西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

ヘリテージマネージャ養成講座5回目、今日の稽古

2014-07-20 00:19:46 | 日記

今日のヘリテージの養成講座は2つの講座です、「宮崎県内の文化財」についてと、「観光からのまちづくりと昔ながらの建物」の説明を受けました。

文化財については県の文化財課の藤本さんが講師でした。

宮崎県内の国登録文化財の建築物75カ所についてスライドを見ながらの説明です。

建築の文化財についてしっかりと確認できました、ただ西都市の建築物が「0」だったことが残念でした。

県内の市町村では日南市が矢張りダントツに多く建築文化財を持っていました。

2つめは観光プランナーの前田豪さんが講師です。

観光という形に興味がある私にとって、すごく面白い講座でした。

これは定住人口と観光で来る人の使うお金を比較したものです。

さて前田さんは起承転結の4つで説明されました

起:観光からのまちづくりの盛衰

・観光による交流人口増は心の過疎を埋め、地域に誇りをもたらし、賑わいとあたらしい文化、職場をもたらす

・一世を風靡した「大地に絵を描く」岩切章太郎イズム。これにより宮崎は一大ブームを巻き起こした。

・しかし時代と共に観光の形が変わっていた、つまり名所旧跡を見ることから「暮らしぶり・たたずまい」を見せることになり、今はそれに住民の思い、誇りが必要となった

・不易流行「不易をしらざれば基立ちがたく、流行知らざれば風新たならず」の考えが今も大事である。(この言葉は松尾芭蕉の徘階理論)

・観光は店から面に変わっていた、「生活を見せることが大事」である(今の宮崎の観光は風(見栄え)だけを追い求めている、これは危険だ)

承:歴史的建造物の活用と課題

・妻籠宿は伝統的建造物保存地区指定でにぎわったが、「生活感の喪失」によって魅力を失いつつある(具体的に言うと、おみやげ物やさんに売っているもののほとんどが、他地区の土産物)

・金沢の東の郭は「東の茶街」として人気がある

・最近茅葺きの家が脚光を浴びている、京都府美山町は好例である、茅葺きの屋根を生活の場として利用している

転:西米良村の「おがわ作小屋村」の昔ながらのたたずまい

・テーマは「人・生活」、コンセプトを大事にし、頑なに守っている

・5つの基本方針①不易流行②温故知新③地域内ネットワーク④観光以外の分野との密接な連携⑤自立自走を基本とし、公共事業任せにしない

結:人、仕組み、意識の改革

・計画つくりから経営までプロデュースできる人が必要、つまり「何故作るのか」「つくる」「経営する」「維持補修する」を統括できる人

・価値観を作っていくことの大切さ

・茅葺き屋根は英国でとても人気がある、いずれ日本でも見直されるはず、ただその為には茅葺き職人の存在と育成が必要である

・ノウハウよりノウフー

・都会ではないものを見つける「ライトダウン」による暗闇の美しさなど

イヤーとても示唆を含んだ良い講習でした、とくに私の好きな小川作小屋のことが出てきて「フムフム」と頷くばかりでした

今日の南空会稽古は西都市勤労青少年ホールで行いました。指定管理となり、私たちにも使いやすくなりました。

一年分の年会費を支払いました、これで安く借りれます。

今日も基本中心で行いましたが、今日は後半一時間保護者向けの空手指導を行いました。

と言っても稽古するのじゃなく、自分の子ども達の動きの見方を知ってもらおうという考えで行いました。

子ども達は親の前で稽古したがります(親がやらせる?)その時、空手の動きを知ってもらった方が良いと思ったからです。

保護者のみなさんは熱心に聞いてくれました(騎馬立ちで足が痛いと言っていましたが・・)

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 皆の気持ちを合わせ・・・ | トップ | 夏の始まりは素敵な予感 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事