島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

琵琶湖疎水

2021-02-15 | 京都
 
 京都の緊急事態宣言解除は延期されていますが、感染者の数も減ってきたので、午前中だけの仕事の帰りに、久しぶりの御陵巡り。
地下鉄蹴上駅で途中下車して、南禅寺周囲を巡りました。
 蹴上駅を降りて、蹴上浄水場を横目に、インクラインしたの「ねじりまんぼ」と言う古いトンネルをくぐって南禅寺に向かいます。
「まんぼ」はトンネルの意味だそうで、上のインクラインを台車に乗った舟が行きかうので、重さに耐えるよう、写真のように内壁のレンガは斜めに積まれ、トンネルも斜めに掘られたようです。
 
 琵琶湖から京都へ掘られた琵琶湖疎水は、今でも京都の水道水として使われていますし、この蹴上の斜度を利用して日本初の商用水力発電所も造られ、この電気で市電も走れるようになりました。
先ほどのトンネル上のインクラインは、疎水を使って運航してる船を、この斜度を上下させるための道なのですが、今は桜の名所でもあって、レンタル着物を着た女の子で春は一杯になるのですが、この日は誰もいませんし、もちろん桜はまだです。
 
 疎水の水は、発電所の水車を回す水、インクラインに沿って岡崎疎水に流れ落ちる水の他に、この水路で東山の麓を流れ、哲学の道から最後は私の家近くの松ヶ崎疎水まで流れる、と言う不思議な流れです。
 
 京都で起こる殺人事件の多くでは、被害者はここで殺されたり、犯人がここで捕まったり、自白することで有名な、南禅寺の水路閣(水道橋)です。
こうして高さを確保しながら、ゆっくりと北の方へ、一見高低差に逆らうように流れて行く気がする、京都疎水が出来ています。
 
 造られてからもう130年ぐらい経ってるはずですが、水漏れもしてないようです。
若い女の子が二人、写真を邪魔するようにずっといてくれましたが、これでなんとなく安心出来ました。
誰もいないと殺されそうな気もする水路閣の下です。
 
 石川五右衛門の「絶景かな絶景かな!」で有名な南禅寺三門ですが、南禅寺全部が拝観中止してるせいもあって、観光客はまばらです。
南禅寺内の目的の天皇陵巡りの一つには、拝観中止で入れずに終わりました。

      返事
toitennさん:私をほめるのは顔だけにして下さい。
     下関の水族館「海響館」の、
    サメ肌以上のシーラカンスは観ましたか?

コメント (1)
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81-1安徳天皇

2021-02-12 | 天皇陵巡り
 
 第80代高倉天皇の第1皇子で、母は平清盛の娘で中宮の徳子(建礼門院)の言仁親王(トキヒトシンノウ)は、祖父清盛の期待を一身に集めて生後すぐに立太子し、わずか2歳で即位し第81代安徳天皇(アントク)(1178~1185)(在位1180~1185)となりました。
 
 1183年に木曽義仲が挙兵し京都に迫ったので、平家一門は幼い安徳天皇を擁し、三種の神器を持って西へと落ちのびて行きました。
 
 1185年に木曽義仲を討った源義経は、屋島で平家に大勝し、最後関門海峡の壇ノ浦で平家をせん滅したので、安徳天皇は祖母である清盛の妻二位尼時子に抱かれ入水、三種の神器の内の宝剣は、今もこの海底に眠ってるはずです。
  写真は、門司から関門海峡を挟んで対岸の下関を眺めています。
この後関門トンネルを歩いて渡り、御陵を参拝などして、また定期渡し船でこちらへ戻ったのは、島に居た10年以上前のことになります。
 中央の竜宮城の様な建物が赤間神宮(アカマジングウ)
 
 安徳天皇はわずか8歳で亡くなったので、もちろん未婚でしたが、未婚のまま亡くなった歴代男性天皇は、13歳で亡くなった先々代の第79代六条天皇と、生まれながらにして白髪だったと言われる第22代清寧天皇の3人だけです。
  写真は、逆に赤間神宮の水天門から見た関門海峡ですので、門司が見えています
 
 安徳天皇の遺体はあがってないので、落ち延びて行ったという伝説は沢山あるようですが、一応御陵は赤間神宮境内に明治になってから出来た阿弥陀寺陵(アミダジノミササギ)(山口県下関市阿弥陀寺町)で、陵はお寺形式になっていました。
 
 陵の傍には、壇ノ浦で滅んだ平家一門の墓も並んでいましたが、名前に「盛」が付く7人の墓が前列に並んでいるので「七盛塚」とも呼ばれていますし、後列には二位尼の供養塔もあるようです。
 
 日本史の中でも超有名な源義経ですが、彼の最大の失敗は安徳天皇をみすみす死なせたことで、それだけならまだいいのですが、三種の神器の一つ宝剣を取り戻せなかったことでしょうね。
これで兄頼朝と対立してしまい、悲劇の道を歩むようになったと思いますが、まあその分後世の人気は出たのかもしれません。
 写真は門司港から見た関門海峡大橋ですが、このどこかに今も宝剣は沈んでいるはずですので、この宝剣を見つけるTV でもやってほしいです。
万一出て来たら、それこそ世紀の発見ですよ! 

