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まったり まぎぃ

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『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』18話まで

2016-12-09 10:10:15 | 韓国ドラマのエトセトラ
麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ)
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レビュー一覧は、こちらから。

スじゃないけど、胸が苦しくなる展開が続きます。

 

ヨンファは、スに直接言いました、自分が皇后になる・・・と。

スは安易に考えていたところがあるようです。現代娘にとって、結婚は本人同士の意志が大切で、周辺の事情は後回しというのが通常かもしれません。

でも、この時代、特に皇位継承者にとって婚姻は政治的な意味合いが強かったのです。

特にソの場合、後ろ盾となる勢力は皆無に等しいわけです。実母のユ氏自身が受け入れていませんからね。

ワン・ゴンが何人もの妻を迎えたのは、後ろに控える豪族を自分の勢力として抱え込もうとしたからでした。

スの一族、へ氏がこの時点でどーなのかは定かじゃありませんが、まぁ、他に対抗できるほどの勢力では無いようですね。

それを指摘され、スは何も言えなくなりました。

ソが、この事に関して自分に何も話していないことも、自分に力が無い理由だと思えました。

 

そして、ヨンファは決定的な理由を挙げました。

皇帝の妻になるには、身体に傷があってはならない・・・ということ。

ワン・ゴンの妻を拒否した時、自分でつけた傷がありますわな、スには。

その傷が今になって自分の想いの邪魔をするとは、スも思ってもみなかったでしょう。

 

そう言う意味で、ヨンファは最高の皇后候補と言えます。

 

ソもまた、同じ事をウクから突きつけられていました。

それでも自分はスと婚姻する・・・と言うソ。

「方法は二つ。皇位を諦めるか、スを諦めるか。」

と、ウクは冷たく言いました。

でも、ソは言いました。

「自分は顔に傷があっても皇帝になった男だ。身体の傷くらいで、スを捨てたりはしない。二つとも諦めない。」

 

周囲は皆、ヨンファとの婚姻を勧めました。

ソは、そう言われれば言われるほど、頑なにスとの婚姻を望みました。

 

スは、ソから何か話してくれるのを待つつもりでした。

そんな時、ジモンが声をかけました。

いかに皇子たちをいつくしんできたかを語りました。スにもそれは充分分かっています。

「だからこそ言います。陛下との婚姻を諦めてください。陛下は我を張りますので、お嬢様から・・・。」

「嫌です。」

と、スは言いました。

自分だってどんなに耐えて待って来たか・・・。幸せになれると信じたからです・・・と。

「皇宮は血のにおいに満ちています。陛下もどうなるか分かりません。お嬢様の所為で誰かが死んでも、自分を責めない自信が?新たな悲劇を防ぐには強い皇権が必要です。お嬢様は陛下を癒せても力になれません。」

スは胸が苦しくなりました。ジモンだってそんな事言いたくないのは分かります。

でも、今、言えるのはジモンだけなのかもしれません。

 

スは決心しました。皇后にはヨンファを・・・と。

自分は婚姻をしなくても、傍に居続けようと。

夜祭りにソを誘ったス。二人はひそかに皇宮を抜け出しました。

 

石積みをした場所に行きました。

そこで、ソはスにプロポーズしました。

婚姻しよう、一緒に暮らそう・・・と。

スは、嬉しそうに微笑みましたが、涙が・・・。

「できません。」

自分は慰めることしかできないので・・・と。

ソは誰かがスに余計な事を吹きこんだと思いました。

だから納得できません。

でもね、スは言ったのです。婚姻は出来ないけど、ずっと傍にいます・・・と。

皇后や夫人になったら、規則に縛られて自由に会えなくなるし、自分には似合わないと知ってるでしょ?

「私は大丈夫です。本当に大丈夫。」

微笑みながら、スは言いました。

「お前と婚姻できなくても、手放さない。お前は俺の女だから。どこにも行けない。絶対に許さん。」

そう言ってかたくスを抱きしめました。

「俺の皇后はお前だけだ。」

まーっこれこそ、韓国ドラマのラブストーリーって思える台詞ですな

 

ソは、ヨンファと婚姻しました。ヨンファが皇后となったのです。

これによって政権は一応の安定を見ました。

スは、一人自室で婚姻の衣装を着てみました。ああは言ったものの、やはり切ないですよね。

 

スを、慰めたのはジョンでした。

一緒に遠くに行こう・・・と言いました。本気だったでしょうね、彼とすると。

でも、スにとってジョンは弟の様な大切な友人なんです。

「望むと言うだけで良い。連れて出る。望むと言うだけで・・・。」

と、ジョン。眼差しは真剣でした。

 

ソはヨンファと夜を過ごしませんでした。

不満な表情を浮かべたヨンファに言いました。

「お前は皇后としての務めに励め。二度と出過ぎた事はするな。」

冷たい目でした。

心を諦め、皇后の地位を手に入れたヨンファですが、やっぱり悲しいよね。

 

ソはウクや集まった大臣たちを前に、鷹揚な姿勢を見せました。

そして、さら~っと言いましたよ。ジョンを謀反に準じた罪で帰郷刑に処す・・・と。

社会的自由と特権をはく奪し、一族の始祖誕生の地に送る刑罰だそうで。今後、都に来る事は許されないんだそうです。

もし来たら、死刑に処せられるとか。

皆、断固たるソの姿勢に驚き、緊張しました。

 

