西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

一般質問報告、スマートウエルネスシティ編

2024-03-13 17:43:36 | 日記

今日は委員会です、付託された議案に対し、説明を受け委員会としての結論に向け討議をしました。

後は、各委員の結論を出し合い、委員会としての報告とします。

お昼ご飯は市役所のそばにある

ソバにしました。美味しかった・・・ただどこもそうですが、少しずつ値段が上がってきましたね。

食事だけでなく日用品等も値上げを感じます。この物価高騰に見合う、所得環境つくりも政治家の役目だと感じています。

駐車場のplant

質問報告の二番目です

壇上質問

 次はスマートウエルネスシティについてです、これは以前質問に取り上げたことがありますが、2009年にスマートウエルネスシティ首長研究会が発足しました。

それは「超高齢、人口減社会によって生じる様々な社会課題を、自治体が自ら克服するため、この危機感を共有する首長が集結し、健幸つまり健康と幸福をこれからのまちづくりの基本に据えた政策を連携しながら実行することにより、持続可能な新しい都市モデル「スマートウエルネスシティ」の構築を目指す目的として組織されたものです。

昨年9月現在、宮崎県では8市町が加盟しているようです。

そこで、西都市はスマートウエルネスシティ政策にどのように取り組んでおられるかまず伺います。

市長答弁)

本市は令和2年5月にスマートウエルネスシティ首長研究会に加盟した。

新型コロナウイルス感染症の拡大と、その影響の長期化により、年2回開催される研究会の参加を含め、スマートウエルネスシティ施策としては、具体的な取り組みを行えていない状況である。

スマートウエルネスシティ首長研究会の理念において「健幸」は「個々人が健康かつ生きがいを持ち、安全安心で豊かな生活を営むことのできること」と定義されている。

その考え方は、第5次西都市総合計画において、目指す姿の一つとしております「市民一人ひとりが自身の健康に積極的に取り組み、ボランテイアによる温かな支援ときめ細やかな公的サービスに支えられ、誰もが地域で生き生きと生活しています」と同じと考えており、その意味では同じ目標、目的を持って、本市の施策を進めていると考える。

今後もスマートウエルネスシティ首長研究会加盟自治体との情報交換等も行いながら、さらに、第5次総合計画の示す目指す姿の実現に努めてまいります。

質問)

次はスマートウエルネスウエルネスシティについて伺います。答弁では令和二年5月に首長研究大会に加盟した。だが、新型コロナウイルス感染症の影響で研究会の参加を含め具体的な取り組みをおこなえていないという事でした。ただ考え方は第5次西都市総合計画において目指す姿と同じものがあり、その意味では、同じ目標・目的で施策を進めていると考えているとの事でした。そして今後もスマートウエルネスシティ首長研究会加盟自治体との情報交換等を行いと言われましたが、今後もという事はいままでも情報交換していたということです、いままでどのような情報交換をしていたか伺います。

課長答弁)

スマートウエルネスシティ首長研究会加盟自治体との情報交換について、特にスマートウエルネスシティ施策に限定した情報交換は行っていない。

県内9市では、宮崎市、小林氏、えびの市、児湯地区では高鍋町、川南町が研究会に加盟しており、県内会議等において、保健事業などについて情報交換する機会があった事や、継続して、同じ目標、目的を持って、第5次総合計画の示す目指す姿の実現に努めていくことも含め、「今後も」とさせていただいた。

質問)

はい、今後ものもの意味了解しました。それでは首長研究会の形式、その頻度、これからの参加についての考えを伺います

市長答弁

スマートウエルネスシティ首長研究会については毎年二回程度実施されており、同研究会の発起人、筑波大学大学院久野譜弥教授ほか有識者の講演、パネルデスカッション、事例報告等が行われている。

来年度は5月に筑波大学、10月に福岡県飯塚市で研究会が開催されると伺っているので、可能な限り参加したいと考えている。

質問)

市長も忙しいでしょうが、参加され情報交換お願いします。それではSWCの先進的な自治体について伺います。どこかSWCを取り入れて、まちづくりをやられている自治体を御存じですか?

