西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

議員活動、送別会、今日の稽古、アーカイブ一般質問

2018-03-06 00:12:52 | 日記

議会は休会中です

ですがこの休会という言葉が市民に誤解を招く(ちょっと言葉は変ですが、単に休んでいるというイメージを持たれるという意味です)のですが、実はこの期間が大切なのです

一般質問をやろうとしている議員は調査研究し、また担当部署に質問を投げかけて、より良い質問の結果を得ようとします

またそれ以外の議員は(きっと)議案を熟読し、疑問点や確認点を精査しているはずです(わたしはほとんどの議会で一般質問しておりその期間は市役所と調査ポイントの往復ですから、他の議員の行動はわからないですけど)

ということで午前中から午後しばらく市役所にいました

きょうは保護司会の定例会があったのですが、忙しくって間に合いませんでした

保護司の皆さんごめんなさい

夕方は今年定年で保護司を退任される原田さんの送別会でした

すごく一所懸命取り組まれる方でした

いろいろご指導いただきありがとうございました

私はノンアルコールで終盤近くまでいて、それから稽古に向かいました

といっても膝が悪いので、きょうは私服での指導です

稽古の合間会議室では役員さんが、今週行われる小学生と中学生の送別会の打ち合わせを行っています

熱心に段取りしてくれています、ほんと頭が下がります

ありがとうございます

稽古は関谷指導員がビシッとしめた稽古をつけてくれていました

黒帯は色帯の手伝いをしてくれます

私は全国大会の形の部に出るいちご君の指導でした

さて昨日の檀上からの質問に引き続き、質問席からのやり取りです

本日は「自然エネルギー」「まちづくり」について議論を交わしています

それでは・・・

◆2番(橋口登志郎君) お昼御飯を食べた後で眠たくなるかと思いますが、頑張って質問をしたいと思います。
 それでは、まず最初に環境と新エネルギーの質問についてです。
 市長の壇上の御答弁により、今は転換期であるということ、そして新エネルギーへの依存割合が高まるかもしれないという考えであること。また、可能なものは積極的に取り組みたいという考えはよく理解いたしました。ありがとうございました。
 実は、この新エネルギーに関連した一般質問が、過去、西都市議会において何度か取り上げられております。平成17年には新名議員が太陽光発電の導入と環境教育について。19年には中武議員が風力発電についてなど行っております。最近では、平成18年9月、19年6月、21年9月において荒川敏満議員がバイオマスについて熱心に質問されております。
 先ほどの市長の答弁にありましたように、我が国のエネルギー政策は大きな転換期を迎えているようです。そんな中、平成21年9月議会において荒川議員の質問に対しバイオマスタウン構想を策定することにしていると答弁されておりますが、現在の進捗状況はいかがなものでしょうか。

◎農林振興課長(本部定澄君) お答えします。
 バイオマスタウン構想につきましては、平成22年度に構想を公表予定でありましたが、口蹄疫の発生により、構想の1つの柱であります家畜排せつ物のよりよい堆肥化の推進の見直しが必要になりましたので、本年度に家畜の導入計画を見据えながら作成しまして、パブリックコメント等を通じ、市民等の意見を取り入れ公表したいというふうに考えております。
 なお、今年度から名称が変わりまして、「バイオマス活用推進計画」となります。このバイオマス活用推進計画の内容につきましては、家畜排せつ物のよりよい堆肥化の推進、菜の花プロジェクトとの連携、木質系バイオマスの有効利用、以上の3つをこの推進計画の柱にしておるところでございます。
 以上でございます。

