島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首37

2013-07-30 | 奈留島百人一首
 
 37. 白露に 風のふきしく 秋の野は
           つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

                    文屋朝康(フンヤノアサヤス)(平安時代前期)
 朝康は第22番おやじギャグの歌の作者文屋康秀の子供で、評判の高い歌人だったそうですが、あまりめぐまれなく終わったようです。
「草の葉の上の白く光っている露に風が吹き寄せ、真珠の玉が散るように白露が散っていきます、綺麗ですね。」
 
 37. 白波に 風のふきしく 秋の海は
           つらぬきとめて しかと繫げる

        白・に・風のふきしく・秋の・は・つらぬきとめ・る   21字同じ
春一番:1859年(安政6年)2月13日、壱岐の漁師が出漁中に強風で船が転覆、53人の死者を出したので、この強い南風を春一番と命名した。
 新田次郎作「珊瑚」:1905年(明治38年)男女群島の珊瑚漁で1200人、翌年は1000人の歴史的な海難事故死者を出した事故の話。
  
 このように東シナ海は昔から時化ると浮「ですが、昭和になってからも台風のひどい被害が奈留島でも有ったようです。
ですから、台風が近づくと(奈留島の西の海を台風が通過する時は特に)、奈留島の人々は陸でも海でも、台風の備えは万全を帰します。
 
 このように「台風つなぎ」と言って、その時に一番風を受けない港にまとまってロープを通して船を繫ぎます。
こんな風にまとまって繫がれると、蒙古の船団のように嵐でお互いがぶつかって沈むのではないかと思いますが、どういうわけかこの方法が一番よい繋留方法だそうです。
 こんな繫ぎ方を上手に表現出来た一首となりました。

     返事
花水木さん:長く生きると、こう見えて私もくよくよする日ばかりです。
福山市さん:奈留高校軟式野球部、今の所まだ勝ち残っています。
    又全国に行けたら、応援よろしくお願いいたします。
喜珍さん:そういう私も、奈留島とは直接関係ない、
    家庭やフークの替え歌を書いているので、大きな顔は出来ません。

コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 奈留島百人一首36 | トップ | イカ釣り »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (大雪男)
2013-07-30 22:55:17
あの大量遭難死の海難事故の犠牲者がうちの村に
いないみたいなのがちと不思議です。
珊瑚獲りという生業がちと特殊だったのでしょうか?
最近の豪雨は日本が亜熱帯になったという事なのでしょう。桜と紅葉で辛うじて春と秋の存在感はありますが、
夏と冬の存在感が圧涛Iになってきてる感じです。
返信する
Unknown (喜珍)
2013-08-01 06:31:56
白波の いもの香ぞする 秋の夜は またあきもぜず いかぞかみける

・・・なんてね。

いもの季節だけでなく、1年365日、体の内側からのアルコール消毒をかかさないのが、僕の健康法です。 (*^_^*)
返信する
Unknown (福山市)
2013-08-01 14:47:56
奈留軟式高校野球の情報ありがとうございます。
このまま勝ち進んで、全国大会へ行ってくれたら、又
奈留島は盛り上がりますね。
是非、明石か高砂球場で、「瞳を閉じて」を聞きたいです。

東シナ海へ、台風が接近すると、中国の漁船の多くは
五島の港へ避難して来ると聞いた事がありますが、
中国の漁船も「台風つなぎ」をするのですか・・?

返信する

コメントを投稿

奈留島百人一首」カテゴリの最新記事