まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『胸部外科(原題)』14話まで

2020-10-13 13:49:13 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

テスは、自分の呼びかけに答えてくれたスタッフに感謝しました。

緊急手術が始まりました。

その途中、ソッカンが手術室に入って来ました。

ハン候補の手術は、この後、行われることになったと言いました。

そして、続けました。

「パク先生ご苦労様。これが君の最後の手術になる。」

一瞬、皆の動きが止まりました。

「ただでは済まないと分かってたはずだ。理事長の判断だ。」

不安が現実のものになりそうで、皆、動揺しました。憤りも感じていました。

 

スヨンが手術を代わると言いました。

ソッカンと話をしてきた方が良いと。

スタッフもそう言いました。テスは背中を押されるように、手術室を出ました。

 

ソッカンは、患者の事しか頭に無いのかとテスを叱りました。そのせいで、同僚たちまで首になるところだったのだからと。

でも、テスにとっては患者が最優先なのです。

「病院にとっても患者は生き残るのに必要な存在にすぎない。その現実がまだ分からないのか?」

と、ソッカン。

「それなら、現実を変えます。」

とは言うものの、今のテスには、そんな力はありません。テスのやり方はテサンでは受け入れられず、テスがいないと急患は行き場を失うと、ソッカン。

「では、何故私を呼び戻したのですか?」

と、テスが聞きました。USBの送り主はソッカンでは?・・・と。

ソッカン、認めました。

もしかしたら、ソッカンはテスに自分を止めてほしかったの 一緒に現実を変えたかったの

将来の多くの子供たちを救うため、今は目をつむって最短距離を行こうとしているの

「テサンに残りたかったら、ハン候補の手術に入れ。」

と、ソッカンは言いました。

 

入れるの?・・・と思ったら、既にソッカンはヒョニルに対して手を打っていましたね。

元補佐官の手術が死亡することを期待しての物だったとテスが知ったと言ったのです。このままテスを追い出したら、その秘密が公になってしまう恐れがありました。

だから、渋々、テスを手術スタッフとしなくてはいけなかったのです。

 

スヨンはヒョニルに今回のやり方を抗議しました。

テサンのためだったとヒョニルは言いました。

「父なら反対したはずです。」

と、スヨン。

それを聞いたヒョニルは気分を害しました。

テサンをここまで大きくしたのは、自分だと言いました。そして、とうとうソッカンの娘の検査データを改ざんしたことをばらしましたよ。

「それがなければ、今頃お前は存在していない。パク先生の母親も心臓を奪われたりしていない。」

ショックでした。

ヒョニルは決してスヨンを切ろうとは思っていません。ソッカンとテスはいずれ追い出すつもりだから、黙っていろと言いました。

 

スヨンはソッカンに父親のデータ改ざんの件を黙っていた理由を聞きました。

話しても何も変わらない・・・とソッカン。

ソッカンはこの事が切っ掛けで、進む道を誤ってしまったとスヨンは感じました。

「私が手伝います。目的を成すには過程も大切です。叔父と手を組まないでください。叔父は小児心臓センターを絶対に作りませんよ。利用されるだけだと教授も分かってるでしょう。私が叔父と闘えるよう力を貸してください。」

スヨンが口にしたのは、ハン候補の元補佐官の一件でした。ソッカンなら知っているだろうと。

 

ソン教授の担当しているガン患者が予想以上に病状が悪いと判明しました。

手術を始めてから、転移が見つかったのです。

手の施しようが無くて、そのまま閉じてしまうしかありませんでした。

外科医とすると、悔しくてやりきれない思いがするようです。

患者には中学生の息子がいました。翌日に迫っている修学旅行を十分楽しませてやりたいと思った患者は、その状況を息子には内緒にしていてくれとソン教授に頼みました。

ソン教授も、テスやスタッフも了解しました。

 

ところが、ヒョニルがこの患者に難癖をつけたのです。

ヒョニルは病院の経営を厳しく管理し始めました。利益の上がらない科には発破をかけました。その最たるものが、心臓外科。

で、長期入院中の患者を退院させようとしたのです。

退院勧告をしているのに、居心地が良いからとずるずると居続ける不届きな患者もいます。

そういう患者に対しては、ク・ヒドンもビシバシと行動しました。

しかし、流石に、集中治療室にいるような患者まで追い出すような事は、外科医として出来かねました。

なのに、ヒョニルは集中治療室までチェックし、ソン教授の患者の回復が見込めないと知ると、即刻ホスピスに転院させろと命令しました。

が、息子は修学旅行中。

ヒョニルは、ク・ヒドンに、何とかしろと厳しく命じました。

 