◆2番(橋口登志郎君) 今月の19日だったんですけれども、宮崎日日新聞で牛ふんを使い簡単発電という記事がありました。これは、市長の母校であります宮崎大学農学部の杉本安寛教授が開発したもので、バイオマスを活用した新しい発電の方法だそうです。
 新聞によりますと、堆肥の中に電極となるチタン製の棒を入れて、その周りにアルミ製の棒を円形に埋め込むというとても簡易なものです。
 課長の今の答弁によりますと、我が市のバイオマス活用推進計画構想が家畜排せつ物により、よりよい堆肥化の推進を主たる目的としてということでしょうが、バイオマスは単なる資源の循環だけではなく、エネルギー生産などいろいろな可能性があるものだと思います。ぜひ市としても取り組んでいただき、研究されることを強く望みます。
 さて、国ではなかなか政局が定まらない状況なんですが、つい先日、菅首相はあいさつで、再生エネルギー法案成立に向け強い意欲を見せました。こういうふうに述べています。国のエネルギー政策は国民が選択するもの、政治家や専門家がやるべきことは5年後、10年後にその選択肢を増やすことが役割と法案の成立による自然エネルギーの普及促進をしていきたいと言っていました。
 まさに、私はこの選択肢を増やすことが大切だと思っております。西都市では、さきの答弁のようにバイオマスが進んでいるのは頼もしい限りです。延岡の旭化成では既に事業の取り組みを考えているようですし、小林市はスタートしたみたいです。ぜひ、遅れをとらないようにお願いしたいと考えております。
 ところで、今の報道の中で自然エネルギー協議会についていろいろ言っておりますが、どのように認識されておられますでしょうか。

◎総合政策課長(阿萬浩君) お答えします。
 ソフトバンクと宮崎県を含む19の自治体が太陽光や風力などの自然エネルギーの普及に向けた政策を提言する自然エネルギー協議会を7月に設立するというような報道がなされております。
 その中で、休耕田や耕作放棄地を太陽光発電用地とするための農地転用の規制緩和などが提言されるというふうに聞いておりますが、太陽光発電所は採算性が課題のようでありまして、今後の動向を注視してまいりたいというふうに考えているところであります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 私は、この報道を見て「おお~っ」と思ったのは、今、答弁にあったように同協議会に全国から19の道と県が参加を表明しているということなんです。その中に、私たちの住むこの宮崎県がありました。先取りの精神があるなと思って見ました。西都市としてはこの件、つまり協議会に宮崎県が参加をしているという件なんですが、県と連絡をとり合ったり、そういったことをしたことはあるでしょうか。

◎総合政策課長(阿萬浩君) 自然エネルギー協議会に関しましてこちらからは問い合わせはしておりませんけれども、県からは太陽光発電適地の調査が来ておりまして、また7月には県の説明会が予定されているところであります。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 実はこの報道を見まして、私は宮崎県に行ってきました。宮崎県の総合政策課というところが担当しているんですが、いろいろ話を聞いてきました。
 宮崎県も今議会の真っ最中なんですけれども、予算案についての資料によりますと、環境新エネルギー先進地づくりプログラムという名前で99億円の予算を計上しているそうです。もちろん、そのうちの大部分は持続可能な森林、林業、木材産業の振興というものでしたけれども、そのプログラムの中に新エネルギー拠点づくり事業というのがありました。これは多分、きょうの新聞にもありましたけれども、ビームダウン、水素製造、太陽光発電効率化の3つです。
 また、世界各国で再生エネルギーに関する研究開発や利用拡大が行われている中で、宮崎県では太陽光発電の普及拡大、太陽光発電による電力の電気自動車への利用、畜ふん発電、木質バイオマス資源の利用拡大といった先進地づくりの取り組みを積極的に進めるということもありました。その中には企業や研究施設の誘致をとあります。
 宮崎県でも西都市というのは広い土地を持ち、御存知のとおり宮崎までの交通アクセスが非常によいのですが、この事業に対する賛同者として市民として手を挙げればいいなとは思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。

