西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

黄綬褒章祝賀会、議会準備アーカイブ2010年一般質問後半

2018-02-22 22:50:31 | 日記

今日も一般質問の準備です

色々なところに調査に行き、会派室に戻りまとめ、次は電話をして・・・・

を繰り返しています

その間議案書も精読しなけれないけません・・が、なかなか今日はそこまで手が回りませんでした

夕方近くまで市役所におり、それから延岡に行きました

東九州自動車道ができてほんと便利になりました

前は(特に夕方のラッシュ時はひどかった)2時間ほどかかった延岡まで1時間ほどで行けます

20年ちょっと前東九州自動車道早期着工を目指して活動した甲斐がありました

延岡では県宅連の副会長大平武夫さんが黄綬褒章を受賞されたお祝いがあって、そこに参加させていただきました

祝賀会では皆さんの周りをまわっておられました大平ご夫妻です

素敵な笑顔です

最後は万歳で締めました

大平さん奥様おめでとうございました、ご招待いただきありがとうございました

ところでこの会に延岡商工会議所の清本会頭が来賓で来られ、お祝いをされました

そのお話しのなかで、延岡市が近況を話されました

勿論直接的な話はなかったのですが、一応政治家の端くれの私は推察しました

私が推察するに「首長が変わって、今まで準備してきたことが無駄になりこれからの延岡の再興を懸念している(後退するかも・・)」というものです

あくまで推察ですよ・・(ある延岡の議員さんと話をしたのですが、私の推察はあっていそうです)

この話を聞いて、選挙受けの公約に「・・・をやめます。・・・の無駄を省きますetc」などを掲げている政治家が多く、また高い確率で当選している気がします

マスコミもどちらかというと、そちらのほうを記事にする傾向がありますから、市民の話題もそちらに引っ張られます

例えば日本の首都の某知事はまさしくその手法でしたが・・(昔の長野県の小説家某知事・ダム、とか宮崎県のお笑い出身某知事・入札手法)

今見ると犠牲(宮崎の場合は業者倒産)だけ多く、いくつかは結局元の事業を引き継ぐ形になっています

時間と本来必要のなかった経費がかかり、準備にかかった血と汗(努力の事)が無駄になっただけです

選挙では確かに「なになにを引き継ぎます・・」より「・・をやめます」のほうがインパクトあるし、新鮮な感じがしますから

でも事業というのは長い年月かけて準備したものがほとんどです(たまに思い付きみたいなこともあるけど、これは論外です)

これは私の考えですが、引き継ぐというインパクトのないほうが市政(市民)にとっては結果的に良いことが多い気がします

西都でも「区画整理をやめます」「道の駅をやめます」などありましたから・・

私は3月議会の一般質問の中でも何かの形で出そうと思いますが、痛みのないところに成長はないということを言いたいです

昔「アイアンマン?」だったかな、アーノルド・シュワルツェネッガーの若かりし日アメリカロサンゼルスのゴールドジムでのトレーニングを中心とした映画がありました

その時限界を超えても「NO PAIN NO GAIN」と叫びながらトレーニングするアーノルド・シュワルツェネッガーと仲間たちの姿がありました

この言葉は普遍的だと思います

今政治の中で多く聞かれる(耳に気持ちいいけど)

何億かかるからやめましょう、採算が取れない気がするからやめましょう・・、無駄です・・etc

私に言わせれば「痛みを感じるような練習(投資)もしないで、成果を望むのは大間違いだ」です

痛みを越えて努力しなけりゃダメですよ

(勿論見当違いのことをやってはだめですよ、例えば上腕二頭筋を鍛えようと、腕立て伏せをするみたいなことは、痛みが効果に結び付きません)

延岡の状況(延岡駅の再開発)を聞いて、そんなことを思いました(あくまで私の考えです)