        返事
toitennさん:現状維持でいこうとした饅頭屋は、
    やっぱり何百年はもたなくて、
    先進的なものも取り入れて、日々前進しようとするが拡張はしない、
    小さな饅頭屋さんが、生き残ってきたと思います。
    私は基本保守の現状維持派なので、トップには向かないし、
    ゆっくりと滅びる種族だと思います。

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31.黒みつだんご

2021-02-10 | 菓子たくさん
 
 自宅近くの小さな饅頭屋さん「美玉屋」(みたやまさん)、洋菓子店は増えましたが、京都にはまだまだ小さな饅頭屋さんがあります。
変に大きくして、新しくして、結局他人に乗っ取られたりつぶれたりして、無くなってしまう商売もありますが、私は基本的には変化せず大きくせず、有名にもならずに続いている、小さな饅頭屋さんは理想です。
 
 それはさておき、みたまやさんの名物「黒みつ団子」、10本入りで1080円、1本100円です。
 
 近くを通りかかると、ついつい買ってもらったり買ったりしますが、黒蜜の味ときな粉が絶妙で、10本全部でも軽く食べられますが、今回は家内と仲良く5本づつ食べました。
 
 優しい家内は、残ったきな粉は全部、私が舐めるのを許してくれました。

        返事
花水木さん:前回の東京五輪は、
    高校生の私も盛り上がりましたが、5?年後の大阪万博はもう冷めていました。
    2019年W杯ラグビーはかなり盛り上がってしまいましたが、
    この東京五輪は又冷めています。
    自分勝手ですね。

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80-2高倉天皇皇后徳子

2021-02-07 | 天皇陵巡り
 
 平徳子(タイラノトクシ・ノリコ)(1155~1214)は、父平清盛(1118~1181)、母平時子(トキコ)二位尼(ニイノアマ)(1126~1185)の間に産まれ、同母兄には父清盛亡き後平家の大将になった平宗盛(ムネモリ)がいます。
  大原寂光院前に、陵に登って行く石段があります
 
 8歳で即位した第80代高倉天皇(1161~1181)が11歳で元服したので、6歳年上の徳子が入内し皇后ともなりました。
父清盛が待ち望んだ第1皇子言仁親王(トキヒト)(1178~1185)(後の第81代安徳天皇)も、やっと産まれました。
 
 徳子は母として、安徳天皇と平家一門と共に西国へ落ちて行きましたが、最後は壇ノ浦の戦いで敗れたので、母二位尼と息子安徳天皇と一緒に入水しましたが死にきれず、兄宗盛と共に生き残り、京都へ護送されています。
 
 兄宗盛は斬首されましたが、徳子は罪に問われず、京都大原寂光院で余生を送りました。
 日本画の題材にもなってる、平家物語最後の後白河院の大原御幸も有名ですので、一時寂光院は女性観光客の人気スャbトになっていましたが、新型コロナ2波と3波の間の昨秋は、高齢観光客がチラホラぐらいでした。

       返事
花水木さん:ゴディバは何故閉店なんですかね?
大雪男さん:WOWWOW加入したので、欧州ラグビー観てます。
    日本に来たレイドローがいないスコットランドが、
    イングランドに勝った試合を観終わった所です。
toitennさん:カルカンとは違いますね。

コメント (1)
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30.雪餅

2021-02-05 | 菓子たくさん
 
 久しぶりの「菓子たくさん」シリーズです。
冬になったので、ため込んでいた写真の虎屋の雪餅を出しました。
もう今年は売ってないと思います。
 
 何やかんやいちゃもんは付けますが、虎屋のお菓子はやっぱりおいしい!
1個500円弱も、まあ仕方がないと思ってしまいます。
表面の雪は、山芋らしいです。
 
 冬の夜(昨年か一昨年ですので、どこでも行けましたが)、雪餅食べて一服、京都はそれなりに良いですね。

      返事
花水木さん:確率高いですね!
    1等30万円ではなく、ふるさと小包希望の謙虚さが、
    この幸運を呼ぶのですかね。
toitennさん:こちらも確率よいですね!
    「憎まれっ子世に憚る」ですかね?
    ちょっと使い方違うか?

コメント (3)
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