まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『カンテク~運命の愛~』12話まで

2020-10-26 17:06:09 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウンボはソンイを呼び出し交渉しました。いえ、交渉と言うより、脅しですな。

自分を拉致したのがキム氏の手下だと言う証拠を持っていると言いました。

チョン尚宮に話されたくないのなら、犯人を見たと言いなさい・・・とウンボ。

拉致が事実だと言う事をソンイに証言させようと言う事です。

キム氏が犯人だと明かさないだけでもありがたいと思えと言う事ですね。

 

この二人の話をヨンジが聞いていました。

やはりキム氏が犯人だったとヨンジも知りました。

 

王を信じて良いのだろうかと、ウンボは考えていました。

命がけで自分を・・・姉ウンギを助けに来たと言う事は、本当にウンギを愛していたからじゃないのかと。

 

ソンイは、もうどうしようもありませんでした。

ウンボを助けに来たのは、内禁衛の兵だったと聞いたら、余計にこれ以上墓穴を掘るようなことは出来ないと思ったのでしょう。自分を守るしかないと。

で、チョン尚宮に証言しました。拉致犯を目撃したと。

黙っていたのは、拉致かどうか分からなかったからだと、理由にもならない理由を挙げました。

こうなると、大妃の反対意見は意味を成さなくなりました。

 

合格者が発表されました。

ソンイ、ヨンジ、イェシル、ダニョン、チョンヒ、そしてウンボの6名です。

 

ソンイは、証拠の品をウンボから受け取りました。

でも、それは、足跡のついた紙。ヨウルが持っていた紙を犯人が踏んだため、ついたとウンボは言いましたが・・・

要するに、ハメたってことですね。

激怒したソンイは、また手を上げましたが、二度も叩かれるウンボじゃありません。反対にやり返しました。

 

大王大妃は、報告を受け、ウンボ、なかなかやるな・・・と思いました。

満足そうです。

 

拉致の一件はギョンが手を打ちました。

領議政と左議政を呼び出し、釘を刺したのです。

2人はさぞかし不安だろうな、娘が参加している揀択で候補者が拉致されてしまって・・・と、ギョン。

そして、今後候補者に危険が及んだら、私が許さぬと、言いました。

「また問題が起きたら揀択を中止して婚姻を取りやめる。」

これはもう、領議政と左議政にとって外戚になる可能性が無くなると言う事です。

慌てますわな。

 

領議政は打つ手が見つからない感じです。

でも、左議政は次の手を打とうとしています。

本物のホン・ヨンは喘息を持っていて、地方に籠ったっきりで誰も顔を見たことが無いと聞き、揀択に出ている娘が本人かどうか確かめてみようとしたのです。

ホン・ヨン本人でなければ、生き返った王妃だと思われます。だとしたら、逆賊の娘として揀択から追い出すことが出来ますからね。

ヨンジに、落花生の粉を渡し、喘息が起こるかどうか確認しろと言いました。

ヨンジは決心しました。

王が、ウンボに惹かれているのは重々分かっています。

でも、それと揀択は別でした。

ウンボを追い出すことで、自分が王妃としてギョンの傍に居られるのなら、何でもしようと思うようになっていました。

 

ペク・チャヨンから、ホン・ヨンが民の意見を王に伝えようとしたと聞いたジェファ。

自分が助けた小間使いが、ホン・ヨンの小間使いだったと気付きました。

十分期待できる女性だと思いました。

後は、王に対して敵意を抱かせなければいけないと言いました。

 

次の揀択まではしばらく時間がありました。なので、一旦宿舎を出ることになります。

最後の夜だからと、ヨンジはお茶菓子を用意して、ウンボやイェシル、ダニョンを待ちました。それに落花生の粉を振りかけてありました。

イェシルはこっそりとお酒を用意していましてね。

4人で飲み始めたのです。

落花生の粉がかかったお菓子を食べても、なんともないウンボ。

それを見たヨンジは、目の前の人が本物のホン・ヨンではないと察しました。

 