さてアーカイブ一般質問は昨日の続きです

ちなみにブログの日付が昨日になっているのは、このアーカイブを昨日のうちに書いて保存したからで、書いているのは2/23の23時です

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 新体制の病院を期待するということで、次にまいります。
 自転車整備です。サイクリングロードの件、県に伝えていただきましてありがとうございました。
 サイクリングロードというのは、妻線跡地のロードというのは、これは今から県の宝だと思っています。高鍋高岡線、西都原線古墳山路も同じように県の管理ですから、今回も同じようにぜひ市のほうから整備のほうを県に呼び掛け希望いたします。また、壇上でも述べましたが、瀬戸内市が行おうとしている、お金がかかる自転車道をつくるという考えではなく、今ある道路を徹底的に検証していこうということ、そして先日毎日新聞に載っていましたが、元建設省官僚が自転車政策が不十分で反省しているという言葉がありました。そのことや、国交省の調査で、現幹線道路でも6,600キロの自転車レーンが可能であると述べていました。これからも、市としての取り組みを期待してこの質問については終わりたいと思います。
 次は、教育問題です。
 学級崩壊は、現在はないという報告を聞けて安心しています。ただ、予防策として、地域ぐるみのコミュニケーションと言われましたが、具体的にはどういった方法を考えておられるでしょうか。

 
 

◎学校教育課長(待木順一君) 地域ぐるみでのコミュニケーションを具体的に申しますと、例えば祭りなどの地域行事、あるいは伝統芸能の継承活動、さらには地域での清掃美化活動といったもろもろの地域活動等に子どもたちが積極的に参加する中で、地域の大人から教えを請い、そして交流を深めていくといった異世代間の交流を通じて、人との接し方を生徒が、子どもが自然と学び大人を敬う心が育っていく、そうした地域住民主体の交流の場を設けることが学級崩壊の予防策につながるというふうに考えております。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) おっしゃるとおりですね。大人を敬う気持ちをいかにつくるかということが、やはり学級崩壊の対応策だと思います。
 次に、いじめについて質問いたします。
 これも、今報告がないと聞いて安心しました。いじめられている子どもというのは、先ほども述べましたが、自分がいじめられているということは言わないものなんです。特に、親にはいじめられているということをぎりぎりまで言いません。子どもなりに親に心配をかけまいといった気持ちや、親に、自分の子どもがいじめられていて申しわけないという気持ちでいじめられているという事実を言いにくいということがあります。子どもの口から聞くのではなく、子どもの状況を見て早目に察知する、先生のアンテナの形成をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。

 
 

◎教育長(綾寛光君) 議員がおっしゃるとおりであると思います。
 教師は、子どもと接する時間が保護者よりも長い時間あるわけですから、細かに観察する機会が多々あることから、子どもの生活態度から状況を把握し、変容が見られると判断したら適切かつ即時に対応していくことは、教師に課せられた当然の職務であるというふうに考えます。そのためにも、教師みずからが職業的能力を高めるための自己研さんに励み、観察能力や対応能力を高めることが教師一人ひとりに求められております。
 例えば、県の教育研修センターは毎年職能別研修講座を開設しておりますので、そうした公的機関の講座等への参加についても本市も推進をしているところでございます。
 なお、学校においてはそうした気になる子どもについて全職員が情報を共有し、全員で適切な対応に当たるための「いじめ・不登校対策委員会」といった定期的な対策協議の場を設けております。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 ぜひ、そのようにお願いいたします。いじめが起こった場合、その対応というのは非常に難しいものとなります。いろいろな方法がありますが、一番効果的なのは環境を変えることです。そして、違う場で強者、つまり自分に自信を取り戻すという意味なんですが、そういった環境を与えることだと言われております。
 そこで質問です。例えば、三財とか三納とか、1クラスでずっと9年間同じクラスになったときに、もしもですよ、そういったことになると非常に子どもたちは不幸というか、きつい時間を過ごすことになります。そういった場合、やはり転校とかいう手段が出てくると思いますが、これは容易にできるものなんでしょうか。簡単に、よろしくお願いします。

 
 

