麗~花萌ゆる8人の皇子たち~(月の恋人 - 歩歩驚心:麗) OST (SBS TVドラマ) | |
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泣いたわぁ・・・ホント、泣いた
ソの言葉が嬉しくて、ムはソの養家行きを思いとどまってほしいとワン・ゴンに言いました。
皆が和やかな雰囲気の中、ユ氏は息をひそめて成り行きを見守り、ヨンファは思わぬ展開に動揺して立ちあがってしまいました。
ワン・ゴンが、ヨンファを見て、何か話でも?・・・と声をかけました。
そしたら、一瞬でヨンファは形勢逆転を狙う方法を思いついたのです。自らも毒を飲むということです。疑われないために・・・。
でも、ちゃんと飲むフリをするだけで、全部服の中にこぼしてましたよ。で、直後に倒れて見せたのです。
ユ氏は、それを見て、身を守るためには何でもするな・・・と呆れた様な表情です。ヨンファが死ぬとは思いませんから。
ユ氏は、そこで自分の身を守る行動に出ました。
「毒だ」
と、指摘したのですよ。
だとしたら、ソは?・・・となりますわな。
ぺクアが、すぐにソの後を追いました。見つけた時、既にソは血を吐いて倒れていました。
スが抱き抱えて助けを呼んでるところだったのです。
ソは宴の席から出ると、スの後を追いました。
とにかく、スをここから逃がそうと思ったのでしょう。
あと少しで追い付くと言う時、ソの力は残っていませんでした。一気に大量に血を吐き、倒れたのです。
スは、後方に何か異変を感じ、振り向いたら、ソが・・・。
何が起ったのか、全く分かりません。
ただ、またもソが危険な状態だと言う事だけが分かったのです。
スは、毒の入ったお茶を運んだということで、その場で捕まりました。
そして、スの持ち物を調べると、中から高価なネックレスと毒の小瓶が発見され、これでスが実行犯だと断定されてしまいました。
ユ氏と手を組んだ重臣は、そのネックレスがムからのプレゼントだと言う事を利用し、これはムが自分の正胤の座を狙うソを殺そうと企んだモノだと訴えました。
ムがいくらスの無実を訴えても、スにプレゼントした理由を明かせない以上、証拠がありません。ムのアトピーは、秘密にしておかなくてはならない事だからです。
ムは、スを助けたいと、ワン・ゴンに訴えました。
そして、自分が正胤の地位にいることが、この混乱を招いているのなら、座を降りたいと言ったのです。
無実の人間を死に追いやるなんて事をしたくない・・・と。
でもね、ワン・ゴンは許しませんでした。
ワン・ゴンにとっては、ムは息子であり共に戦って来た同志なんです。他の皇子たちとは別格なんです。自分が持っているモノ、全てをムに渡したいのです。
だから、ムを正胤の座から降ろすなんてこと、彼にとっては論外なんです。この父の愛情も人間臭くて良いです。
ウクは、スの逮捕直後に牢に来ました。
ソは命を取り留めたと報告。そして、スの命の方が危ないと告げたのです。
無実の証拠が無いからです。拷問を受けるだろう・・・とウクは言いました。
でも、自分が何としても助けるから、耐えてくれ・・・と。
ソはまだふらつく身体で、スの牢に向かいました。
ソは、パク将軍から、毒についても学んでいて、耐性を養っていたおかげで、助かったのです。
ウクがその前に立ちはだかりました。スを救う方法が無い・・・と言いました。
ソは、ウクに言いました、ユ氏だ・・・と。
「母親のために毒を飲んだのか?」
と、ウクが問いました。
首を横に振ってソは言いました、スと正胤のためだ・・・と。
そして、事前に知っていたと言うには、準備が完璧だった・・・と言い、ウクがユ氏の罪を暴けと言ったのです。
スは、黒幕を吐くよう拷問を受けますが、それは無理というもの。彼女自身、濡れ衣なんですから。
血だらけになって牢に横たわるス。
そこにソが・・・。
ソが、自分を守るために毒を飲んだと、スは察していました。
でも、ソはそれを否定しました。女の為に毒を飲むような情けない男じゃ無い・・・と。
スはその言葉も嘘だと察したようです。
「そんな勝手な事をしたら、私の気持ちが変わると思うのですか?」
スの心が揺れたのは間違いありません。
「逃げないでくれ。」
と、ソは言いました。
どうしようもない方ですね・・・とスは言いました。
「医員の言う事を聞いて治療を受けてください。こんなふうに歩き回らず。もうここには来なくていいです。」
自分の方がもっと辛そうなのに、いつものように小言を言うスを、愛しげに切なげに見つめるソでした。
ウクは、怪しげな振る舞いをする女官の後をつけました。
その女官が、何者かからお金を受け取る場面を目撃し、とうとう真犯人を見つけた・・・と思ったのに。
なんとそれはヨンファだった・・・。
呆然とするウク。てっきりユ氏だと思ってましたからね。
ヨンファが犯人だと明かしたら、自分の家族・・・自分も含めて母もヨンファも逆賊となり、ヨンファは死刑、母も流刑になるのは目に見えてます。