自分の責任を問われると思うと、ヒドンもやらざるを得なくなっちゃって・・・。

でも、そこにドンジュンが口を挟みました。

自分の経験から、母親としての気持ちを考えろと父に意見したのです。

ドンジュン、本当に良い子だよね。いい意味のボンボンだわ。

 

スヨンは元補佐官の遺族に会いました。

元補佐官の娘は、手術直後、ソッカンから話を聞いていました。

すべき手術ではなかったとソッカンは言ったのです。

スヨンは、ソッカンが危険を十分認識していて、それでも救いたいと思って手術したと知りました。

父の死に何か?と娘が聞きました。

「誰かが無理に手術を受けさせたのかも。おそらく、一番身近な人かと。」

スヨンはそう言いました。

 

ソッカンは、ヒョニルに小児心臓センターの設立の確約を求めました。

口約束では・・・ねぇ。

でも、ヒョニルは今のままで十分だろうと言いました。計画は順調に進む筈だということでしょうね。

ソッカンに移殖の待機者名簿を渡しました。

その中の誰かのための心臓を横取りしようって魂胆ね

「1回やってるから手はずは分かるだろ。」

と、ヒョニル。

何て言い方をするんでしょうね

「移殖さえ成功すれば、望むものが手に入るんだ。」

その言葉を信じるしか、ソッカンはありませんでした。

 

スヨンは元補佐官の娘に会ったとソッカンに言いました。

真実を知りたいからと。

「でも、真実を知るのは、教授だけです。真実を明かす時が来たら私に話してください。」

 

スヨンはテスに相談しました。

ハン候補は、おそらく心臓移植をするつもりだろうと。その時、またソッカンは選択を迫られるかもしれないと。

「手伝いたいの。これ以上道を外れて戻れなくなる前に。」

と、スヨンは言いました。

 

ソン教授の患者の容体が急変しました。

テスたちの処置でなんとか最悪の状態は脱しました。

しかし、翌日、息子が修学旅行から戻ってきたら、ホスピスに転院させることになっているし、使用している高額な薬も支払いが困難だと思われるので、使用禁止になってしまってまして・・・。

ヒョニルの指示だと聞き、ソン教授も激怒しました。

 

テスは、ソッカンにこの状況を報告。

以前のソッカンなら、絶対にヒョニルに抗議していたはずだと言いました。

以前ならな・・・とソッカンも認めました。

そして、ハン候補の一件で、自分にしたような事をまたするつもりなのかと言いました。今でも苦しんでいるじゃないかと。

「ユビンが知る父親の姿とは違う筈。」

そして、スヨンが、ソッカンを助けたいと言っていると告げました。

「私も協力します。止めてほしいから私を呼び戻したのでしょう?」

真っ直ぐなテスの目が嬉しかったでしょうね、ソッカン。

 

翌日、ヒョニルがソン教授の患者を強制的に転院させようとしました。

何と、別れた元夫まで探し出して、転院許可の書類にサインさせたようです。

ヒョニルは何としても、この場所を空ける必要があったのです。

財閥会長の手術が入っているからでした。

それは緊急性は無いとスヨン。

でも、ソッカンが来て言いました。海外出張が控えているからと。

「命より重要だと?」

「時には。」

この言葉に、その場にいた者たちはあっけにとられました。ヒョニル以外は・・・です。

 

テスやスヨンまで加わって、移送させろ、させないで揉めてる最中、息子が来ました。

患者の目が一瞬開いて、息子を見ました。

でも、直後に心臓が止まりました。

心臓マッサージを始めたテス。

なのに、ヒョニルが冷たく言い放ちましたよ。

「うちの斎場を使えばいいでしょう。」

おいっですよね。

 