◎学校教育課長(待木順一君) はい、お答えいたします。
 住所はそのままに置きまして、本来修学すべき学校以外の学校に就学するという、いわゆる区域外就学につきましては、保護者からの特別許可を求める理由書をつけて申請手続を行っていただきます。例えば、生徒指導上の理由とか家庭の事情といった区域外修学許可基準に沿った正当な理由がありましたら、教育委員会で協議の上、許可通知を出すこととしております。したがいまして、原因がいじめであった場合に、教育委員会といたしましてはその内容を十分に吟味し、在籍している学校と転出先の学校との協議、さらには保護者及び本人の意思確認を行った上で、本人にとって最も望ましい措置判断を行うといった手順を追っておりますので、一概に容易に転校ができるとは言いかねるところでございます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 容易ではないけれども、事情を見て対応をできるということですね。
 心理テストQ-Uというのがあります。いろんな自治体でも取り入れているテストらしいですが、クラスの状況を事前に把握して、早目に手を打つという、役に立つテストらしいです。
 それについてお聞かせください。

 
 

◎学校教育課長(待木順一君) いわゆる、クエスチョネア・ユーティリティーの頭文字をとりましたQ-Uテストでございますが、これは学級がどういう状態にあるかを客観的にデータとして見る心理検査でございます。子どもたちに、アンケート形式になった質問に答えさせて、得られた答えを全員分を集計しまして、分布表に落とします。そして、その結果から、その学級の現状とか中心的存在の子どもがだれかということが明確になるというものでございます。テスト自体は、子どもたちの学校生活意欲と学級の満足度といった2つの尺度と、自由記述アンケートで構成されておりまして、いわば楽しい学校生活を送るためのアンケートであるというべきものでございます。したがいまして、教師にとりましては、学級経営のための有効な資料が得られるということですので、いじめや不登校などの問題行動の予防と対策に役立つものであることは間違いのないところでございます。本Q-Uテストは、あくまでも心理検査の一種でございますので、その時々の子どもの心理状態にもやはり左右されるということもありますので、その診断結果を一概にうのみにしてよいものかどうかということは、判断の分かれるところでございます。
 ただ、内容や評価の基準も、学級担任個人の意思が反映されやすい学級経営の方針とか、子どもの実態把握の仕方も学級によって異なるというような現状にある中で、Q-Uテストを活用することで少なくとも共通の見方によって学級の現状を確認できるという点では有効な手段であると考えております。
 以上でございます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ぜひ、考えてください。
 教育というのは、費用対効果ではかっては絶対にだめだと思っています。以前、言葉で評判になりましたけれども「米百俵」という言葉がありました。その時点では換算できないですが、将来の投資だと思います。
 それでは、地方自治体として何に投資するか、私の考えなんですが、退職した先生や塾の講師などに非常勤で来てもらって、常勤の先生はクラスを中心に子どもたちにさらに目をかけてもらい、非常勤の先生は学力などに特化して行う、そういった方法はいかがなんでしょうか。

 
 

◎教育長(綾寛光君) 現在、団塊世代の大量退職という社会状況にございます。さまざまな知識や技能を有するいわゆるシニアパワーを教育現場で活用することは、教育の充実を目指す上で、地域の人材活用にもなりますし、大変積極的な教育の考え方であるというふうに理解をしております。ただ、本市においても、予算等を勘案しながら推進していく必要があるかなというふうに考えます。授業も含む学級運営等につきましては、あくまでも学級を受け持つ現職の教員が責任を持つ立場にございますので、どういった方を非常勤講師として採用し、どういった活用を図るかについては、教育委員会としても学校と十分検討していく必要があるというふうに考えております。また、現状におきましても、非常勤講師の職務は授業すなわち学力の向上に特化をされております。常勤講師も含む正規職員は、学級担任として学級運営を通じて子どもたちとじかにかかわっていくということで、非常勤講師はかなり制限された内容の教育活動に携わることになります。そうした職務上の役割を明確化している中で、それぞれの非常勤講師の力を発揮してもらうということは大変ありがたいことでありますので、今後またいろんな面で活用していきたいと思いますし、検討していきたいというふうに考えております。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いします。
 時間も大分なくなりましたものですから、多少飛ばしていきたいと思います。
 市の財政が厳しいのは非常によくわかります。ただ、ほかの自治体でも取り組んでいるところがあります。東京の杉並区の和田中だとか、同じ宮崎県でいえば綾町とか、やっております。ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。
 武道必修化については、空手を、私も教えていますが、非常に楽しみにしています。外部指導者の登用の件についてお伺いしますけれど、いかが考えていらっしゃるでしょうか。

