壇上質問)
3)次は何度も取り上げている自転車交通の取り組みです。
以前も質問しましたが、その後自転車交通の安全教育を各小中学校ではどのように取り組んでおられるかまず伺います。
教育長答弁)
本市の小中学校においては、ほとんどすべての学校で、警察や交通安全協会の協力の元、交通安全教室が行われている。
そこで自転車の乗り方実技講習、自転車点検やヘルメット着用の仕方について説明されている。
児童会や生徒会がちゅうしんとなり、ポスターを作成し、校内に掲示するなど交通安全に関する啓発活動も積極的に行われている。
質問)
自転車交通の安全教育に行きます。昨年も宮崎市内で高校生交通事故死がありました。かなしい事故でした。その後その学校ではさらなる自転車交通事故対策が取られ始めたと聞いています。転ばぬ先の杖ということわざがあります。安全教育はくどいほどおこなっても良いと考えます。ところで平成22年9月私の一般質問において、スケアードストレート方式という恐怖を直視させ、正しい行動に結び付ける教育方針について問いました。その時に「先進事例等を参考にし、その効果をよく吟味し、実現の可能性を今後検討する」と言われております。このスケアードストレート方式について調査され検討されたのか伺います。
課長答弁)
スケアードストレート方式とは交通安全教室等において、実際に事故が起きる様子を再現し、強烈なインパクトを与えて、交通ルールの順守や交通事故防止について指導する方法である。
西都警察署や本市の交通安全協会に問い合わせたところ、2年前に高校生対象の交通安全教室に実施したようであるが、児童生徒の心理的なショックが大きい事や、実演することでの危険性への配慮等により、最近ではこの方式での交通安全教室を行うことはほとんどないとの回答であった。
スケアードストレート方式を用いた指導については、児童生徒の発達段階に応じて、適切に実施していくことが必要だと考えている。
小中学校においては、現在各学校で実施いているような、正しい自転車の乗り方などの体験的な学習や映像資料を用いた視覚的な学習といった方法で、交通安全に対する意識の向上に努めてまいりたい。
質問と私の意見)
スケアードストレートは答弁の通り、それを演じる方に特殊な技能が必要です。実施事例ですが、昨年、関東圏内のいくつかの自治体で行われたようです。演じ者はスタントマンを使っているようです。
地方ではなかなか学ぶ機会がないにもかかわらず、西都において二年前に行ったのは素晴らしいと思います。目的は子どもたちを事故から守る事、そしてそのためにどのような教育が効果があるか研究し続けていただきたいと思います。
ここで私の経験を述べさせてください、私は大型車の「内輪差」を異常なくらい鮮明に意識しています。それは高校生の時です、朝クラスメイトが真っ青な顔で教室に入ってきました。
聞くと「交差点の赤信号で止まっていた時、自分の目の前にいた女子高生が、左カーブしてきたダンプの後輪に巻き込まれ轢かれた」と彼は言いました。
それを聞いたクラスメート全員恐怖ですごいショックを受けました。そして大型車の内輪差を強く頭に刻み込んだのです。
スケアードには現在是非両方の意見があるようですが、効果の面では一考するものです。引き続き研究をお願いします。
ゴジラ、アカデミー賞おめでとう
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