大阪城での四季のうつろい

相棒や友人たちとの日々の行動を記録するため、2005年(平成17年)リタイア後ブログをはじめました。

2023年10月08日 | 植物
先日彦根へ行った際、「たねや」の店先で姫リンゴのような果実を見つけ、お店の人に尋ねたところ「ナツメ」と教えていただきました。

棗(ナツメ)
クロウメモドキ科。高さ5~10mほどの落葉小高木。南ヨーロッパ及び西方アジア原産。

初夏の6月ごろに淡緑色や黄色で小さく目立たない花をつける。果実は、長さ2 ~3cmほどの卵形か長楕円形で乾燥させたり(干しなつめ)、菓子材料として食用にされ、また生薬としても用いられる。熟した実は、リンゴのような味で美味しい。

木材としては、硬く使い込むことで色艶が増す事から、高級工芸品(茶入れ、器具、仏具、家具)等に使われ、ヴァイオリンのフィッティング(ペグ、テイルピース、顎当て、エンドピン)にも使われている。
また漢方薬として大棗(タイソウ)には強壮、利尿、解熱に効果がある。

和名は夏に入って芽が出ること(夏芽)に由来。
ナツメと聞くと抹茶を入れる茶器を連想されるが、これは本種の果実に形が似ることからの命名。

ナツメの木と聞いて私はすぐに「庭に一本ナツメの木・・・」の「水師営の会見」の歌を連想します。
乃木大将とロシアの将軍ステッセルが、互いの健闘を讃え、水師営で会見したことは余りにも有名な話ですが、その会見所の庭にあった一本の棗の木も、文部省唱歌で有名になりました。
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