 
 

◎学校教育課長(待木順一君) 外部指導者につきましては、既に銀鏡中学校が剣道において地域の有段者3名を外部指導者としてボランティアで登用している状況にございます。教育委員会といたしましては、基本的に学校が外部指導者の協力を得て武道を指導することは歓迎するところでございます。ただ、正規の授業においての教員の指導補助という立場でのボランティア協力でありますので、平日に継続的な指導補助が可能なのかどうか、また身分保証をどうするのか、さらには指導内容の事前打ち合わせの時間をどう確保するのか、そして指導の結果を教員の行う学習評価にどう反映させるかなど、検討すべき課題に対応していくことがまずは必要であるのではないかと考えております。
 以上でございます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
 国が、なぜ武道を取り入れたかというのは、武道の技術を習得するということではなく、先ほども述べましたけれども、武道の持つ精神、日本の歴史を、歴史の授業と違う面で知るということが大事だと思います。今から国際交流が図られる将来、子どもたちのバックボーンになると思います。したがって、この武道必修化をぜひ推し進めて、また応援していってもらいたいと思います。これについては終わります。
 文化ホールと民俗資料館の位置づけについてお伺いしました。
 商工観光課が文化ホールに関しては一元的な管理を行うということですが、新しい試みはあるんでしょうか。

 
 

◎商工観光課長(吉野弘人君) はい、お答えいたします。
 今回、商工観光課が文化ホールの移管を検討している理由としましては、文化ホールを単に芸術文化振興の施設というだけではなくて、働く婦人の家と一体的に管理しながら市民のさまざまな活動をサポートすることで市民活動を盛んにし、あわせて中心市街地の活性化を図ることが目的であります。このため、市民の方が気軽に利用でき、催しが盛んに実施されるような施設にしていく必要があります。議員から御紹介のありました熊本市立美術館やほかの施設等の運営方法などを参考に、また文化連盟など関係団体の皆様にも御意見をいただきながら新しい体制づくりに取り組んでいきたいと思います。
 新しい試みの一例としまして、先日社会教育課との共催事業ということで尾八重神楽の日習い、通しげいこのことですけれども、を市民に公開していただく形で開催いたしました。伝統文化の顕彰とまちなかのにぎわい創出を、ゼロ予算に近い事業として課を超えたコラボレーション、共同事業ということで新たな事業を展開していきたいと考えております。
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 市民の考えが今以上に活かせる、フレキシブルな場所になると考えてよろしいんでしょうね。
 例えば、映画好きの市民が市民に見せたい映画が上映できる場所、また市民の演劇やライブ、音楽の練習の場所などとして使うこともできる場所になると考えてもよろしいんでしょうか。

 
 

◎商工観光課長(吉野弘人君) いろいろ可能性を探りながら、実施できるものはやっていきたいというふうに考えております。
 以上です。

 
 

2番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
 民俗資料館の件です。
 西都原考古博物館との連携という言葉がありましたが、どのような連携を考えていらっしゃるでしょうか。

 
 

◎教育長(綾寛光君) 西都原考古博物館は、西都原古墳群を中心に原始から古墳時代について特化した展示がなされております。本民俗資料館は、古代から近代まで西都市の歴史がわかるようになっており、展示内容にすみ分けを図っているところでございます。今後、お互いの施設を見ていただけるよう、連携に努めたいと思っております。
 例えば、それぞれの施設で展示及び収蔵をされている資料の貸し借りによる企画展等を実施するなど、連携を図っていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ぜひ、企画展をお願いしたいと思います。
 今あるものを徹底的に検証して、自由度を広げ、利用し尽くすというのは、これからの行政の考え方になるんじゃないかと思っています。いろいろ制約はあると思いますが、美術協会や文化連盟などの作品の展示の場として使用というのはいかがなんでしょうか。

 
 