患者は書面で蘇生処置を拒否してます、死亡宣告を・・・とヒョニル。

命じられたク・ヒドンは、流石に躊躇しました。

それを見たヒョニルは、次にソッカンに命じたのです。

「死亡宣告をして、ベッドを空けさせなさい。」

必死にマッサージを続けるテスは、ソッカンを悲壮な表情で見ました。

周囲の皆が、息をのんでソッカンの出方を注視していました。


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『胸部外科(原題)』13話まで

2020-10-13 10:34:08 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ヒョニル、スヨン、そしてク・ヒドンとドンジュン親子、イ企画調整室長が見守る中、手術は始まりました。

ク・ヒドンとイ企画調整室長は、ヒョニルとソッカンがハン・ミンシクに会った事を偶然知りましてね。それが元補佐官の手術の依頼のためだったと突き止めたのです。

彼ら二人は次期院長の座を狙っていますから、ヒョニルのお気に入りになるために必死なのです。

事情を知らないク・ヒドンは、ソッカンが執刀すると言い張った・・・などと、自分をフォローしようとしました。

ま、ヒョニルはそんな話など、スルーしますけどね。

自信があるのなら、今からでも手術室にどうぞ・・・とヒョニル。

そう言われたら、慌てますよね、ク・ヒドン。藪蛇ですな。

 

手術は順調でした。

腫瘍部分の切除も終わり、取り出した心臓を戻しました。

ところが、その直後、異常事態が発生。

蘇生措置の甲斐なく、患者は死亡してしまったのです。

ソッカンは力を尽くしましたし、テスも必死でした。でも、無理だったのです。

ソッカンは、ヒョニルを見上げました。

そして、家族に説明するために、手術室を出て行きました。

 

見守っていた者たちの表情はそれぞれでした。

ク・ヒドンとイ企画調整室長は、ソッカンの責任だとヒョニルに匂わせました。

スヨンとドンジュンはがっくりしました。

でもね、スヨンは見てしまったのです。ヒョニルが微かに微笑んでいるのを。

 

術後、テスはソッカンに言いました。この結果を予想してましたよね?・・・と。

ソッカンは即否定しました。死ぬと分かってて手術する医者がいるか?と。

前夜、自分の元を訪ねて来て、手術をすべきかどうか聞いたソッカンの様子をテスは覚えていました。気の進まない手術だと察していました。

それでも引き受けた理由は?とテスが聞きました。

「私と患者は、互いを必要としていた。理由はそれだけだ。」

と、ソッカンが答えました。

患者は延命に一縷の望みをかけていただろうし、ソッカンは手術を成功させることに自分のこれからの道を懸けていたのでしょう。決して死なせるためじゃなかったと思います。そう思いたいです。

 

ヒョニルは、ソッカンの労をねぎらいました。心配するな・・・と。

「ハン候補に補助人工心臓の装着手術を行う準備をしておきなさい。」

その言葉を聞いた瞬間、ソッカンはヒョニルとハン候補との間で何らかの約束があったのでは・・・と感じたでしょうね。

そこに、スヨンが突然やって来ました。

ヒョニルが出て行ってから、スヨンは質問があると言いました。

「叔父が手術の依頼を?」

「ああ。」

「救うために手術を?」

「何としても救いたかった。」

「何故か、叔父は笑顔でした心臓が止まったのに。」

ソッカンはスヨンを見つめました。やはりハン候補との間に何か取り決めがあったと感じたでしょう。とにかく、ヒョニルは全て知っていたに違いないと思いました。

 

病院内には、この手術中の死の一件があっという間に広まったようです。

口止めされていたんですけど、なかなか難しいですよね。

皆、ソッカンの今後を心配しました。ヒョニルの見ている前でのことだけに・・・と。

でも、スヨンはそうは思いませんでした。

 

ハン候補はヒョニルに約束しました。補助人工心臓の装着手術をテサン病院で・・・と言う件です。と言う事は、その先の心臓移植も・・・と言う事ですよね。

 

そして、その手術の日になりました。

誰にも知られず、隠密に・・・とハン候補は言いました。

だから、テスやスヨンたちに一切この手術の事は報告されていませんでした。

知っているのは、ソッカンと手術に携わるスタッフだけ。あ、それから、ク・ヒドンと、イ企画調整室長の二人もです。

その日は、他の手術室も含めて、そのエリアは立ち入り禁止となってしまいました。

 