◎市長(橋田和実君) この新エネルギー開発といいますか、利用といいますか、それと環境保全といいますか、環境問題、それをまた私は大きな課題であろうと思います。これは両方とも目的が一致する面もあろうかと思っておりますが、例えば西都市で重油を炊いてハウス園芸をやっています。重油はだんだん高騰していく、コストが高くなっていく、それからCO2を排出するということから、やはり新しいエネルギーといいますか、そういったものを求めて、環境に優しい、しかもコストが低くなるような、そういったエネルギーを求めていくことは私は非常に大切だと思っておりまして、そういった観点からも、また県もそういった面で先駆的に取り組もうとしておりますから、そういったことで積極的にそういった実証的研究やら、あるいはそういう関係の企業誘致といいますか、そういった面には取り組んでまいりたいと、そのように考えておりまして、県とも連携して取り組むべきだと、そのように考えております。

◆2番(橋口登志郎君) ぜひお願いします。
 もちろん皆さん知っていらっしゃると思いますが、自然エネルギーの最大の欠点は安定的な電力の供給の技術が確立しないことだと思っております。ですが、ドイツやイタリアなどヨーロッパを中心とした世界的な、もし開発が始まれば割と早い時期にこの問題は解決するのではないかと期待しております。そして、最も可能性があるのは何といっても我が国、日本の技術力です。自然エネルギーの割合を増加するということが政策として決まって予算がつけば、大容量蓄電池など遅からず開発されると思っております。もしそうなれば、全国の自治体が拠点競争に走ると思います。そのことを踏まえて、先ほど市長が言いましたけれども、早目に県と共同歩調をとり、イニシアチブをとれればと思っています。
 電力の自由化という言葉をよく耳にしますが、そのことについてどうお考えになっているかお聞かせください。

◎市長(橋田和実君) 電力の自由化ということは以前から聞かされておりますけれども、電力を他の事業者においても自由に売買できるといいますか、そういう規制緩和あるいは新規の電力事業者が参画すると、また電気利用者が電力会社を選択できると、そういったことが少しずつ進展してきております。
 送電分野を分離する論議もありますけれども、ただ、こういうものについて余り野放し的にやっていきますと大停電を引き起こしたり、あるいは電気料金が逆に高くなったりと、そういった例もあるようでありますので、一長一短あるのではないかなと考えております。

◆2番(橋口登志郎君) まさにおっしゃるとおり、長所・短所、また国民性というのも考えなければならない問題だとは思います。ただ、実際もう欧州では始まっています。もしこれが欧州のように踏み切られたとしたら、電力事情というのは激変すると思います。
 これもまた宮日新聞なんですけれども、20日に国の電力買い取りに対し多くの地方自治体が限定的で不十分であるというアンケートを出したという報道がありました。もし、政府がドイツやスペインのように全電力買い取り制度に踏み切れば、太陽光発電パネルもしくは小規模発電施設が飛躍的に増えるということの逆な裏づけだとも思います。そして、それは今の大規模集中型から小規模分散型への転換になると考えられます。
 これはまた、もしもの話ですけれども、もし欧州と同じように政策として自由化が踏み切られたら、西都市としての、また行動プラン等は考えていらっしゃいますでしょうか。

◎総合政策課長(阿萬浩君) おっしゃるとおり、自由化がなされるとより一層小規模分散化は進むというふうに思われます。
 今後、どうなるかは情勢は不明でありますけれども、西都市としての行動プランというのはまだ時期早尚というふうには考えているところであります。
 しかし、現段階でおきましても小規模事業者の参入は可能でありますので、そうした企業の誘致については図ってまいりたいというふうには考えているところです。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 県の方も言っていました。とにかく最初に目指すのは災害、非常用のエネルギーで、その上で、これ大事な言葉なんですけれども、地域完結型、つまり地域で使うエネルギーは地域で賄う形のこと、それを目指したいと言っていました。
 県では新エネルギー先進地づくりプログラムなどにおいて、市町村から提案があればぜひ一緒に取り組んでいきたいと言っていましたけれども、再度伺いますが、この言葉についていかが思われるでしょうか。

