京都の緊急事態宣言解除は延期されていますが、感染者の数も減ってきたので、午前中だけの仕事の帰りに、久しぶりの御陵巡り。
地下鉄蹴上駅で途中下車して、南禅寺周囲を巡りました。
蹴上駅を降りて、蹴上浄水場を横目に、インクラインしたの「ねじりまんぼ」と言う古いトンネルをくぐって南禅寺に向かいます。
「まんぼ」はトンネルの意味だそうで、上のインクラインを台車に乗った舟が行きかうので、重さに耐えるよう、写真のように内壁のレンガは斜めに積まれ、トンネルも斜めに掘られたようです。
琵琶湖から京都へ掘られた琵琶湖疎水は、今でも京都の水道水として使われていますし、この蹴上の斜度を利用して日本初の商用水力発電所も造られ、この電気で市電も走れるようになりました。
先ほどのトンネル上のインクラインは、疎水を使って運航してる船を、この斜度を上下させるための道なのですが、今は桜の名所でもあって、レンタル着物を着た女の子で春は一杯になるのですが、この日は誰もいませんし、もちろん桜はまだです。
疎水の水は、発電所の水車を回す水、インクラインに沿って岡崎疎水に流れ落ちる水の他に、この水路で東山の麓を流れ、哲学の道から最後は私の家近くの松ヶ崎疎水まで流れる、と言う不思議な流れです。
京都で起こる殺人事件の多くでは、被害者はここで殺されたり、犯人がここで捕まったり、自白することで有名な、南禅寺の水路閣(水道橋)です。
こうして高さを確保しながら、ゆっくりと北の方へ、一見高低差に逆らうように流れて行く気がする、京都疎水が出来ています。
造られてからもう130年ぐらい経ってるはずですが、水漏れもしてないようです。
若い女の子が二人、写真を邪魔するようにずっといてくれましたが、これでなんとなく安心出来ました。
誰もいないと殺されそうな気もする水路閣の下です。
石川五右衛門の「絶景かな絶景かな!」で有名な南禅寺三門ですが、南禅寺全部が拝観中止してるせいもあって、観光客はまばらです。
南禅寺内の目的の天皇陵巡りの一つには、拝観中止で入れずに終わりました。
返事
toitennさん:私をほめるのは顔だけにして下さい。
下関の水族館「海響館」の、
サメ肌以上のシーラカンスは観ましたか?