西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

選挙戦最終日、アーカイブ一般質問(平成25年12月)

2018-04-21 22:28:18 | 日記

長かったようで、終わればあっという間の選挙戦(遊説活動)が終了しました

今日は全市を駆け足で回り

そして地元を回りました

とにかく、自分の思いを伝えること

私は西都市をどう思っているか、施策は何か、その結果どんな西都市の未来像を描いているのか、お話ししました

市民の皆さんは一様に真剣に聞いていただき、感謝しています

いよいよ明日は投票日です

最後の最後ですが「橋口としろう」を宜しくお願いいたします

今日のアーカイブは観光振興について、自転車交通について、市職員研修についてです

今日は檀上でのやり取りです、どうぞお楽しみください

平成25年12月

◆2番(橋口登志郎君) (登壇)おはようございます。政友会の橋口登志郎です。
 先日、都会から西都市に移り住まれた方とお話をすることがありました。移り住むタイプは俗に言うIターンです。彼は西都市どころか宮崎県にも親戚がいない方でした。都会で精密機械を扱う会社に勤務していたのですが、あるときリタイアしたら、退職したら田舎に住みたいと思ったそうです。それから本、何か「田舎生活」というような専門誌があるそうなんですが、それらの本を参考に全国いろいろなところを見てまいりました。そして、西都市という場所を選びました。
 私はその方に、「住んでみて西都市の住み心地はどうですか」と聞きました。「この地は隣近所も優しく、人情もあり、コミュニティが成立している。また、西都市は山手側にあり安心感がある。」と言っていました。
 実は、その方は東京のほうに家はまだ残してあり、子どもさんたちも住んでいるそうです。そのため、東京・西都間を何度も行ったり来たりするそうです。そして言いました。「何せ交通便がいい、東京に行くのにとにかく便利。羽田空港まで送ってくれた友人が首都圏にある自分の家に帰り着く前に私は西都の家に着いていることがある」と言われました。空気もいいし水もよい、そして家の敷地にある畑で自然農法、これは農薬はもちろん、肥料等も使わない方法のことらしいですが、その自然農法で得た野菜を食べることを楽しんでいます。西都市での田舎生活を楽しんでいるようでした。
 私はそのような話を聞いて、西都市のポテンシャルをさらに実感した次第です。ポテンシャルを発揮するためには、いつも述べているように教育と医療が最も重要だと思っていますが、今回は違う視点で考えてみたいと思い、今回の質問の内容としました。
 そのような考えで、通告に従い順次質問していきますので、当局の誠意ある前向きな回答を望みたいと思います。
 まず最初は、観光振興についてです。2つの項目でお尋ねいたします。
 まず、テレビ、映画等の誘致についてです。
 昔、ある映画の制作にかかわったことがありました。そのときに思ったのは、撮影場所の選択の大変さです。撮影前にロケハンを行い、シナリオに合った場所を探し求めます。いろいろなつてを使って探します。撮影ではないといっても、人を使うわけですから費用がかかります。何とかこの部分を節約したいと、どんな制作会社も思っているはずです。また、もし映像に採用されれば、自治体の広告効果は大きなものがあります。
 そのことを理解しているので、事前に市内の風景、町並みをリストアップしておき、「このような映像用途にいかがでしょうか」などといった活動を自治体が積極的に行っているところがあります。3年前、産業建設常任委員会で行政調査を行った尾道市はその最たるところでした。
 そこで、西都市としてテレビ、映画等の誘致を行っているのか、もし行っているとしたらどのような方法をとっておられるのかお伺いいたします。
 観光振興の2点目は、西都原のこのはな館南側にある登り窯です。
 登り窯を持っている自治体というのはそうないのではないかと思います。今、観光のスタイルは、見るだけの観光から体験型の観光に変わってきています。そういった中で、この登り窯は西都市の貴重な財産だと思うのです。登り窯は現在、どのように利活用しているのか伺います。
 2番目は、自転車交通についてです。
 1点目は、今年6月に公布された改正道路交通法が12月1日から施行されました。この施行に合わせて市としては何か対応されているのか、また、何か考えておられるのか伺います。
 2点目は、自転車交通が最も必要とされる層として考えられるのに、中学・高校生の通学があります。この改正法に伴い、安全対策をされたか、また、される予定があるのか伺います。
 3番目は、スポーツランド拠点づくりについてです。
 最初に確認したいのですが、スポーツランドを取り組み始めての入り込みの人数、経済効果についてお伺いいたします。
 また、市としてスポーツランドづくりをどう発展させる予定か、まずお聞かせください。
 最後は、市の職員の研修についてです。
 私は、市の職員というのは、人体でいえば脳のような存在ではないかと思っております。全国的に見ても人口減、高齢化、まちなか疲弊など、地方都市にとって厳しい時代となっています。それを乗り越えるためには、市民の努力はもちろん大切ですが、市の職員はブレーンとしての役目も担うのではないかと考えています。そのためには、実務の間、未来のために研さんを図り、先進的な考えを身につけることが必要とされると思っています。
 そこで、西都市としては今どのような研修制度を備えているのか、また、その利用状況はどのようになっているのかお伺いいたします。
 以上で壇上の質問を終わります。(降壇)
     