◎市長(橋田和実君) 今、議員がおっしゃったように、新エネルギーについて関心のある市町村には積極的に情報を流していきたいということを聞いておりますが、市としましても県と連携を密にして積極的にあるいは先駆的に取り組んでまいりたいと。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。ぜひお願いいたします。
 私の空手の先生は、「機を見て敏なり」というふうにいつも言っていました。事が起こったらすぐ敏捷に対応しなさいと、そういったことです。ぜひ、子孫に禍根を残さないような再生型自然エネルギーに市としても取り組んでいただけることを願って、この質問は終わりにしたいと思います。ありがとうございます。
 次に、まちづくりについてです。
 いろいろな場面で青年会議所とかでまちづくりに取り組ませていただきました経験から、私は今度できましたまちづくり推進室にとても期待を寄せています。先ほどの答弁の中にハードとソフトの両面から実施されていると言われました。
 実は桜川清掃なんですけれども、市民を中心に毎月第1日曜日午前7時から行っています。私も1年半ほど前から参加しています。西都市の職員の皆さんも市長をはじめとして、まちづくり推進室、建設課、商工観光課の皆さんが市民と一緒に汗を流されております。ありがたいと本当に思っております。
 推進室としてこの桜川清掃なんですけれども、何を目指しているのかお聞かせ願えればありがたいと思います。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 この桜川清掃は地元商店街の方々が発起人となりまして、平成19年から毎月第一日曜日の午前7時から1時間程度行っているところでございます。
 中心市街地と記紀の道を結ぶ桜川沿いの散策ルートや、記紀の道を訪れた観光客を市街地へと誘導するルートとして位置づけておりまして、中心市街地を流れるこの桜川を市民の憩いの場として再生することで、まちなかににぎわいと癒しを取り戻したいということを目指して、市民の方々と一緒に取り組んでいるところでございます。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 これは「桜川を憩いの場にする会」という市民団体が行っておりますけれども、年に一度、「ピンク・ピンク・ピンク大作戦」と銘打って小中学生向けの環境イベントとか行っておりましたけれども、これはこれかも行っていく予定なんでしょうか。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) この「ピンク・ピンク・ピンク大作戦」という環境イベントは市民協働推進課所管の市民提案型まちづくり事業補助金を活用して、議員がおっしゃいましたように「桜川を憩いの場にする会」が主催して平成21年から3年間実施してきた事業であります。
 この補助事業は3年間ということですが、これからも形を変えて市民の方々が桜川に愛着や親しみが持てるように、また憩いの場になるようにさらに発展的なイベントを実施していきたいと伺っております。
 以上でございます。

◆2番(橋口登志郎君) 御存知のとおり、桜川は西都市街地の中心を流れています。商店街でいいますと小野崎、えびす、本町、中央、桜川、平助、御舟など重立った商店街を流れています。ぜひ、憩いの場であり、まちなかのにぎわい創出の場として取り組んでいただきたいと思っております。よろしくお願いします。
 それと、記紀の道の整備につきまして、前回も質問で取り上げさせてもらいました。そのときに詳しく報告は受けていますので、今回、環境整備について1つだけ質問させてください。それは雑草処理と清掃についてです。市長がいつも言われている自立した地域社会の実現と自助、公助、共助の精神から、私も地元のことは地元で行う形をつくり上げるようにしたほうがよいと常に思っておりました。今年は雇用対策で美化事業が計画されていますから非常にきれいなのですが、行政に頼り切った考えを持つと、だれかがやるだろうという依存心が出て汚れてしまうだけではなく、また自分たちの道という気持ちが薄らぎ、さらに市とかに不平、不満が出るのではないかと思っております。この件に関して何かお考えありますでしょうか。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 記紀の道の雑草処理と清掃につきましては、今年、逢初川歩行者専用道路の1工区が完成して最初の年でありまして、今、緊急雇用事業で1名を雇用して草刈りなどを行っているところです。
 しかし、地元や沿線住民の方々を中心として組織されました「記紀の道を育てる会」を昨年立ち上げていただいておりますので、美化清掃や修景を維持するための活動を行っていただく予定にしております。
 また、先日ですけれども、あいにくの雨模様でございましたが、地元公民館の清掃に合せまして記紀の道の一部区間でございますけれども、草刈り等も行っていただいたところでございます。
 今後も「記紀の道を育てる会」や、地元公民館と一緒になりまして、環境整備に努めていきたいと考えております。よろしくお願いします。