山尺のヨングンが連れ去られました。芙蓉客主を探っていたあの男の仕業です。

仲間が来ると踏んでいたギョン。ハン・モにアジトを突き止めるため、後をつけるよう命じてありました。

でもね、乗り込んだ家にいたのはワル。

そして、ヨングンともう一人の男の遺体が転がっていたのです。

もう一人の男は、ヨングンを連れ去った男とよく似た背格好でした。

だから、ワルが2人を殺したとしか思えない状況だったのです。

 

ワル、ハメられました。

謎の男は妓女を脅してワルに銀貨を見せ、おびき寄せたのです。

で、ヨングンと別の男を殺したってわけ。

 

乗り込んで来たハン・モに、ワルは捉えられました。

ワルは必死に無実を訴えました。

でも、親迎の行列を襲った男を殺したということは、仲間と思われても仕方がありません。口封じをしたと思われますもんね。

ギョン直々の尋問を受けましたが、ワルは濡れ衣だと必死に訴えました。

で、つい、言っちゃったんです。

「大君の奉公人です。」

おいっジェファが黒幕だと誰もが思いますよ

偶然当たっちゃったけど・・・

 

ホン・ギホが上京して来ました。

再揀択の前に・・・と言う事だそうで。

アジトに集まったホン・ギホとペク・チャヨンに、ジェファは言いました。

そろそろ朝廷の勢力を集まめては?・・・と。

揀択が終わるころに事を起こすつもりのようですが・・・。ペク・チャヨンは時期尚早ではと言いました。

ホン・ヨンが王妃となったら、軍事以上の物を手にすると、ジェファ。

「娘に刀を握らせて、王の心臓を貫く。」

ホン・ギホもペク・チャヨンも驚きました。

おそらくそこまで過激な事を考えていなかったんじゃないでしょうか。

 

家に戻る前にウンボはワルを訪ねてジェファの屋敷に行きました。

そこで、ヨウルが気付いたんです、自分を助けてくれた人だと。

ジェファは愕然としました。

やっとホン・ヨン=ウンボだと知るのね。


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『カンテク~運命の愛~』11話まで

2020-10-26 16:05:29 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ウンボが行方不明と聞いたギョンは、まさかまた夢が現実になったのかと、思いました。

そうとしか思えません。

夢を思い出そうとしました。手掛かりを得るためです。

そして、ハン・モを捜索に向かわせました。

が、なかなか見つかりません。

 

大王大妃は、ウンボが行方不明と言う知らせを聞き、拉致なのか逃亡したのかと担当の尚宮に聞きました。

が、その時点では、まだどちらとも判断は出来ない状況でした。

 

ヨウルは刃物を突き付けられ、どこかに連れて行かれようとしていました。

その途中で、ラッキーにもジェファンと会ったのです。

ジェファンとぶつかったヨウルは、助けを求めました。

男が刃物を持っているのを見たジェファンは、すぐに男を倒しました

ヨウルは、ウンボが民の思いを聞き取って書いた紙を持っていました。それを見たジェファン。ヨウルから揀択の候補者の小間使いだと聞きました。

詳しい事を聞こうとしたのですが、ヨウルは急いで戻らなければなりません。お礼もそこそこに駆け出しました。

てっきり、ジェファンが何かに勘づいてウンボを助けるのかと思いましたよ、あたしゃ。

ジェファンはウンボらしき女性が候補者の中にいたのを見かけ、見間違いだったのかどうか、悩んだだけでしたね。

 

なかなかウンボを発見できないギョンは苛立ち、焦りました。

でも、夢の状況を詳細に思い出し、検討知った結果、行先に目処が付きました。

で、自分も行くと言い、ハン・モたちと共に宮殿を抜け出したのです。

 

その頃、ウンボは空き家に監禁されていました。

見張りが一人ついています。

 

意識が戻ったウンボは、逃げようと必死に扉を押しました。

先に轡を外した方が楽になれると思うんだけど・・・。

あまりに騒ぐので、見張りの男が刀でウンボを脅しました。

そこに、ギョンとハン・モが

ウンボを人質にした男。

「大丈夫だ。必ず助けてやる。」

ギョンがウンボに言いました。

その言葉を聞いて、やはり姉を本当に想っていたのか?・・・とウンボは感じたようです。

 

あっという間にハン・モによって男は倒され、無事ウンボは解放されました。

 

戻らなければ・・・とウンボ。揀択が終わってしまいます・・・と。

ギョンは呆れたように言いました。

死にかけたのに、戻ると言うのか・・・と。

揀択に戻ると言う事は、王妃になりたいということです。こんな目に遭いながら、そして王である自分を欺きながら、王妃になりたいと言うのは何故なのかとギョンは問いました。

「王様のせいです。王様が私の全てを壊しました。」

と、ウンボが強い口調で言いました。まさかここで真実をぶちまけちゃうのと思ったら。

「私のことを亡き王妃様だと仰せになるゆえ、こんな危険な目に遭うのです。」

なるほど・・・。上手い言い方ですね。

「では、そなたが本当にホン・ヨンだとしよう。だったら何故揀択に執着するのだ?」

と、ギョンが聞きました。

「私が途中で脱落したら父の名や家門に泥を塗ることになります。ですが、もし王妃になれたらまたとない果報となるでしょう。ご理解できましたか?」

分かった、もう二度と王妃と呼ばぬ・・・とギョン。

 

一人で宿舎まで帰ろうとするのを、ハン・モが護衛しました。

ウンボは拒否しましたが、王命なので・・・とハン・モは言い、宿舎まで無事送り届けたのです。

 

ウンボの帰りを待って民の投票結果を明らかにするとチョン尚宮は言い、候補者たちはそのまま待ち続けていました。

当然、消えた理由も分からない者を延々待つというのは、不公平だと言われますよね。

ソンイが抗議し、チョン尚宮も、決心しました。

ウンボを脱落とすると言い、投票数をチェックし始めました。

そこに、ヨウルが飛び込んで来たのです。

「お助けを

と、泣きながら事情を訴えました。

ソンイは、焦り、動揺しました。まさか、ばれるとは思っていませんでしたからね。

 

ヨウルは、ソンイと一緒にいたのを最後に、姿が見えなくなったと言いました。

皆の疑いの目がソンイに向けられました。

チョン尚宮は、ソンイ一人を呼び、事情を正しました。

当然、ソンイは関係無いと言いました。泣きまねまでして、無実を訴えました。

 

そこにウンボが戻って来たのです。

ソンイを睨むウンボ。

ウンボは拉致されたと言いました。

チョン尚宮が事情を聞こうとすると、ソンイが血相変えて言いました。

既に脱落した人に何を聞こうというのですかと。

「保留にします。」

そう言ってチョン尚宮は壺を逆さにしました。すると、中からたくさんの札が落ちて来たのです。

圧倒的にウンボに投票した民が多かったと言う事です。

チョン尚宮はこれが理由だと言い、拉致を含めてこの一件は宮殿に報告し、処遇について決定があるだろうと言いました。

ムカつく~っソンイ

 

ギョンはもう自分が予知夢を見ていると確信していました。

生き返ってからのことのようですね、これは。

その夢にウンボが出てくるということは、王妃に違いないと思いました。

「そうでなければ、誰なんだ。」

ファン内官に問いかけました。

 

ウンボをどうするつもりなのかと、ファン内官が聞きました。

「ホン・ヨンとして遇する。それで王妃が自らを守れるのなら。そして私は、そんな娘を守る。」


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『カンテク~運命の愛~』10話まで

2020-10-26 12:04:31 | 韓国ドラマのエトセトラ

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相変わらずワルはジェファの屋敷に入り浸っています。

ジェファもウンボとつながるためには、追い出せませんよね。

でもね、長い間の付き合いのウンボを売るような事は、流石にできないワル。

適当にやり過ごしてます。

ジェファは、そうしてまで隠すことがウンボにあると感じていました。

 