「何故だ」
と、叫ぶウク。
ヨンファは、スのために皇位まで捨てようとする兄が許せなかったのです。この方法を取れば、兄は絶対に戻ってくると確信していたのです。
家族を捨てるか、スを捨てるか・・・。
ヨンファは追い打ちをかけるように言いました。口では皇位に興味は無いと言いながらも、心の奥底では、その座を望んでいるに違いない・・・と。
それを否定できないウク。
次の瞬間、ウクは逃げようとした女官を持っていた櫛を投げて殺しました。
これでもう、ウクはヨンファの罠に落ちてしまいました。
もう、ウクもヨンファもお互いに借りをつくってしまったことになるのです。
呆然として立ち去るウク。
ヨンファは自分の策がうまく行ったと満足げでした
このままではスは処刑されてしまいます。
ジョンはウクに、一緒にワン・ゴンに許してもらうよう、頼もうと声をかけるのですが、ウクは動きません。
ソは、一人で直訴に及びました。
誰が見ても、濡れ衣は明らかで、誰もがその犯人はユ氏だと思ってるのに・・・ワン・ゴンもそう思っているのに、スを見殺しにするなんて・・・と。
でも、ワン・ゴンは一切の命乞いを聞き入れませんでした。
ウクは、こうなった今でも、本当はスを救いたいのです。
オ尚宮に縋りました。オ尚宮なら、ワン・ゴンを動かせるかもしれないと思ったのです。
オ尚宮は、既にそうしようと考えていたようです。でも、ウクの言葉で彼がスを捨てようとしていると察しましたので、一言皮肉を言わなければ、我慢出来なかったようです。
「何故私に頼むのですか。ご自分であの子を愛していると、死んでも救うと仰せになれば私より力になれます。皇后さまや一族が邪魔を?皇位継承のためもあり得ますよね。皇室の男が卑劣になる理由は同じです。いつか卑劣な自分を後悔されます。一度顔を背けたことで一生苛まれます。陛下に頼むのはへ・スが大事だからです。皇子様は誰も救えません。」
ウク、何も言えませんでした。
オ尚宮は、ワン・ゴンにお茶を入れました。
「私が毒を盛りました。」
オ尚宮は自分が罪を被ろうと思ったのです。それが最善の策だと考えたのです。
彼女は、真犯人がユ氏だと思っていました。
その昔、彼女がワン・ゴンの子を身ごもった時、胎児に悪影響を及ぼすお茶を飲まされて流産させられたのと同じだと考えていました。その結果、彼女は子供を失ったのです。
もう娘のような子を失いたくありません・・・とオ尚宮。
証拠が無い・・・とワン・ゴンが言うと、また見て見ぬフリをするのかとオ尚宮はワン・ゴンを見つめました。
オ尚宮は胃がんでした。
もう余命はあまり残されていないんだとか。
だとしたら、残された命をスの為に・・・と思ったのでしょう。娘のようなスに・・・。
「とうとうお前は私を捨てるのか。」
ワン・ゴンが呟きました。
もしかしたら、愛情で結ばれたのは、オ尚宮だけだったのかもしれませんね、ワン・ゴンにとって。
だからこそ、ユ氏が目の敵にして来たんでしょう。
絞首台に上る寸前、スは助かりました。
スは、最後の最後までウクが来てくれるのを待っていました。
でも、ウクは姿を見せず、駆け付けて来たのは、ソだけでした。
オ尚宮が罪を被ったと知ったスは、オ尚宮の手を引っ張って逃げようとしました。
あの浴場の抜け穴を通って皇宮から外に、オ尚宮の故郷に逃げようとしたんです。
でも、外への穴はふさがれていました。
オ尚宮は刑場に連れて行かれました。
スは、ワン・ゴンに必死になって訴えました。
席藁待罪・・・ですな。
ウクは、スの元に駆け付けようとしました。
でも、ヨンファと母に止められたのです。今回ばかりは行かせない・・・と母は言いました。
押し問答しているところに、ユ氏がやってきて、またもや散々嫌味を言うんですよ。そのままではウクやヨンファに影響が及ぶかもしれないと思ったファンボ氏は、ユ氏に跪いて頼んだのです。
その姿を見たら、ウク、スの元に行くなんて出来ませんでした。
雨が降ってもスは座り続けていました。
ぺクアやジョン、ムもスと同じように雨に打たれて見つめていました。皆が皆、この結論が嘘だと分かっているのです。
なのに・・・です。
スの元に、ウクが歩いて行きました。
スも、やっと・・・と少し嬉しそうな表情になりかけました。
でも、すぐに顔がこわばりました。ウクの歩みが止まり、引き返したからです。
絶望しました。
その時、ソが、大きなマントでスを頭から傘のように覆いました。
このシーンがねぇ・・・綺麗なんですよ。物凄く印象的です。シリアスなだけに余計に。
前のめりになりかけていたスは、身体を起こしました。
その時、刑を執行した合図が聞こえました。
皆、一斉に刑場の方を見ました。
スは、そこに行こうと立ち上がりかけましたが、出来ませんでした。
拷問で痛めつけられ、その後は座り続けていたス。もう体力は残っていなかったのです。
ソの腕の中で意識を失いました。
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