◆2番(橋口登志郎君) 自分の住む町は自分たちで魅力的にしようという、市民度をいかに上げていくことが大切だと思っています。ぜひいろいろお考えいただければありがたいです。
 さて、ソフトに関してなんですが、先ほど市長のお答えにありましたチャレンジショップ、まちおこし事業、まちづくりサポーターなどいろいろあるようです。また、市だけではなく商工会議所も県の中山間補助事業を利用したえびす朝市広報や、ネットショップ、アンテナショップ等も行っております。それぞれの事業はそれぞれ向かう目的があると思いますが、もし目指す方向が似ていれば一緒に同じ舞台の上に立って話し合いをすれば互いの事業がうまくいくと考えております。
 これらの組織の横の連携等はどうなっておられますか、お答えいただければと思います。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 現在、まちづくり推進室ではチャレンジショップ支援・まちおこし事業、まちづくりサポーターによる雇用創出事業を、商工観光課では雇用創造事業を、さらに商工会議所では中山間地域新産業雇用創出緊急対策事業を実施しておりますが、中心市街地商店街を含めまして相互の情報交換を行いながら連携により事業のスリム化を図るために、今、まちおこし事業共同連絡会議という会が4月12日に発足され、現在、大体月に2回のペースで会議が実施されているところでございます。
 以上でございます。

◆2番(橋口登志郎君) まちおこし事業共同連絡会議でしたですね、月2回の会議が行われているということで、連携体制への環境が整いつつあると考えています。
 ところで、市がやっているこれらの予算の出どころは、緊急雇用創出とふるさと雇用再生特別基金からだと聞いておりますが、これらは来年度から多分なくなるのではないかと思っております。あわせて来年度からこれはどうする予定なのかをお聞かせください。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) 議員御指摘のとおり、チャレンジショップ支援・まちおこし事業につきましては、ふるさと雇用再生特別基金事業、まちづくりサポーターによる雇用創出事業につきましては緊急雇用創出事業により実施しているところでございますが、これらは平成23年度までの基金事業となっております。
 そこで、チャレンジショップにつきましては、起業を考えている方がこの事業により実践的な経験を積むことで商店街の新規の出店を促し、にぎわい及び雇用の創出を図っていくことを目的としておりますが、単年度で事業の成果が出るものではないと考えておりますので、委託先でございます妻駅西地区商店街振興組合と来年度以降の取り組みについて相談させていただきながら事業の継続については検討していきたいと考えております。
 また、まちづくりサポーターによる雇用創出事業につきましては、まちづくりに関する情報収集のほか、文化ホールやあいそめ広場を活用した各種イベントによるまちなかのにぎわいづくり、空き店舗を活用したコミュニティービジネスやソーシャルビジネス等の起業及び雇用の創出をお願いしているところでございますので、委託による雇用の継続というよりも、将来、みずからビジネスを立ち上げていただくような意識で取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) チャレンジショップは単年度での結果を出すのは難しいので、妻駅西地区商店街と継続して検討すると。また、まちづくりサポーターはみずからビジネスを立ち上げる意識で取り組んでほしいということだと思います。
 事前に議会で説明がありましたけれども、この基金は雇用するというのが大きな目的なので、その趣旨は十分果たしているとは考えていますが、またせっかく育った人材とかノウハウが次年度からも活かせる形を何とか探ってほしいと考えています。よろしくお願いします。
 文化ホールは社会教育課から商工観光課へ、そして新しく設置されたまちづくり推進室に管理が移管されましたが、その運営の仕方はどうなっているか、また、移管後の状況はどうなっているかお伺いいたします。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 文化ホールの移管後の運営と状況についてでありますが、まず、文化ホールの使用申請の手続につきましては、これまでは利用者に市民会館まで足を運んでいただいておりましたが、現在は同じパオ内の市の施設でございます働く婦人の家での申請手続が可能となりましたので、利用者の方には申請しやすくなったのではないかと考えております。
 今後は、文化ホールを広く市民の皆様に活用していただくために条例等の見直しを行い、気軽に利用できる施設として整備していくことで市民の自主的な活動を支援し、あわせて中心市街地の活性化につなげていきたいと考えております。
 また、文化ホールでのイベント等の実施状況につきましては、例年どおりの利用に加えまして、現在まちづくりサポーター事業を委託しております「NPO法人ⅰさいと」の「ふらっと」に映画の上映やコンサートなどのイベント企画をお願いしているところでございます。最初の企画といたしましては、5月15日にボサノバコンサートを実施したところでございます。
 今後につきましては、えびす市等の商店街イベント等と連動した映画上映や演奏会などを計画しているところでございます。
 また、現在、コンサート等の音響整備のため、音響備品の取りかえを実施しているところでございまして、今月中の整備、引き渡しを予定しているところでございます。
 以上でございます。