◎社会教育課長文化財担当参事(宮野原美敏君) 作品の場としての使用について、数年前に計画がありましたが、歴史及び民俗資料の展示という資料館本来の趣旨にそぐわず、また施設的にスペースが限られ、室内が暗く、照明が少ないため、美術品等の展示としては不向きであるということで計画がなくなった経緯があります。
 なお、今後作品展示につきましては、規模とか内容等を考えていただければ本資料館の使用は可能かと思われます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 可能という言葉を聞いてありがたく思います。よろしくお願いしたいと思います。
 地域振興と入札制度の件です。
 先ほどの壇上からのお答えで、貢献度が高いと認識されているということはありがたく思いました。
 また、指名競争入札と条件付一般競争入札についてお答えいただき、ありがとうございました。
 ちなみに、西都建設業会員の推移を言わせてもらいます。平成8年には84社あったのが、現在は36社しかありません。うち、倒産・廃業は37社に及びます。物すごい勢いで減っています。また、地域貢献としてどのような処置に当たったかと申しますと、平成17年度の台風14号の際には土のうの製作、運搬、設置、砂利等の運搬、重機作業、バリケードの設置、道路等倒木の除去、災害土砂除去、発生ごみ収集などを行っています。今回の口蹄疫の数字で述べますと、一例としてですが、建設業は延べ741名が処理に当たってくれています。また、建築業に関しては、補綴用のさくぐいなど消毒作業、延べ119名出ております。このように地元企業というのは地域に非常に貢献しております。
 ところで、公共事業というと予定価格よりいかに少ない価格で落札するかということに目が向けられ過ぎているような気がいたします。私は、本当に大切なのは、限られた市民の税金である予算でいかによいものを、長くもつものをつくるかが大切だと思っております。そのためには、業者選択というのが大切な要件になると思いますが、いかがでしょうか。

 
 

◎市長(橋田和実君) 今、議員がおっしゃるように、技術や施工のすぐれた業者の方に仕事をやっていただくというのは、もうこれは基本中の基本だろうと思います。ただ、競争入札の趣旨から申しますと、できるだけ安くて良質な成果物を得るために競争入札をしているということでありますから、その趣旨も御理解いただきたいと思います。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) よく理解しております。
 私は、よい技術を持った業者を育成していく仕組みというのが必要だと思っています。いろいろ方法はあると思いますが、例えば工事を評価するとか、完成時の検査において、見て点数をつけるとか、そういったことで業者がいい仕事をすればそれだけ自分の仕事に反映する、業者も励みになるというような仕組みというのはいかがな考えなんでしょうか。よろしくお願いします。

 
 

◎財政課長(井下敬三君) 公共事業の発注につきましては、今いわゆるランクづけというのがございます。このランクづけにつきましては、ただいま県の審査結果を使っておるわけですけれども、市独自でのランクづけもやっているところもありまして、西都市においても市独自のランクづけを今研究しているところであります。この、市独自のランクづけを行う際に、今御提案のありました工事成績の評価というのが非常に大事な作業になってくるというふうに思っておりますので、今後この格付とともに、工事成績の評価という点に研究を進めていきたいというふうに思っております。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ちょっと、細かい質問になります。
 業者、非常に厳しい状況になっていますもんで、従業員、人員が昔みたいに余裕があるところはそうないと思います。現場代理人というのがありますが、各仕事に1人ずつつかなくちゃいけないんですけれども、1つの仕事が終わったら本当は次の仕事にすぐ取りかかりたいと思っています。ところが、仕事が終わっても検査とか引き渡しというのがぎりぎりというか、遅くなって、技術者の名前が前の仕事から抜けずに次の入札に参加できないという声があります。それについてはいかがお考えでしょうか。

 
 

◎建設課長(松浦亨君) お答えしたいと思います。
 恐らく、現場代理人の重複ができないから入札に参加できないというようなことであろうかと思います。市のほうといたしましては、工事完成届が出ればすぐさま工事検査のほうをしておるところでございます。申し出があったような議員の案件があれば、また今後とも速やかな検査等をしてまいりたいと考えておるところでございます。
 以上でございます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 本当に、そのようにしていただくとありがたいです、ありがとうございます。
 またまた細かいところなんですが、設計単価の件なんです。
 最近、値段が上がった生コンの小型割増しとかがあります。設計を行った職員さんというのは現場に行ったりしてしっかり決めていらっしゃると思いますが、こういった細かいところが、業者にとって利益が出るかどうかの非常に難しいところになります。再度、そのあたりを確認の上、お願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか。

