まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『胸部外科(原題)』完観

2020-10-15 08:16:48 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

「心臓はどこだ

姿を現したテスの胸倉をつかんで、ヒョニルが叫びました。

「ユンソに移殖します。」

とだけ、テスは言いました。

移殖が可能な病院を捜せと、ヒョニルが叫び、ク・ヒドンとイ企画調整室長が慌てて検索。

 

ヒョニルはテスの携帯を取り上げ、履歴で直近に連絡を取った番号にリダイヤル。

出たのはソン教授。

ソン教授もグルかと、思った時、廊下を歩いてくるソン教授の姿が見えました。

それを見て、ヒョニルはソン教授をは仲間じゃないと思ったようです。

ヒョニルは激怒し、テスの携帯を床に叩きつけました。木っ端ミジンです。

 

記者たちが、手術室の異変に気付きました。

説明を求めて殺到してきてしまいました。

ヒョニルたちはその対応に当たらなくてはいけなくなりました。

手術が中断したとか?失敗ですか?警察が出動したそうですが?・・・と矢継ぎ早に質問が飛んで来ました。

「何の問題もありません。」

と、ヒョニルは手術が続いていると笑顔で嘘を発表。

理事長がそう言ったので、ク・ヒドンもそれに合わさなくてはいけなくなりました。でも内心はびくびくもんです。今後どうするんだと、不安でたまりませんでした。

 

「これが答えか?」

と、2人になった時、ソッカンが聞きました。

はい・・・とテス。

ユンソは助かります、それで十分です・・・と。

「なぜ教授は私に摘出を任せたんですか?」

と、テスが聞きました。こうなる事を予想していたでしょうからね。

「ユビンのことを思い出したからですか?」

と聞くと、バカな事を言うなとソッカン。あくまでも自分は間違った道を行こうとしていると見せかけました。

何故?

「早く助手に入れ。ユンソの手術だ。」

ソッカンは、ユンソの手術がこのテサン病院で行われていることを察していました。

 

そうなんです。

ユンソは、テサン病院内の改装中だった手術室で行われているのです。

 

この計画はテスとスヨンが主として立てました。

しかし、彼らだけで出来る事じゃありません。スタッフの協力が必要でした。

だから、1か月前に二人は主だったスタッフを集め、計画を打ち明け、協力を求めたのです。

イ麻酔医、ユ技師、手術室担当の看護師、集中治療室の看護師たちです。

最低限の人数でした。

ドンジュンは悪いけど、仲間はずれ。人柄は良いんだけど、口が軽いんでね。計画が漏れてしまう恐れ大だと皆が認めてましたから

「一人でも反対すれば、出来ない事です。」

と、テス。

全員が賛成しました。

 

全員が手を上げた時、突然ドンジュンが

聞かれたかぁと、皆、焦りました。

結局は、夜食を何にするかという話し合いだと思わせる事に成功

あっさり信じるドンジュンの単純さに、緊張が一気に緩みました。

ドンジュン・・・ホント、いい味出してます。

緊張感漂うこの作品の中で、ク・ヒドン&ドンジュン父子のシーンは本当にオアシスのように感じられます。ほっとさせられるし、くすっと笑えるし、ほのぼのじ~んとさせられますし。

 

テスは最初からユンソを転院させようとは考えていませんでした。

ECMOをつけたままでの移動は困難ですし、環境が整ってる場所と考えると、テサンが一番だと言えますからね。

その当時は改装中だった手術室を、その時から準備してきたのです。ヒョニルは内科医なので、手術エリアにはあまり詳しくないのが幸いしました。

賛成したスタッフは、皆、テサンから追い出されるのを覚悟しました。

おそらく、今のようなテサンに失望している者たちばかりなので、さほどの後悔は無いかもね。

イ麻酔医を相談しているところに、ソン教授が入ってきました。

そして、彼も協力を申し出たのです。

ソン教授がいたから、心臓の搬入が上手くいったとも言えます。ラッキーでした。

 

ヒョニルは、ユンソの手術場所を必死に探していましたが、見つかりません。

ハン候補は麻酔をかけられたまま、手術室で待機している状態でした。

補佐官が騒ぎ出しました。

事情を聞かされないまま1時間以上待機が続いているのですから、我慢も限界に達して当然ですわな。

苛立ってるところに補佐官から噛みつかれたヒョニル。言い返しました。

補佐官ごときが私を脅す気か・・・と。

こりゃ、ハン候補とヒョニルの関係も終わりかな。

 

いくら探しても見つからないユンソの手術場所。

ヒョニルはふと思い出しました。

さっき記者に囲まれた時、人混みの向こうにユンソの母親の姿を見たことを。

手術中の娘から離れているなんて、考えられません。

テサンの中だ

ヒョニルは気づいたのです。

 

ヒョニルが手術エリアに駆け出しました。

手術室では、ユンソの心臓が取り出され、これから新しい心臓がユンソの体に入れられようとしているところでした。

ヒョニルが気づいたと連絡を受けたスタッフたちは慌てました。

それを阻止したのが、なんと、ク・ヒドン。

ヒドン曰く、“ボーリングを習ってるせいで、無意識にフォームがでちゃって”、ヒョニルの足をひっかけたんです

ハラハラするはずのシーンなのに、噴き出しちゃった

 