2番(橋口登志郎君) 今の答弁の中で出ました「ふらっと」の件なんですけれども、まちなかでちょっとうわさを聞きました。どういったうわさかというと、「ふらっと」の関係者がまちなかの商店の方に話をして、まちづくり推進室、それと「ふらっと」、「ⅰさいと」と書いた名刺を出して、まちづくり関係はうちが請け負っていますとあいさつをしたというふうに言われたそうです。そこらあたりはどうなっているかお答えいただければと思います。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 「ふらっと」があいさつのときに配った名刺の内容やあいさつ時の説明不足によりまして、市民の方に誤解を招いていたことはお聞きしております。そこで、委託先の「ⅰさいと」及び「ふらっと」には、このような誤解が生じていることをお伝えいたしまして、今後、誤解を生じないように丁寧な説明を行うよう指導を行ったところでございます。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) 重ねて申しわけないのですけれども、その「ふらっと」とは何をするところか、また同じく名刺に書いてある「ⅰさいと」との関係、そして「ⅰさいと」とはどのような団体かお答えいただければと思います。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 この「ふらっと」は、市のまちづくりサポーターによる雇用創出事業の委託を受けました「NPO法人ⅰさいと」において委託事業を実施する場合の名称であります。その事業の内容といたしましては、先ほども申しましたけれども文化ホールやあいそめ広場を活用した各種イベントの実施によるまちなかのにぎわいづくりとか、まちづくりに関する情報収集、コミュニティビジネスやソーシャルビジネスの育成などをお願いしているところでございます。また、先ほどのまちづくり共同連絡会議の事務局的な役割も行っているところでございます。
 さらに、「ⅰさいと」につきましては、その設立目的が市民が共同参画できる協働体を構築し、個性豊かで自立した元気で明るく、楽しい西都の実現を目指し、西都の活性化に寄与するとしており、保健、医療、福祉の増進を図る活動や、社会教育の推進を図る活動、またまちづくりの推進を図る活動などを行っている団体でございます。
 以上でございます。