 
 

◎建設課長(松浦亨君) 確かに、議員御指摘のとおり、設計単価のほうもことしの10月から単価改正が行われたところでございますけれど、生コンクリートの市場単価につきましては4月の時点から上昇しておりまして、そこら辺のタイム差、時間差が出てきているものだと考えておるところでございます。それと、運搬の件でございますが、大型・小型の運搬の件でございますけれど、当然のことながら設計者としては、現場を確認してから、この道路については大型仕様だよ、小型仕様だよというような設計基準がございますから、それに沿ってから設計しているものでございます。
 以上のようなことでございます。よろしくお願いしたいと思います。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 本当に、心からよろしくお願いしたいと思います。
 人口が減って、産業に元気がなくなって、日本の地方は一体どのような社会になるんだろうと考えることがよくあります。その中で思ったのは、地域循環型経済です。地域のことは地域で決着をつける、食べ物は地元のものを中心にとる、買い物は地元の商店街、家をつくるなら地元の材料で地元の大工さん、そんな社会です。高度成長時代みたいに大量生産、大量消費、安ければいいでは地方には勝ち目はないと思います。自治体は、地元を育てる義務があると思います。入札制度も、地元に仕事が流れるようにしてほしいし、もちろんそれを受ける企業もそれにこたえるだけの技術力を身につける関係性が大切だと思っております。市長のお考えをお聞かせください

 
 

◎市長(橋田和実君) 議員がおっしゃるように、地元循環型社会、私は同感でありますし、そういうふうな面もしっかりとやっていかなきゃならないと思っています。
 そういうことで、地元の振興のために地元の業者の方々の受注機会をできる限り多くしたいと、そう思いますし、またそのことが地元の業者の方々の経営安定につながっていくんじゃないかなと思います。また、先ほどもありましたように、いろんな災害時の対応とか、いろんな面で御協力いただいておりますから、そういった点でも、私は、経営を安定化していって、業者の方がそういう対応ができるような働きをしていただくようなことも必要だと思います。そういうことで、働く人に還元されると、そういったよりよい社会資本の整備といますかね、その辺も考慮に入れながらこれから政策を実行していきたい、事業を実行していきたいと思います。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) よろしくお願いいたします。
 今の日本の状況というか、世界の状況を見てみると、非常な変革の時期になっているような気がいたします。先ほども壇上で話をしましたが、産業革命から今は情報革命ということで、昨日もニュースにありましたウィキリークスですかね、の情報が世界中に流れたりして、変わってきている状況です。その中で、今第4次総合計画を策定されているということです。その中の御答弁の中に、市長のお答えの中で、一人ひとりが幸せや豊かさを実行できる社会、そして自助、共助、公助、そういう言葉を出していただけました。そこで、私は思うんですけれども、これから地方のあり方、西都市のあり方を見るのは、西都市に住む人間、地方からの視点だけではなくて、日本から、世界から、そしてまた他の視点から、複数持っていく必要があると思います。それは、先ほども言いましたが、全世界的な環境問題やグローバル化によるひずみ、人口の推移、そして人口分布の変移、繰り返しますが、産業革命から情報革命への転換などを踏まえて西都市のかじ取りを行わなければならないと考えております。
 「元気な日本のふるさと西都」と言っておられましたが、普遍的な言葉であります「食」と「環境」についてどう考えておられるか、最後に市長にお伺いして質問を終了したいと思います。

 
 