心臓は無事にユンソの体に移殖されました。

 

関わった全員が首になるんじゃ?とウジン。

全部ぶちまけろとテスに言いました。

でも、テスはそうしたくありません。ソッカンが犠牲になるからです。

止めたくても出来なかったんだろうとテスは言いました。

ソッカンがしなくても、他の誰かがさせられるだろうから。

そして、テスをテサンに呼んだのは、やはり自分を止めてほしかったんだろうと、テスは考えました。

 

ソン教授も、ソッカンが予想していたと思っていました。

芯の部分では、やっぱりソッカンも変わってはいないんだと。

でも、ソッカンはそれを認めず、やはり悪役を演じました。

 

ソッカンが記者会見を開きました。ヒョニルの指示です。

ハン候補の心臓移植手術が無事終わったと発表しました。

詳細は、翌日・・・と。

皆、呆然とそれを見ていました。

 

「私たちの手術を黙認したのは、諦めたからじゃないんですか?もう止めてください。」

と、テスがソッカンに言いました。

まだ終わっていない・・・とソッカンは言いました。

 

麻酔から目覚めたハン候補は、手術が行われなかったと補佐官から聞いて激怒。

嘘の記者発表をしたことも知り、更に激怒。

「心臓を奪ってでも手術する約束だ

「必ず移殖はするから、静かに待ってなさい元補佐官を手術で殺したと発表しましょうか

「君が提案したんだろチェ・ソッカンなら引き受けると

何という会話なんでしょう。人とは思えません。

この会話、録音されていました。

ソッカンの仕業でした。

でも、ヒョニルが気づいて、取り外しました。既に肝心なところは録音されていましたけどね。

 

ヒョニルはソッカンだと気付いていたかもしれません。

でも、直後、何食わぬ顔でソッカンと会いましたよ。ある意味、凄い精神の持ち主だよね。

ソッカンは、再手術をするしかないと言いました。

必要な心臓は、理事長が入手してください・・・と。

「元補佐官の件を公表されたくなければ、心臓を手に入れてください。」

ソッカンが巻き返そうとしてます。

 

テスたちも、あんな会見をしてしまって、今後どうするつもりなんだろうと不安に思っていました。

テスは、まだ終わっていないと言ったソッカンが気になっていました。

 

イ企画調整室長は、ヒョニルからこの件に関わった職員を調べろと言われました。

イ企画調整室長は息子のミランが関わっていると知っています。何としても庇おうと考えていました。

でも、ミラン本人から、それを止めてくれとキツク言われていたのです。

いつもヒョニルの肩を持ってばかりの態度が恥ずかしいとも言われました。

彼もようやく目が覚めたようです。ヒョニルにきっぱりと意見しましたよ。

ク・ヒドンといい、彼と言い、息子から教えられましたね。

守るべきはヒョニルではなく、テサン病院なんだとはっきりと分かったのです。

 

ヒョニルがソッカンに名簿を渡しました。

なんと・・・。すぐにドナーが現れそうにないから、脳死患者を作ってしまえって言うのですよ 名簿は、脳死しても疑われない患者のものでした

こんな医師が万が一いたら・・・と思うと、本当に怖いですよね。

この会話も、ソッカンは録音していましたね。

 

約束の記者会見が始まろうとしていました。

その時、ユンソの意識が戻りました。

それをテスから聞いたソッカン。

テスとスヨンにある事を頼みました。

 

直後、ヒョニルから呼び出されたソッカンが理事長室に行くと、誰もいなくて。

出ようとしたら、ドアは鍵がかけられて出られなくなってしまったのです。

ヒョニルは隠しマイクに気づいた時から、全てをソッカンに押し付けようと考えていました。

ハン候補にもそう告げていました。

 

意気揚々と記者会見場に入って行ったヒョニル。

記者が彼を取り囲みました。

本来の第一候補者ユンソに移殖されたというのは本当か?と質問されました。

見ると、壇上にはスヨンの姿。

既に、スヨンが真実を公表していたのです。

必死にデタラメだと言うヒョニル。

その時、院内に一斉に放送が流れました。ソッカンが録音していた音声データです。

ヒョニル、ハン候補の声が流れました。

もう、どうしようもありません。

 

テサン病院は、ク・ヒドン、イ企画調整室長たちを中心として再建を始めました。

ク・ヒドンが新院長となりました。

 

ソッカンは地方の小さな病院で医師を続けていました。

すっかり以前の明るさを取り戻し、施設の子供たちの無料診察もしているようです。

テスたちは、ソッカンを呼び戻すための請願書を書きましたが、ソッカンは戻って来ませんでした。

 

ある日、テスが小児心臓センターが着工されたと知らせてきました。

自分たちだけでは無理だと。帰ってきてほしいと。

 

そして、ソッカンが戻って来ました。

 

ラストに、第二のテスとしてキム・ミンソクくんが出演してます。

 

本当に重い作品でした。

終始、医師の在り方を問い続ける作品です。

でも、合間に挟まれるコメディ要素が、とても効果的。あまりにおちゃらけ過ぎず、適度でリアルな笑いが本当に良かったです。

何より、ソッカンが戻って来たことが、嬉しかったです。

お勧めです


人気ブログランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする