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正門の警報装置を避けて・・・とジアンは思ったのですが、塀にもあるぞとドギョンに言われ、自分の甘さを又も知りました。
ドギョンは、ジスの人形を差し出しました。
「他のモノは金で買えるけど、それは違うだろ。」
と、ドギョン。
ミン部長がミョンへの指示で全て捨てようとしていたのを見て、これだけは・・・と取り戻してくれていたのです。
嬉しくてジアンは人形を抱きしめました。
そして、ビールにも付き合ってくれました。一緒の方がアリバイにもなるし、何かと都合が良いだろうとドギョン。
「心から反省しているようだし、努力してる事も分かった。だから僕も偏見と誤解を反省し妹として受け入れることにした。妹がくじけることは願って無いから。」
ドギョン・・・やっぱり優しいんですよ。
とても家族思いで、長男としての役割を自然に果たす事が出来る性格なんですね。素直な良い育ち方をした坊ちゃまって感じ。
ジアン、やっとドギョンに対してわだかまりも疑いも無くなりました。
自分の努力を認めてくれ評価してくれたわけですからね。敵地に味方を得たって感じでしょう。
「辛い時は言え。不満はダメだぞ。心の準備ができたら‘オッパ’と呼べばいい。」
そう言ってドギョンは微笑みました。
部屋に戻ると、他の人形も全て並べてあました。勿論、ドギョンです。
ジアンは心から感謝しました。
ジェソンは、ミョンヒがあまりにもジアンに対して厳しすぎると、思っています。
この家の家風に早くなじませようとするのは分かります。生活が全く違う環境だったから、一刻も早く財閥の長女としての品位を身につけさせたいと思う気持ちはわかるのですが、あまりにも急ぎ過ぎだと思っています。
ジェソンはミョンヒが娘を見失ったことを、ずっと心の奥底で恨んでいたようですね。
ミョンヒの責任だと思っているけど、口にする事は出来ませんでした。
だから、ジアンが庶民のレベルのマナーしか知らないと責めるのは、間違っていると思っているのです。ミョンヒが見失わなければ、こんなことにはならなかった・・・と。ジアンの責任ではないと。
夫婦仲が良くなったと思ったけど、根本的な解決には、まだ程遠そうです。
ミョンヒの父ノ会長が帰国しました。
ジアンはウンソクとして初めて会い、挨拶をしました。
ノ会長は、満足そうにジアンを抱きしめました。
ミョンヒは、嬉しくて涙をこぼしました。
ノ会長は、ドギョンをへソンアパレルの副社長にすると言いました。
そして、ジアンをそこの正社員にし、その有能さに気付いたドギョンが、様々なことから行方不明だった実の妹だと知る・・・等と言う、これまた正にドラマのようなストーリーを組み立てました。
さらっと流したドギョン副社長就任という決定は、ジェソンには複雑な感情を抱かせました。
ノ会長は、婿の自分より血のつながった孫のドギョンを後継者に据えたいと考えているのではないか・・・ってことですね。
勿論、ジェソンは重々承知していたようです。その可能性が大だということを。
ただ、やっと見つかったジアンを利用して、こっそりと目的を遂げようとしているのは、あまり気持ちの良いモノでは無いのです。
テスは、友人のチャン社長に協力してもらって、新しく事業を始めようと考えています。
このまま終わるのは、やはり嫌なのです。
子供たちの事を考えても、自分がここでもうひと頑張りしないといけないと思ったのです。
一旗揚げて、ジテを結婚させ、ジアンも呼びもどそうと考えているのです。
ジアンに、正社員採用の通知が届きました。
こんなに簡単に正社員になれるなんて・・・と、ジアンは不思議な気分がしました。あんなに頑張っても成れなかったのに・・・。
誰かに一緒に喜んでほしいと思って、ソヒョンに言ったのですが、それが何か?・・・という反応。
苦労を全く知りませんからね、ソヒョンは。
何だか物足りない気分のジアンでした。
ソヒョンは、ドギョンとジアンが急速に親しくなっていくのを見て、のけものになった気分でした。
ジアンを嫌ってはいないけど、まだ姉としては受け入れられていません。貧しい生活臭が抜け切って無いと感じてるようです。
言葉にならない悶々とした思いを抱いているソヒョン。
そのソヒョンの気持ちを一番分かってくれているのは、ソヒョン担当のリュ運転手だけでした。
クラブにお忍びで行ってるのにも同行してますし、車の運転というだけじゃなく、秘書的、ボディガード的な役割も果たしているようです。
ソヒョンは元々大学の同期の中で浮いていました。財閥の娘という態度で、まぁ、人と交わろうとしないというか・・・。
ある日、一人の学生と口げんかになり、最後に持ち出したのは、自分を叩いたら退学になるよという脅し文句。
相手の学生は、怒りを一旦は抑えたんだけど、結局我慢できなくて、掃除用バケツの水をソヒョンにぶちまけようとしたんです。
でもね、リュ運転手が、カッコ良く庇ったんです。
上着でソヒョンを抱え込むようにして。
ソヒョン・・・好きになるかもね。その時のリュ運転手の横顔、カッコ良かったもん
ドギョンは、ジアンの願いを叶えるため、南大門に。
庶民的な店でラーメンとか辛いモノを食べたいというのが、ジアンの願いだったようですね。
ジアンは、ドギョンからもらったペンダントをしていました。ソヒョンから返してもらったんです。
それを見たドギョンは、嬉しそうでした。
付き合ったものの、ドギョンは何も食べられませんでした。慣れない小汚い店や不潔そうな食器を見て、食欲が失せたのです。
美味しそうにたくさん食べるジアンを、呆れたように見ていました。
ところがその直後、スリにペンダントを盗まれてしまうんです。
諦めきれないジアンは、必死にスリを追いました。ドギョンも一緒になって市場の中を激走。
協力して取り戻す事が出来ました。
この事で二人の間はぐっと近くなりました。
ジアンは自然にドギョンのことを“オッパ”と呼べました。
ジテはまだスアをふっきれていません。
当たり前です、4年も付き合ったのですから。
ジテの友達も、良い人ばかりです。ジテの悩みや問題を分かってくれていて、決してバカにしたりしないし、差別したりしません。
スアは、それまでの自分とは違う自分になりたくて、ヘアスタイルを変えました。
そんなスアに一目ぼれした男性が声をかけて来ました。決して胡散臭い人じゃないんだけど、スアは貰った名刺を破り捨てました。
やはりジテを忘れることはまだ無理のようです。
そう言えば、この作品も、所謂悪人がいません。この先は分かりませんが。
あ・・・ハジョンくらいかな?でも、ハジョンも小者ですしね。
悪人がいないと、気分よく視聴できます。それぞれ、悩みや問題を抱えた人たちが、一生懸命真摯に生きようとするストーリーは、見てて心地よいです。
ジアンが正社員として初めて出勤しました。
社屋の前に来た時、以前絶望的な気持ちで離職したことが頭を過ぎりました。
こんな日が来るなんて、その時は想像もしていませんでした。
元の同僚の前に、ジアンは堂々と姿を現しました。
正社員ソ・ジアンとして。
皆、本当に驚きました。特にハジョンは不愉快そうな表情です。