奈留島の西北端、第18番霊場からUターンして、帰りは大串湾を右手に見ながら元来た道を帰ります。
大串を出て右手に、行きには単なる海岸の大岩と見えた岩が、帰りに見ると駱駝になっている、以前も報告した名所?「ラクダ岩」です。
帰りは、江上の三叉路を左に折れて、坂道を上がります。右手に夕陽を浴びて清楚に輝く「江上教会」が木の間越しに見え、思わず足が止まる光景です。
ここからドンドン坂道を登ると、トンネル手前右側に、遠命寺峠の湧き水が出ている所が有ります。
奈留島の水道水は、美味しいとは言い難いので、ここの水をわざわざ汲みに来られている方も多いです。
遠命寺トンネルは平成6年(1994)開通の770mも有る立派なトンネルです。
夏井から江上まで、遠命寺峠越えの道を、歩いて朝夕通学していた江上小学校の生徒達が、修学旅行の折、長崎県知事に「トンネルを掘って欲しい」と直接訴へ、これが叶って開通しました。
文麻呂さんも言うように、このトンネル堀削の残土を積み上げて、ゴジラの出る土手が出来たといわれています。
このトンネルを抜けて、一気に坂を下ると、次は夏井地区です。