◎市長(橋田和実君) これからの西都市づくりといいますか、将来を展望したときには、まさに国際的な視野、あるいは歴史的なそういう変遷等をしっかりと見きわめながら立てていかなければならないと思います。今ありました食と環境についてどう考えるかということでありますが、まさに、私は、これからは量よりも質の時代だと思っておりますし、また先ほども申し上げましたけれども、ハードからソフトへと、そういう時代を迎えてきていると思っております。そういった点で、「食」は何しろ、私は、この食材の豊富な西都市にとっては重要なテーマであると考えておりまして、この「食」を生かすことが本市の発展につながってくるんじゃないかなと、そのようにも思っています。ですから、今回の第4次総合計画では、「元気な日本のふるさと西都」を目標像としますが、そのサブタイトルとして、まだこれから皆さん方にも御提案申し上げてまいりますが、食の創生と申しますか、将来に向かって食創生都市的な、そういったテーマを設けて、サブタイトルを設けてやっていかなきゃならないと考えておりますし、また「環境」については、これは1つの今回の総合計画を推進する戦略として4つ挙げておりますけれども、その中で人……、その視点として、「人」ですね、それから「地域」、「豊かさ」、そして「環境」という、その4点を掲げておりまして、この「環境」の視点については、まさにこの西都市はすばらしい自然を有しております。その自然との共生といいますか、それがやはり一つ重要であると思いますし、また先ほどから環境保全型農業であるとか、いわゆる環境に配慮した農業、産業であるとか、そういったことを言っていますが、環境と調和する産業、そういったのを推進ということを施策に盛り込んで、「食」と「環境」については重要なテーマとして今後とも進めてまいりたいと、そのように思っております。

以上で2010年12月の一般質問終了です

あらためて読み返してみると、私の政治志向はぶれていないなと思います

頑張ります

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の議会(議会運営員会)・アーカイブ一般質問(2010年12月質問席)・妻北地域づくり協議会教育文化委員会

2018-02-22 22:19:43 | 日記

今日は3月議会に向けて議会運営委員会を開きました

今回の議案は44件で主な内訳は人事1件・条例制定1件・条例一部改正12件・条例廃止1件・予算補正8件・平成30年度予算14件・財産無償貸与1件・医療センター1件・辺地策定1件・辺地変更2件・市道廃止1件・市道認定1件です

会期は3/1から3/20までです

なお先日も申しましたが、やはり選挙前の一般質問者は少なく今回は5人となりました

したがって一般質問日は3/8と3/9の二日となりました

今季最後の一般質問です、がんばっていきます

さて夜は妻北地域づくり協議会の教育文化部の会議を行いました

今回の議題は街中ウオークラリーの事です

パンフレットを作るのでその打ち合わせでした

写真は先日私が撮ったものを使います、写真選定とかコメントとか入れ込んだ、見て楽しいものにしていきます

お楽しみに

旧大塚病院建物

銀杏の木寺

さてアーカイブ一般質問です

昨日に続き、2010年12月の質問席でのやり取りです

あまりに長いので、二つに分けます、それでは

◆2番(橋口登志郎君) いろいろお答えありがとうございました。
 それでは、質問席から質問いたします。まず、「家畜の福祉」です。
 これは、決して原理主義的な考えではなくて、今回の口蹄疫においても狭い場所で数多い家畜がいて処理に手間取ったり、また何より、私は、将来経済の面でも効果あるものだと理解しています。野菜において有機野菜があったり、それがほかの地域の生産物に対して差別化が図れたように、例えば東米良の放牧の中のある西都牛だとか、地鶏、イベリコ豚のような西都豚などの特徴づけになるのではないかと思っております。
 いかがお考えでしょうか。

 
 