左議政は、キム氏の中枢にも手を回しています。

クォン・イクスと言う領議政の知恵袋的な人物と密かに会っているのです。

以前、カン・イスを陥れるために彼が書いた“開化の書”をクォン・イクスに渡したのが、左議政だったのです。それで領議政は一気に事を進める事が出来たわけで。

まぁ、左議政とすれば、自分の手を汚さず、カン・イスを始末出来たってことですね。

左議政の方が、悪知恵が働くようですね。

一度そう言う事があったら、もうばらされないためにもクォン・イクスは左議政と手を組まざるを得ませんよね。

「王妃に似たあの娘をどうするつもりですか?」

と、左議政が聞きました。情報交換しなくては・・・とね。

「それは大妃様が裁可されるでしょう。」

と、クォン・イクスは答えました。

2度目の審査では、大妃が中心となって質疑応答がされる予定です。まぁ、大妃の思うがままですわな。

 

そして、気立てを見る審査が行われ、その場でウンボは大妃から最低点をつけられてしまいました。

チョン尚宮は、手助けが必要では?と大王大妃に聞きました。

領議政と左議政が女官を利用しているのはお見通しでしたから。

しかし、大王大妃は必要ないと言いました。

「この程度で挫折しているようでは利用価値がない。」

 

ギョンがウンボを呼びました。

他の候補者たちの目の前でファン内官についていくウンボ。

候補者たちは皆、不満そうでした。特にヨンジは切なそうな表情を浮かべていました。

ソンイは、悔しそうでした。王とウンボの関係が何なのか、気になっているようです。

 

ギョンは、ウンボに言いました。

危険が及ぶことが心配だと。

「もしウンギなら、正直に申してくれ。思い違いでないのなら、私が守る。」

でも、ウンボは今度もきっぱりと人違いだと言いました。そんな言葉は私を苦しめるだけだと。

「苦しい・・・。私の気持ちが分かるか?王妃ではと一喜一憂を繰り返し、そして後悔の念に駆られた。だが幸せだった。そなたを思うと・・・。」

だが、違うと言うのか・・・と。認めぬのだな・・・。

「違います。」

 

下がって行くウンボを見るギョンの目から涙がこぼれました。

あれほど否定されても納得できない・・・と呟きました。

ファン内官は、もし王妃だったら、そう言うのではないだろうかと、言いました。人違いですと。

 

山尺の男ヨングンの家から銃と銀貨が見つかりました。

その銃を見て、ギョンは自分を撃った銃に違いないと言いました。銀貨は報酬だろうと。

本当は、今いる場所から別の場所に移そうと考えていたのですが、何者かが、見張っていると分かり、断念しました。

見張っていたのは、妓楼で芙蓉客主の情報を得ようとしていた男のようです。

何者

 

ウンボはギョンのウンギへの想いが本物だったのではと感じていました。

だったら、殺す筈は無いと。

 

ギョンはまた予知夢を見ました。

ウンボが拉致されている夢です。

 

行動の審査が行われました。

引き当てた袋に入っているお金を、全て民に使えと言う問題です。民の投票によって結果が出ることになっていました。

ソンイは、しっかりと印が入ってる袋を引きました。100両と言う大金が入っていました。

ヨンジの袋には10両。

しかし、ウンボの袋にはたった1両しか入っていなかったのです。

 

限られた予算で、如何に民に尽くすか・・・。ウンボは悩みました。

 

ソンイは食料品を大量に買いこみ、民にお腹いっぱい食べさせました。

ヨンジは父に相談した結果、芸人を呼び、民を楽しませました。

 

