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藤枝MYFCを中心としたサッカー観戦記やサッカーに関する個人的な意見の書き込みが中心です。

選手権予選2012 準決勝

2012年11月17日 17時19分55秒 | 高校サッカー・クラブユース
エコパにて選手権予選準決勝を観戦

明誠 2ー1 藤枝東

得点
前半18分 (藤)ショートCKから6北嶋のクロスを12田口が決める
前半21分 (明)10小林のFKを3濱が頭で合わせる
後半20分 (明)7嘉茂のスルーパスを8高須が決める


明誠スタメン
      1町
2山崎 4大坪 3濱  5川島
    14金子 18鈴木
 6熊谷  7嘉茂  10小林
      8高須
交代
後半45分 嘉茂→17斉藤


藤枝東スタメン
      1大泉
13大村 16原口 5西川 20熱川
    6北嶋 7白井
 14櫻井  10渡辺  22小谷
      12田口
交代
後半0分 櫻井→4新村
後半から以下のとおりフォーメーションチェンジ
   1
13 16 5 20
   10
  6 7
 4 12 22
後半22分 北嶋→23藤原
後半29分 小谷→8宮永
後半33分 白井→25大場


感想
共に前半は慎重に守備重視で戦い、後半に藤枝東がガードを下げて叩き合いの試合をしたことで、後半は自力の差がそのまま出たという試合になった。
今日の試合は、藤枝東がフォーメーションを少し変更してきた。これまでの1ボランチシステムからダブルボランチに変更し中盤を厚くした。中盤でのせめぎ合いに勝利してボールポゼッションを高めることが目的だったと思われる。
試合前、明誠が中盤を支配するかと思っていたが、藤枝東が中盤を厚くした効果があったか、前半はほぼ五分五分の展開。
後半になると藤枝東はこれまでの1ボランチシステムに戻したが、その後半は明誠ペース。後半に明誠が勝ち越し点を奪いそのまま明誠が勝利した。
良くも悪くも吉野監督らしい采配が目立った。前半は慎重に入ったが「やはり自分たちのサッカーを目指す」と言わんばかりの采配だったが、結局最後までピッチ上に監督が思い描いたサッカーを表現する事は出来なかった。それはSBのオーバーラップからのクロスの本数が藤枝東より明誠の方が多かった事が物語っている。
藤枝東の理想のサッカーが見られるようになるには、まだまだ時間が必要だと思うが、それは来年再来年の楽しみにしたいと思う。
明誠は、夏場にチームを大改造したが、それ以降順調にチームを仕上げてきている。


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開誠館 0ー0(PK4ー5)橘



開誠館スタメン
      1三輪
6早坂 4中西 3高橋 11成田
    10黒柳 5石田
 8吉田       7土居
    9雪島 14松原
交代
後半35分 松原→22石川(石川がDH、黒柳がトップ下、雪島の1トップ)
延長後半4分 黒柳→17三木



橘スタメン
      1北郷
8森下 5石川 4登崎 13筒井
  6久保山7石井 14池田
 10島田        12鈴木
      20山本
交代
延長前半0分 鈴木→11前田
延長前半9分 山本→18石塚(石塚が右サイド、島田がFW)
延長後半8分 久保山→22後藤



感想
橘が守りきって決勝戦進出を決めた。
前半は橘ペース。4バック3ボランチでしっかりとブロックを作り開誠館に攻め手を与えなかった。開誠館は前半橘のブロックを崩すことが出来ず、中盤が間延びして橘のカウンターを受ける展開。開誠館は橘の守備に前半は何も出来なかった。
後半は開誠館が攻め込む時間帯が増えたが、それでも橘守備陣を崩したシーンはわずか数えるほど、結局最後まで開誠館が橘ゴールを割ることは出来なかった。
開誠館は、中盤で動き回りボールサイドに顔を出して中盤でのボール回しを活性化するような選手がいなかった。前線とDFラインの間がどんどん間延びして攻撃が淡泊になっていた。後半35分に選手交代でフォーメーションを変えて対応策を講じていたが、それも後半35分ではベンチが動くのが遅すぎた。
橘は今日の試合も無失点。ここまで1点も許しておらず鉄壁の守備が目立っている。シンプルでやることがチーム内で統一されていることも良い影響を与えていると思う。トーナメントを勝ち上がるには最も確率の高い、固い戦い方の戦術だと思う。