ショックを受けたのはユ氏。

ヨが居なくなった今、頼りはジョンだけでしたからね。

倒れてしまいまして、そのまま危篤状態に。そうなっても、ジョンだけを呼び続けていました。

 

スは、ソの処分に驚き、抗議しようと思いましたが、ぺクアとウヒに止められました。

でも、ユ氏がこうなった以上、知らせないわけにはいかないと、独断でジョンに連絡したのです。

ジョンは、都に入ってはいけないと充分分かっていましたが、母が危篤と聞いたら、じっとしてはいられなくて、駆け付けて来ました。でも、皇宮には入れません。

 

ソは、スが勝手に連絡したと知ると、激怒しました。自分一人で母の看病をすると女官たちも遠ざけていましたからね。

いくらスでも、これは許せなかったのです。自分の思いを一番理解してくれている筈のスが、ジョンを呼ぶなんて・・・です。

これまでソは、ユ氏から一度も息子として愛されて来ませんでした。

ユ氏の為に寺にこもる賊を皆殺しにした時だって、褒められるどころか、獣のように扱われたわけです。

その時、ソは言いました。

「今日を覚えておいてください。母上は私を捨てましたが、私は去りません。これからは私だけを見つめさせます。」

それが今なのです。

 

でも、ユ氏は、ソからの食べ物、薬を一切受け付けませんでした。

この期に及んでも、まだソを拒絶しているのです。

「大きな美しい寺を建てます。母上に似た。そして、如何に母上が私を大切にし、私がどれほど母上を慕ったかという話を広めます。私が母上の唯一無二の息子になります。」

これが、母上に捨てられた私の復讐です・・・。

涙を流しながら、ソはユ氏に言いました。

ユ氏は、ショックを受け、怒りの表情を見せました。手を伸ばし、ソの顔の傷にふれました。

そして、そのまま息を引き取ったのです。

壮絶な母子の関係が終わりました。

 

でもね、ソは号泣しました。

求めても求めても、結局、得られなかった母の愛情。

憎んでもあまりある存在だったかもしれません。でも、やはりソは最後まで求めていたのです。

 

ユ氏が亡くなって、やっとジョンは会う事を許されました。

ジョンのソへの憎しみは募るばかりです。

 

ソは、ワン・ムへの水銀投与の一件を調べ始めました。

そして、ウォンを尋問しました。

ウクが背後にいると、ウォンは渋々白状したのです。水銀の一件は、ワン・ヨとウクが共謀したもので、自分は指示に従っただけだと。

 

そしてある日、チェリョンが筵に巻かれて杖で打たれる刑罰を受け、死んでしまうと言う事件が起りました。

妹と思い、これまで長い時間思い出を共有して来たし、慰めてくれ、癒してくれたチェリョンの死に、スはショックを受けました。

倒れてしまったスを、ソが見舞いました。

ソに対して、憎しみの目を向けるス。

ソは、水銀事件の事等、チェリョンが関わっていた事実を全て話して聞かせました。

それだけじゃなく、自分とスの婚姻を邪魔したのも、ウンが逃げようとしたあの秘密の通路にしても、知っていたのはチェリョンで、彼女の協力によってウクたちは計画を立てていたと言うソ。

スの身辺に居ようとしたのも、スパイの役目をしていたからだと。

スは、信じきっていたチェリョンの自分の知らない別の顔を知らされ、いっそうショックを受けました。

 

それでも、死に値する刑罰は納得できないのです。

「あの子には、に生まれた罪しかありません。」

 

ふとスは見つけました。机の上に、血で書かれたチェリョンの手紙を。

全てを白状したモノでした。

それより何より、自分は文字が読めないし書けないと言い張っていたチェリョンが、実は文字が書けたわけですよ。そんな事すら、嘘だった・・・とスは思いました。

いったいどこまでが真実でどこからが嘘だったのか。全て嘘だったのか?・・・と。

この世界に来て、一番近くに居てくれた人でしたからね。

チェリョンは、やはりウォンへの想いのために生きて来たのでした。

 

ソが自室に戻ると、仮面を被ったヨンファがいました。

なのに、ソはスだと思いこんで抱きしめようとしたんですね。

でも、寸前で違うと気付き、放しました。

「陛下は皇位を守り、私は跡継ぎを育てる。私と陛下の息子を皇帝にしなくてはなりません。」

その言葉を聞いて、ソはふっと笑いました。

「ならば、ウクと家を捨てられるか?」

兄と家、全てを捨てて俺の皇后になるのなら、お前との息子を正胤にしてやろう・・・とソは言いました。

さぁ、ヨンファはどう決断を下すのでしょう。

 

スはチェリョンの事が頭から離れませんでした。心配したぺクアが来ました。

ソがとても心配していると伝えに来たのです。

スも分かっています。でも、どうすれば良いのか、納得できないのです。

 

スはぺクアにソからもらった簪を差し出しました。

「ジョン様にこれを。そして私の言葉も。“望む”と。“へ・スが切実に望む”・・・と。」

ここから連れ出してくれと言う意味ですね。

どーするのよ、どーなるのよ、へ・スとソは。

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