ウンボは、たくさん紙を買いました。

そして、民の心の内を聞き出し、書きつけたのです。日頃の不満や問題、苦しみを吐き出すことが出来るということです。

民の心の声を王に伝えようと考えたのです。

ソンイのところで食事をしていた民は、そこそこ満腹になるとウンボの所に集まり始めました。

ソンイはウンボの所に行くと、書いた紙を破り捨てました。

そうやってウンボを怒らせようとしたのです。

その場で喧嘩するのは流石にマズいと言う事で、建物の陰にウンボを連れていったソンイ。

いきなりウンボの頬を叩きました。

そんなことでくじけるウンボではなく、叩き返しました。

でも、次の瞬間、領議政の手下がウンボに襲い掛かったのです。気絶させ、荷車に入れて会場から外に運び出しました。

 

丁度、賑やかな宴を見にジェファが来ていまして。

ウンボらしき姿を遠くに見つけて探しに来ていました。

でも、上手くいなされて、見つけることは出来ませんでした。が、荷車に目をつけてましたね。

 

ウンボの小間使いヨウルも拉致されました。

突然消えたウンボを、チョン尚宮が気づき、女官たちに探させました。

民の投票結果が発表されるまでに戻らないと脱落になってしまいます。

どーなるの

 

ギョンにも、その旨報告されました。


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『カンテク~運命の愛~』9話まで

2020-10-26 11:07:05 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

夢の通り、揀択の場に“ウンギ”がいた・・・と、ギョンは思いました。

信じられませんでした。

下がろうとするウンボの手首を掴み、引き留めました。そして、力いっぱい抱きしめたのです。

 

その場に居合わせた者、皆が驚きました。

大王大妃は候補者たちを下がらせました。

 

どうなっているのだ。怪我は?・・・とウンボを見つめながら矢継ぎ早に聞くギョン。

説明しなさい・・・と大王大妃がウンボに言いました。

本人の口から説明させるのが、一番ですよね、この場合。

「何の事だか分かりません。」

と、ウンボは言いました。

 

大妃がギョンを押しのけてウンボの前に立ちました。

「また災いをもたらそうと?なぜここに?土の中に葬られた娘が何故生きているのだ。」

ギョンがウンボを庇いました。

でも、構わず大妃は叫び続け、結局その場に倒れてしまいました。

興奮のあまり、意識を失ってしまっただけで、大したことにはなりませんでした。

でも、これを切っ掛けとして、ウンボはその場から下がることが出来ました。

 

ギョンは大王大妃が全てを仕組んだのかと、問いました。

勿論、大王大妃はしらばっくれました。

 

結局、初揀択は延期となりました。

当然、候補者たちは動揺しましたし、ウンボとギョンの関係を不審に思いました。

 

帰ろうとしたウンボを、ファン内官が呼び止めました。ギョンが呼んでいると・・・。

 

顔を上げよ、誰も見ておらぬ・・・とギョン。

でも、ウンボは一候補者としての態度を取りました。決して王妃ではないと、うつむいたまま言いました。

「顔を上げよ、王命だ。」

上げた顔を見たギョンは、一歩近づきました。すると、ウンボは一歩退きました。

「退くな。これも王命だ。」

ウンボのすぐ前に立ち、ギョンが言いました。食い入るようにウンボの顔を見つめて。

「見間違うわけがない。」

そのお方ではありません・・・と、ウンボ。

「偽りだ。私を罰しているのか?そなたを守れなかったから。」

どう応じればよいのか分かりません・・・とウンボ。

 

ウンボがここまでウンギではないと主張するのは、大王大妃の指示でした。

一応、大王大妃にはウンギが生き返ったと説明してありますが、それをギョンに明かしたら揀択は直ちに中止となってしまい、犯人を見つける事は出来なくなるからと大王大妃は言いました。

 

一旦は、ウンボを見送ったギョンですが、やはりどうしても引き留めたくて、後を追いました。

が、既に輿は門をくぐろうとしていて・・・。

ファン内官も必死にギョンを止め、空しく見送るしか出来ませんでした。

ハン・モに言いました。

「あの娘を守れ。危険が及ばぬよう見張るのだ。」

顔も声もウンギだとギョンは思いました。でも一つ、視線だけが違うような気がしていました。

 

