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老オクナムが行ったのは、大学内のコーヒーショップ。
ここのオーナーがク先生の知り合い。オーナーのチョ・ボンテも土地の守り神。
仙女じゃないのね。
ただ、コーヒーの味は神の力でもどうしようもないみたいで、イマイチだそうですが。
このコーヒーショップにイヒョンが時々やってくるのです。
その日も、やって来ました。
慌てて隠れた老オクナムでした。
イヒョンはイ教授に先日の不思議な体験を相談しました。
もち、オクナムが突然若返ったことです。
でも、イ教授は本気で考えてはくれません。まぁ、現実に起こったとは思えない事ですからね。
ただ、あのコーヒーを飲んだ日はぐっすりと眠れたわけで。金縛りにあう事も無く、変な夢を見る事もなかったんです。
「あの女はいったい何者?」
と、イヒョンは思いました。
老オクナムから事情を聞いたチョ・ボンテ。
気持ちは分かるけど、人間の人生に関わるのは良くないと言いました。現世では別人なんだからと。イヒョンの人生を変えてしまったら、仙界管理委員会に罰せられるかもしれないと。
そのまま帰らせようと思ったのでしょうが、オクナムの淹れるコーヒーがとても美味しいと知り、コーヒーショップを任せることにしました。
イヒョンとグムは同じ家に住んでいます。グムは2階、イヒョンは1階です。
夜、ちょっと買い物に出たグムは、偶然老オクナムを見かけて、驚きました。
だって、鳩を集めていたんですもん。
野宿するには寒い晩。鳩をたくさん集めて、羽根布団状態にして寝ようとしていたんです。
もう不思議満載
老オクナムは昔の知り合いの家に泊めてもらおうとしたんだけど、もう住んでいなかったらしく、行く充てがなくなってしまっていたのです。
グムは、うちへどうぞ・・・と案内しました。
老オクナムは、グムの優しさに感動しました。
老オクナムがグムの育てていた枯れかけの鉢植えを両手で包むと、途端に植物は生き返ったように緑になり、花まで咲かせました。
グムは、またまた驚きました。
「もしかして、おばあさんは、九尾狐なんですか?」
私は仙女なの・・・と老オクナムは微笑みながら言いました。
隠さないのね。
そりゃぁ、驚きますわ、グム。でも、案外すんなりと受け入れたようですよ。
いつもは老オクナムなんだけど、時々若いオクナムの姿に見えるんですよね、グム。
それが嬉しくて、ぽ~っとしてしまってます。
グムはその晩、イヒョンの部屋で寝ました。
時々知り合いを泊める事があるらしく、イヒョンはまたか・・・と呆れていました。
それがオクナムだとは知りません。グムが話そうとしても、眠っちゃったんです。
イヒョンは仙女に囲まれているステキな夢を見てる途中でしたから。
翌朝、イヒョンが起きると既にグムの姿はありませんでした。
ところが、トイレは流してないし、イヒョンが作っておいたカレーは完食しちゃってるしで、イヒョンは激怒。
当然、グムの仕業だと思いました。
でもね、それ、チョムスンだったんです。
父親の家なんだから・・・とチョムスンは言いましたが、オクナムはまだ確定したわけじゃないからと、叱りました。
ここに住むつもりはないと言いました。
家はすぐに見つかりました。
だって、コーヒーショップのオーナーのチョ・ボンテが土地の守り神ですからね。
うちの倉庫だけど自由に使って・・・と案内してくれた何の変哲もない殺風景な部屋なんですけどね。それが何やら不思議な力で、あっという間に韓屋風な部屋に様変わりしましたよ。
老オクナムはお世話になったお礼を言いに、グムの家に戻って来ました。荷物も置きっぱでしたしね。
丁度、グムが帰宅していました。
オクナムのために部屋着を買ってきていたのです。
ドアを開けた途端、若いオクナムが笑顔で立ってたのを見て、グムは心を完全に掴まれてしまったようです
グムのプレゼントに大喜びの老オクナム。
笑っちゃうくらいの花柄のダサい服なんだけどね。
ところが、着た途端にまた若いオクナムの姿になったもんだから、グムはまたまたぽ~っ
翌日、大学に行った2人は、コーヒーショップに老オクナムがいるのを見て、驚きました。
まさか、追って来た?とイヒョンは焦りました。
出してくれたコーヒーに一枚柳の葉が浮かべてあるのを見たイヒョンは、怒りました。潔癖症の彼は我慢できないのです。
「慌てて飲むとむせるので。」
と、老オクナム。
これは、昔、夫がそうだったからでした。
俺がそんなに慌てんぼうに見えますかと、イヒョン。
ええ・・・と老オクナム。
「はい」
と、イヒョン。毎回、この老オクナムと関わると、戸惑わされることばかりで、苛立ってしまうイヒョンでした。
「聞きたいことがあるので、戌の刻にここへ来てくれる?」
と、老オクナム。もち、イヒョンに言ったのですが。
どういうこと?・・・と振り返ってみると、老オクナムの姿が美しい仙女に見えました。
それにしても、ムン・チェウォンさんの仙女姿、可愛い