課長答弁

県内では小林氏が最も早く加盟されており、健康福祉部健康推進課とは別に、総合政策部健康都市推進室を設置され、「健幸アンバサダー養成講座」「こばやし健幸ポイント事業」「こばやし健幸つくり推進企業認定制度」等を実施されているほか、大手生命保険会社や製薬会社と「健康増進に関する包括連携協定」を締結されるなど、精力的に取り組んでおられる。

質問)

小林が熱心に取り組んでいるというのは聞いていました。同じ県内ですから情報交換お願いいたします。

ところで新潟県に見附市という自治体があります。県の中心にあり、人口は約4万、高齢化率32%の小都市です

面積は西都市よりぐっと狭いのですが、小都市という面では西都市と似ているのかなと思います。

約20年前の市長は久住時男(くすみときお)氏といいます。彼は約20年前健康運動教室という、健康施策を取り入れました。

その時代は国も自治体も健康を施策の中心にはしておらず、市民や議会から「個人の健康に対してなぜ税金を使うのか!」などと反対されたようです。ところがその後科学的エビデンス(根拠・証拠)が見つかりました。それは参加者が非参加者に比べ一年間の医療費が年間10万円抑制されるというものでした。

つまり医療費抑制効果で見ると一定規模のコストインパクトが推察され、そのエビデンスによって、批判が応援と変わっていきました。そしてその施策を総合的なSWC政策「スマートウエルネスみつけ」に結び付けていきました。その久住市長の施策がこのSWC首長研究会発足のきっかけとなり、初代会長となりました。

見附市の取り組みは2012年「健幸長寿社会を創造するスマートウエルネスシティ総合特区」に選定され、2014年内閣府による「地域活性化モデルケース」、2017年には「第1回コンパクトシティ大賞・総務大臣賞(これは最高の賞)」「第5回プラチナ大賞・総務大臣賞」2019年には「第3回先進的まちづくりシティコンペ国土交通大臣賞」「SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業」に選ばれました。

何が言いたいかというと、先ほどの答弁で5月と10月に研究会があるようですので、折角入会しているので、積極的に研究会参加され、情報を収集し西都に活かしてほしいと思うのです。市長の考えを伺います。

市長答弁)

壇上で申したとおり、スマートウエルネスシティ首長研究会の「健幸」は本市総合計画の考え方と同じと考えている。

課題解決のために、部局を超えた連携が必要とする考え方も、縦割り行政ではなく、時代に合った横の連携、それぞれの分野にとらわれない考え方が必要とする私の考えと同じである。

先ほども申し上げましたが、今後、可能な限り研究会に参加し、今後の施策に活かして参りたい。

要望)

よろしくお願いいたします。

ちなみに、見附市では「SWみつけ5つのポイント」があるようです

  • 社会参加できるまちづくり(町のたまり場、サードプレイス・見附イングリッシュガーデン、道の駅、見附健康の湯などを整備し、それに見合ったソフト事業を組み込んでいます)
  • 中心市街地を中核とした賑わいつくり
  • 歩きたくなる快適な歩行空間の整備(歩行者自転車クルマが共存できる歩車共存道路)
  • 過度な車依存からの脱却を可能とする公共交通の再整備
  • 住民が主体となり、地域づくりを行う地域コミュ二ティー

以上の5つです、これよく見ると、今現在西都市が進めようとしている施策に合致している気がします。まちづくり会社の設置、立地適正化計画の推進、公民館単位の100歳体操などなどです。先ほど「可能な限り参加し、今後の施策に活かしていきたい」と言われました。是非取り入れるものは取り入れ、今やっている施策が良いものであるなら、勇気を持って推進して欲しいと願います。これは要望といたします。


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