ハン候補は、ソッカンをねぎらいました。

長年一緒に活動してきた補佐官に、どうして?とソッカンが聞きました。

「選挙を前に邪魔者は消しておかなければいけない。」

邪魔者は皆、このような仕打ちを?とソッカン。

「仕打ち?執刀したのは、チェ教授だろ?」

ソッカン自身が“仕打ち”と言う言葉を使ったと言う事は、仕打ちに値する行動だったと自分で認めているとも言えます。

そして、それを選択したソッカンは、既にハン候補やヒョニルと同じ道を歩かざるを得なくなってしまったと言うことです。選択の責任を自分が取ることになるとはっきりと認識しましたもんね、ハン候補の言葉で。

その衝撃を、ソッカンは事前に予想していたのでしょうか。

予想外に大きなショックだったんじゃないでしょうか。

 

ヒョニルに、自分を選んだ理由を聞いたソッカン。何故自分なのかと。

「雪の塊は転がり始めると止まらない。どんどん大きくなるか、ぶつかって壊れるだけ。後悔してるのか?スヨンを救った時、十分に後悔しただろ。」

どーいう意味?そんなことを今更考えても遅いという事でしょうか。

 

急患が搬送されてきました。

一刻も早く手術をしなければ、死んでしまうかもしれないと言う状況でした。

ところが、手術室エリアは立ち入り禁止。

テスは立ち入り禁止が誰にも連絡されていなかった事を怪しみました。

一部の者は、事情を知っているということも気が付きました。

ドンジュンが、VIPらしき姿を偶然目撃したと話していたことを思い出しました。

その他の様々な状況から、ソッカンが執刀する手術があるに違いない・・・と気づきました。

 

ハン候補の手術の準備は着々と進められていました。

スタッフは、念書まで書いて、秘密保持を求められていました。それでも、VIPの正体を知ったのは、手術室にハン候補が入ってきた時でした。

イ麻酔医にテスから何度も連絡が入っていましたが、まさか急患とは思いませんし、電話に出るのもはばかられましたので、スルーするしかありませんでした。

 

テスはソッカンに連絡しました。

「私の患者はすぐに手術しなければ死にます。それより急を要する患者ですか?」

と、テス。

「私の患者は大統領候補だ。君の患者はそれより重要か?」

と、ソッカン。

テスは一瞬呆然としたようです。ソッカンが本当に変わってしまったと感じたでしょう。

 

しかし、テスは諦められませんでした。

院内に一斉放送を流したのです。手術室にも聞こえるように。

ハン候補に麻酔をかける直前でした。

テスは患者の状態を説明しました。治療経過も詳細に伝えました。その上で言いました。

「20番の部屋で手術の準備をしてください。必ず行きます。」

スタッフがどれだけ動いてくれるかは不明でした。

でも、スヨンと共に患者の搬送を始めたのです。

 

まず、イ麻酔医が動きました。周りのスタッフに言いました。

「急患を無視する気ですか?」

次にハン候補に言いました。

「大統領になるためにお忍びで手術を?しかし、急患を無視してまで手術は出来ません。延期に。」

そして一礼して手術室を出て行ったのです。

その声で他のスタッフも動きました。看護師たち、ユ技師、スンジェも・・・。

ソッカン以外、全員が20番手術室に向かったのです。

 

ヒョニルは驚き怒り、焦りました。

ハン候補は流石です。感情を露わにはしませんでした。

しかし、怒りは相当なものだったようです。

 

20番手術室の中を見たソッカン。

そこではテスをはじめとしたスタッフたちが忙しそうにキビキビと動いていました。

ソッカンに気づいたテスが出て来ました。

「教授にとっては必要ない患者でも、私には大切な患者です。」

だろうな・・・とソッカン。君の目指す医師になれ・・・と。

「教授が目標でした。私はチェ教授に憧れていました。一緒に手術しましょう。」

しかし、ソッカンは拒否。私には必要ない患者だと言っただろ?・・・と。

 

ソッカンは、元補佐官を救えていたら、元の場所に引き返すつもりだったようです。

テスの目標である自分に戻ろうと考えていたのです。

しかし、現実は違いました。もう戻れないと思いました。

 

この一件で、ハン候補は誰かに責任を・・・と言いました。

ヒョニルは、テスしか考えられなかったようです。

スタッフを失う事は、今後の心臓移植手術にも関わって来ますからね。

まだ首になっちゃうの


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