にはW杯メンバーをメインに組んで、過去の遺産をフル活用して勝にいった大会となってしまった。
結局、それほど世代交代は進まず準々決勝敗退。中途半端な大会に終わってしまった状態。

ただ、ポジティブにこの結果を捉えるとすれば、これでようやく世論が「やっぱり世代交代しなければいけない」となったことが今大会最大の収穫だった。
今やサッカーは日本で1,2を争う人気競技。日本代表の試合は、練習試合といえども、その結果次第で何億円という金が動くビッグビジネスだ。
4年後のW杯の事を考えたら「今は結果を求める時ではない」と言うのは正論だけれども、勝敗次第で大きく得をする人もいれば損をする人もいる。おそらくそのトレーニングマッチ1つで動くお金の金額は、アギーレ監督が過去に指揮をしていたメキシコ代表の試合より相当大きいと思う。
アギーレ監督は、最初の2か月間はそこに関しては、全く無関心に采配を振るっていたが、徐々に周囲からの圧力を受けて(特にブラジル戦の影響が決定的に大きかったと思う)、結局アジアカップは勝ちに行かざるを得なくなった状態だったと思っている。

今回のアジアカップの結果を受けて、国内でも「若い選手を」という声が大きくなることは間違いなく、アギーレ監督としてはようやくこれで仕事をしやすい状態になった。
若手選手のテストは就任2か月間で一通り終わった状態で、世論に振り回されたアジアカップも終わった。これからが、アギーレジャパンの本格的始動と言えると思う。

八百長疑惑での更迭が無ければ…