この事は、大王大妃だけではなく、チョン尚宮も知っています。

ギョンに事実を伝えた方が良いのでは?と大王大妃に言いました。やはりギョンの姿は切なすぎますよね、傍にいる者とすると。

でも、大王大妃はそうは思っていません。

もし明かしたら、ギョンは必ず王妃に復権するだろうけど実家は既に逆賊となっています。宮廷に波乱が起こるのは目に見えていました。

大王大妃は、王権の安定が一番なのです。立場とすると、そうでしょうねぇ。

 

ウンボは宿舎に戻る前にペク・チャヨンと会い、王に会ったと報告しました。

ホン・ヨンだと言ったが、王は疑っていたと。

ペク・チャヨンは、それでよいと言いました。大王大妃の力が必要な今、指示に従うのが最善の策でしょうからね。

そして、ウンボは、父カン・イスが目指した開化の思想に、自分も従うと言いました。でも、姉ウンギを殺した犯人を捜すことが最優先だとも。

 

死んだ王妃が生き返ったという話は、一気に宮中に広まりました。

領議政キム氏は勿論、左議政も娘のヨンジから聞き、思いもよらない事態に動揺しました。

でも、怖がり動揺を隠せないヨンジに言い聞かせました。

「このまま諦めるのか?諦めないなら、何も怖がることはない。王妃が本物ならば、証拠を掴んで始末してやる。逆賊の娘だ。揀択に出る道理も選ばれる筈もない。強い心を持ちなさい。私の言うとおりにすればいい。候補者の前では無邪気に笑っていなさい。警戒されないように。」

父親として当然のセリフでしょうが、これによって純粋なヨンジが欲に支配されて行きそうで怖いです。

多分、見るからにワルなソンイより、一見すると気の弱そうなヨンジの方が、一旦曲がると、物凄く怖い人になるんでしょうね。

 

候補者たちは、宿舎で共同生活をしています。

日頃の生活の中でも、王妃としての資質にそぐわないような事をすると、減点される仕組みになっているようですね。

余計な事を口走ったりしても減点のようで、ソンイはウンギについての噂を口にしてしまい、減点されました。

 

例年とは違う方法で揀択が始まりました。

人相、気立て、行動に関して審査することになったのです。

そしてまず初めに、化粧をしていないかどうかのチェックがありました。

化粧していてはいけないようです。

それにまずウンボが引っ掛かりました。勿論、そんな事してはいないウンボ。

キム氏の息がかかった女官が、ウンボを落とすためにそう仕組んだのです。

領議政、左議政、共に女官に手を回すなんてこと、当たり前のようにしてますわ

他人を陥れる事など、屁とも・・・いえ、言葉が悪かったですね、なんとも思わない輩なんです。蹴落としてでも、王妃の座を掴もうとしてます。

 

崖から転落して意識の無かった山尺の男が意識を取り戻しました。

が、まだ話せる状態ではありません。

ギョンは男に宣言しました。

「お前たちのせいで大勢の者が死んだ。その死者を弔うには黒幕を断罪するほかない。是が非でもその口を割ってやる。そして黒幕の正体を突き止めて必ずや罪を償わせてみせる。」

男の首の後ろには“山口”と言う入れ墨が。どういう意味?

 

芙蓉客主の情報を得ようとしてる人物がいます。

この男の首の後ろに火傷のような痕があります。もしかしたら、入れ墨を消した?

まだ正体は分かりません。

 

観相師が候補者たちの人相を見ました。

これもねぇ、あらかじめ服にマークをつけておいて、その娘を王妃の器だと述べる手はずにはっていたんですよ。

でもね、ウンボがそれに気づきました。

で、ソンイの服についていた赤い点を、咄嗟に自分の服にも付けたんです。

ソンイより前に観相することになっていたので、観相師はウンボを王妃の器だと高らかに宣言しました。

聞いていたソンイと、手配した女官はあっけにとられました。

 

ペク・チャヨンから、大王大妃の協力で王と会った件も上手くやり過ごせたと聞いたジェファ。

どんな娘か、会ってみたいと言いました。

ウンボだよ。


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