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございました。よく、物事を成功させるには3つの者たちが必要だといいます。それは、よそ者、若者、ばか者というこの3つなんです。違う視点を持つよそ者、エネルギーを持って既存の決まり事に惑わされない若者、そしてこうと決まったらまっしぐらに突き進んでいくばか者、それらが大切な要件だと思っております。「ふらっと」の件に関しましても、先ほどちょっと話をしました件以外に、ある商店主から話を聞いたのですが、発想も行動力も今までの西都の人間ではないものを出してくれると、非常に評価をしていました。それは私も直接聞きました。また、先週、まちづくり団体の意見交換会に参加させてもらったんですが、「ふらっと」のマネージャーの方から話を伺ったのですけれども、やはりちょっと私では発想のできないような企画を披露されていました。
 このようなちょっとした行き違いで軋轢を生んでしまうのはもったいないかと思っております。そういう意味でも、私はまちづくり推進室ができたということを期待しています。というのは、これらの組織をコーディネートするところができたというふうに思ったからです。ぜひ、いろいろなところに気配り、心配りをしながら各団体が同じ方向で無駄なく効果的に進んでいく道しるべになってほしいと思っております。
 ずっとしゃべりっぱなしで申しわけないんですけれども、室長の考えがあればお聞かせください。よろしくお願いします。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) 若干プレッシャーを感じておりますけれども、まちづくり推進室に期待していただき本当にありがとうございます。
 議員のおっしゃるように、まちづくりに取り組んでいただいている組織、団体等は数多くありますが、それぞれ組織や手法が違っておりましても、その目的は西都市の発展をと目指しておられます。先ほどの「ふらっと」以外の組織の方たちも、西都市の発展のため、また商店街の活性化のため頑張っていただいているところでございます。質問にもございましたけれども、現在、これらの団体や組織によりまして自主的にまちおこし共同連絡会議を立ち上げられ、設立目的や活動内容等も少しずつ整理されつつあるようでございます。今後は、各組織の取り組みを尊重しながら相互の情報交換を行い、協力体制を確立していければ、本当にすばらしい力が生み出されるものと思っております。
 そしてまちづくり推進室といたしましても、このまちおこし共同連絡会議に参画しておりますので、会の自主性を尊重したいと考えております。
 そこで、組織、団体の皆様の主導で進めていただきながらですけれども、気配り、心配りをさせていただきながら、協力したいと考えているところでございます。
 以上です。

◆2番(橋口登志郎君) ぜひ、よろしくお願いいたします。
 まちづくりビジョン策定の件なんですが、これもまちづくり推進室の主な業務だと思っております。どのような形でお進めになる予定なのか、または骨子とかができているのかお伺いいたします。

◎まちづくり推進室長(横山真一君) お答えいたします。
 このまちづくりビジョンの策定につきましては、先日、6月13日ですけれども商店街や消費者の方、ほか社会福祉協議会や商工会議所の職員、高齢者団体や女性団体からの代表者でつくっております西都市まちづくりビジョン策定ワークショップによりまして、昨年9月からですけれども、9カ月間にわたり検討してきました「西都市まちづくりビジョン策定にかかわる提案書」が市長に提出されたところでございます。
 今後につきましては、このワークショップからの提案をもとにいたしまして、庁内に検討委員会を設置し、まちづくりビジョンの原案の策定を行っていくことになります。そしてこの原案につきましては、平成22年3月に商工団体や市民団体の代表者及び有識者などで設立しておりますまちづくり協議会において意見等をいただきながら、平成23年度中の策定を目指して、今現在取り組んでいるところでございます。
 以上でございます。

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
 まちづくりに関して思い出す限りなんですけれども、もし抜けていたら申しわけないんですが、各商店街、商工会議所、JA、祭り振興会、桜川を憩いの場にする会、ⅰさいと、西都旗たて会などNPO団体、ビジョン策定に当たるワークショップ、まちづくり協議会、まちおこし事業共同連絡会議、その他いろいろとあります。この方たちが、互いに目的を共有し、相互理解し各自得意な方法でまちづくりに向かい合うことが大切だと思っております。
 先ほども言ったので、重ねて言う形になりますが、それらの諸団体が十分活躍できる環境づくりを推進室の皆さんにお願いして、この質問は終わりにしたいと思います。


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