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デュエル~愛しき者たち~ DVD-BOX2 |
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ドゥクチョンは重体となりました。
勿論、パク会長の部下たちは、一斉に検挙されました。
が、一切供述をしません。見え見えの状況にも関わらず、パク会長の名前を出さないのです。
流石にパク刑事は激怒し、珍しく部下を蹴り挙げました。問題になると分かってはいましたが、もう我慢出来なかったのです。
スヨンも、ずっと重体のままでした。
このところ、病状は一気に悪化していました。もう痛みをとるくらいしか出来ない状況にあったのです。
だからこそ、ドゥクチョンはミレの身体の治療剤に一縷の望みをかけていたのです。
ミレは、まだ回復途中ではあるけど、すぐに骨髄を採取してほしいと担当医に頼みました。
無理だと言われましたが、瀕死のスヨンを見てはいられなかったのです。
骨髄が採取されました。
ところが、今度はこの骨髄の争奪戦が繰り広げられることになったのです。
パク会長は、担当医を脅し、骨髄を無理やり奪いました。
それを知ったソンジュンたちは、奪った者を突き止めようと監視カメラをチェック。
そしたら、一旦はパク会長の部下に奪われた骨髄が、今度はソンフンによって奪い取られた事が判明。
実は、ソジンからソンフンに連絡が行っていたのです。
ソジンは、父親すら信用できなくなっていました。
これまでの状況を考えると、治療剤によって完治したら、父は自分を許す筈は無いと思いました。子供より自分を優先する人だと充分分かりましたから。
子供より大切な会社を自分に譲ってくれるとは到底思えなかったのです。
だとしたら、父には死んでもらって、兄から会社を奪う方が容易い・・・そんな結論に達していたんですね。
ソンジュンがソンフンの元に走りました。
ソンフンは、ソンジュンに恨みつらみをぶつけました。
自分だけが苦しみ続けたと思っていたからです。迎えに来ると約束したのに、ソンジュンは来なかった・・・。自分だけ幸せになったんだ・・・と思っていたのです。
でも、それは違いました。
ソンジュンもまた苦労の連続だったのです。
一緒に逃げた男性は、泊まっていた宿が火事になり、すぐに亡くなってしまったのです。
その後は施設に預けられ、寂しい思いをして来ました。
もしかしたら研究所に戻っているのかもしれないと、訪ねてみたりもしたようです。しかし、既に廃墟となっていて・・・。
つまり、ソンジュンもソンフンを待っていたのです。
どちらも寂しく辛い人生を過ごして来たと分かりました。
今はスヨンを最優先すべきだとソンジュンは訴えました。
でも、その言葉を信じ切ることが出来ないソンフン。
ソンジュンは仕方なく、ソンフンに麻酔を打ち、眠らせました。弱っているソンフンは、あっけなく眠り込みました。
そして、家中を探したのですが、骨髄は見つかりません。
そうこうするうちに、パク会長の部下たちが乗り込んで来ました。
ソンジュンをソンフンだと思い込んだ部下たちは、骨髄のありかを吐かせようとしました。
ソンジュンはソンフンと骨髄を守るために、一芝居うちました。ソンフンのフリをしたのです。
そして、既に骨髄は、自分が投与したと言ったのです。
部下たちは、ソンジュンを連れて行きました。
意識の戻ったソンフンがそのやり取りを聞いていました。
ソンジュンが自分を守るために身代りになったと思いました。
ソンフンは真っ直ぐにパク会長のところに行きました。
捕まったのはソンジュンだと明かしました。そして、骨髄を投与したのは自分だと言ったのです。
その時、ソンジュンはベッドに縛り付けられていましてね。骨髄を採取されようとしていたのです。
パク会長に銃を突きつけ、ソンジュンを解放しろと言いました。
そして、ソンジュンが解放されたのを確認して、捕まったのです。
でもね、こうなることは充分予測できたことです。
ソンフンは最後に人間らしく生きることを選びました。
パク会長の元に来る前に、骨髄をスヨンに届けたのです。
本来の持ち主に返しに来た・・・と。
そして、ドゥクチョンにも、一切の事情を打ち明けて、ソンジュンを救うよう手を打ったのです。
ソンフンは、一瞬の隙を見て縛られていた紐を切り、その同じナイフでパク会長の首を掻き切りました。
直後、部下たちの銃がソンフンを撃ちました。
パク会長も、そしてソンフンもその場で死んでしまったのです。
これで事は一気に解決に進みました。
検察と警察とが同時にサニョングループに捜索に入りました。
スヨンは回復し、元気になりました。
ソンジュンは、ただ生きてみようと思いました。
一人の人間として。
ハッピーエンドです。
が、最後はなんだかバタバタとした収拾の仕方だったように思えます。
ソンフンとソンジュンの二人とも生きて行くことはやっぱり出来ないんだろうなぁと思いました。
テーマが人の命にかかわる事だったので、面白かった・・・とは言えず、なんだかうすら寒い思いをしました。
近い将来の話じゃないかと・・・。
それと、時々、あまり必要性を感じない会話とかシーンとかが挟まれてて、ちょいとまどろっこしい感じがしたことがありました。