◎市長(橋田和実君) (登壇)橋口登志郎議員の質問にお答えします。
 まず、テレビ、映画等の誘致を行っているか、そしてもし行っているならどのような方法をとっているかについてお答えします。
 テレビ、映画等の誘致については、宮崎県とも連携を図り、テレビコマーシャルやドラマ、映画などの誘致を行う「みやざきフィルム・コミッション事業」に取り組んでおります。テレビコマーシャル等の撮影候補地の問い合わせについては、年間に4、5回程度あり、その都度迅速に対応し、実際に撮影候補地に案内するなどして、撮影地として選択していただけるよう積極的に誘致を行っております。
 市独自の取り組みとしては、西都市地域雇用創造協議会と連携をとりながら、東京の民放キー局や九州管内のテレビ局及び自転車雑誌を発行する印刷会社等に自転車による地域おこしをキーワードにした番組・取材の企画書を送付し、番組制作会社及び雑誌印刷会社へ直接赴き、担当者と取材交渉するなどの誘致事業を展開しております。結果としては、平成24年度中に自転車雑誌の特集記事掲載を2社行っていただくなどの成果がありました。
 マスコミを活用することは、自治体のPR方法として非常に重要であると考えますので、今後も継続して取材等の誘致活動に取り組んでいきたいと考えております。
 次に、西都原ガイダンスセンターこのはな館の敷地内にある登り窯の現在の利活用についてお答えします。
 数年前までは市内の高校生や中学生の卒業記念制作などに活用しておりましたが、現在は使用されていない状況にあります。
 議員が言われるとおり、現在の観光のスタイルは見るだけの観光から体験型の観光に変化してきており、そのニーズも高まっております。今後は、その点も踏まえ、登り窯を観光資源として、また、市民が自由に利用できる窯としても有効的に活用できる方法を考えていきたいと思います。
 次に、自転車交通についてお答えします。
 改正道路交通法についてでありますが、市としましては歩行者や自転車通学の状況を見て、道路管理者や警察、さらには公安委員会と対応を協議したいと思います。
 また、周知については、チラシ等で市民に対する啓発や、各種団体に対しての交通安全教育を警察署や交通安全協会による指導で対応したいと思います。
 次に、スポーツランドの拠点づくりについてお答えします。
 まず、スポーツランドに取り組み始めてからの入り込み人数と経済効果についてでありますが、西都市は以前からプロ野球やJリーグのキャンプの誘致に取り組んでいますが、平成18年度にスポーツランド推進係を設置して、より積極的にスポーツキャンプやイベント誘致に取り組むようになりました。そのことにより、プロ野球やJリーグだけでなく、野球やサッカーを中心に社会人や大学生のキャンプ・イベントの延べ参加者が平成16年度の6,815人から平成24年度は1万764人に増加しており、それによる宿泊や飲食等の経済効果も約6,500万円から約1億800万円に増加したと推計しています。
 次に、スポーツランドづくりをどう発展させるかにつきましては、これまでのスポーツキャンプやイベントの継続を図りながら、新たなスポーツ団体やチームへキャンプやイベント誘致を進めていく必要があると思います。
 今、西都市でキャンプをしているのは首都圏や関西地区のチームが主でありますが、来春には全国大学サッカー大会や東北地区の野球キャンプの誘致を進めて、キャンプ地として西都市の認知度の拡大を図るようにしています。
 また、本市でキャンプを行っている野球やサッカーの選手やスタッフは、気候や施設のすばらしさだけでなく、肉や野菜が大変おいしいと言ってくれますので、キャンプを通して食や観光の魅力が広まることが期待できると思われます。
 スポーツランド推進により、交流人口の拡大と活性化だけでなく、キャンプ地としての西都市の認知度をさらに広めていくとともに、キャンプを通して食や観光地としての魅力を全国に発信することができるように、観光や農業部門と連携したスポーツランドづくりを発展させていきたいと考えています。
 次に、市職員の研修についての御質問にお答えします。
 本市職員の研修は、主に宮崎市にある公益財団法人宮崎県市町村振興協会の研修を活用して実施しております。一般的な研修としましては、役職に応じた階層別研修として、新規採用時から職務経験年数ごとに行う一般職研修や係長級、課長補佐級、課長級への昇任時に行う管理者研修を行っており、これらの研修につきましてはほとんどの職員が受講いたしております。また、選択研修として、政策形成能力や法務能力等の能力開発のための研修を希望する職員に受講させております。その他、千葉県にあります市町村職員中央研修所や滋賀県にあります全国市町村国際文化研修所等における専門的な研修にも毎年数名を派遣し、職員一人ひとりが市民の期待に応えられる職員に成長することを目指し、人材の育成に努めております。
 以上でございます。(降壇)

◎教育長(竹之下悟君) (登壇)橋口登志郎議員の御質問にお答えいたします。
 自転車交通についてのうち、自転車通学路の安全対策についてであります。
 各学校においては、日ごろより子どもたちの安全・安心を確保するために、自転車運転に対する交通安全教育の徹底について指導に当たっているところです。しかしながら、先日行われた青少年育成連絡会において、各指導員の方から次のような指摘もありました。
 「一部においては信号無視、一時停止違反、並列走行等の危険な自転車運転が見受けられる。一瞬にして被害者にも加害者にもなり得る自転車交通事故である。そこで、自転車交通ルールの遵守と望ましい交通マナーについて、さらに子どもたちに指導するように」との指摘でありました。
 今回の道路交通法の改正を受け、自転車は歩道と車道の区別があるところでは道路左側の路側帯通行が原則となりました。子どもたち一人ひとりのかけがえのない命を守るため、周知及び安全対策が改めて必要となります。
 そこで、教育委員会としましても、警察や交通安全協会等、関係機関と連携を図りながら、各学校における交通安全教室、研修会等の実施に向け啓発に努めてまいりたいと考えております。
 以上であります。(降壇)

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