◎市長(橋田和実君) 野菜におきましてですよね、例えば西都市は今ハウス園芸あたりでは重油をたいて野菜をつくっているんですけれども、これをできるだけ重油をたかないで、できれば太陽光エネルギーだとか太陽熱であるとか、そういったものを使って環境に優しい栽培をしていったらどうかという考え方もあるんですが、そういうことによって、西都の野菜というのは非常に価値が高まっていくと、そういうのと同じかなという考えもあります。いきなり、「家畜の福祉」と来られたものですから、こっちもびっくりしまして、家畜というのは野生化された動物を集めていろんなえさをやったり、いわゆる囲うということですから、その時点でもうかなり苦痛を与えることになっているわけでありまして、家畜である以上は、この5つの定義が全部当てはまってしまうんじゃないかなと、そういう考えで先ほどは答弁申し上げたんですけれども。まさに、健康で、本当に環境の素晴らしい養い方をすることが、またイメージ、そこのプランドづくりにもつながるのかなと、そういうことであれば、私も、いいんじゃないかなと思っておりまして、例えば「大地に薬はゼロ」という養い方をしているEMO牛(エモー牛)というのがありまして、そういった1つのブランドになっておりますけれども、そういった考えの方向だととらえて、ちょっと私もスカッと言えないんですけれども、差別化ということまでどのぐらいいけるかなと、その辺もちょっと考えながらですね、この福祉ということがやっぱり健康につながっていくということ、あるいはイメージづくりにつながっていくということをとらえたと、そういう次第でございます。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 まさに、言われたとおり健全飼育ということです。もちろん、コスト対効果の面では初期に厳しい数字が出ると思いますが、長い面で見ればそういった形のブランド形成に貢献し、また伝染病に対する備え、言われるとおり何より健康的な家畜を育てるということで一考に値すると思います。
 「家畜の福祉」は、なかなか、先ほど市長が言われたとおり聞きなれない言葉ですが、さきに紹介した「2010年口蹄疫の現場から」の本の中にも殺処理の方法として動物福祉の面を十分理解できる獣医師が望ましいと書いてありました。また、福祉の基準を設けて、そことの取り引きを重視する小売業が出てきたとも聞きました。こういった言葉があることを知っていただいたということで、この件は終了したいと思います。
 続きまして、先ほどの獣医師の問題ですけれども、お答えありがとうございました。
 本当に、獣医師の手当ての件、市長が頑張っていただいたということを壇上でお話しされて、聞きまして、感謝しております。引き続き、県とのよい連携をお願いしたいと思います。
 それでは、西都医師会病院の件に入ります。
 昨日の狩野議員の質問の答えの中でちょっとありましたけれども、病院の資産についての協議が難航しているというふうに、私は受け取れました。再度確認なんですが、この問題はもともと医師会側から経営から手を引きたいと申し出があったと伺っていますが、いかがでしょうか。

 
 

◎市長(橋田和実君) これは、今おっしゃるとおりでありまして、昨年の10月にいきなり来られて手を引きたいということでありましたが、ちょっと考えさせていただきたいということで、再度11月に来られて申し出がありました。そのときに、医師会の会員が高齢化しているということやら、あるいは医師会の会長が病院長兼務はできないと、そういったことで今後医師会が医師会病院を運営することは非常に難しいと、そういうこともありました。それやら、私も、市長をさせていただいてから医師不足という時代があったんですよね。非常に、この赤字を抱えて大変な時代があったんですが、そのときに内科医が引き揚げられたんですよ、大学にね。そのときに、大学の教授から言われたのは、非常に疲弊していると、常勤医は。そういうような状況でいいのかと、相当怒られたことを覚えております。
 それから、そういうことで、私も、脳外科医も心配したんですが、やはり今の脳外科医がわが西都市出身ということで、それにも何とか耐えながら一生懸命西都の市民のためにも頑張らなきゃいけないということで踏みとどまってこられたんじゃないかなと思っておりまして、そういう、だんだん医師不足が深刻化してくるということも1つの要因であったんじゃないかなと、そういうことも考えている次第でございます。そういうことで、市に経営をお願いしたいと来られたものですから、いや、それはできないということで、市としましては平成23年の4月から市直営以外の新経営形態に移行することについて全力を尽くさせていただくという返事をしたところであります。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 私も、その当時一市民として活動しておりました。本当に、大変な状況でした。今、市長がお話になられました新経営形態ということなんですが、これは昨日の質問に出たかもしれませんが、もう一度質問させてください。
 今、目指されている法人の形態というのはどういったものなんでしょうか。

 
 

◎健康管理課長(池野正信君) お答えいたします。
 医療法人の財団型を目指されているということであります。
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 財団法人、財団型を選ばれたとありますが、法人化には社団法人とかいろいろありますけれども。いろいろというか、社団法人があります。なぜ、財団法人を選ばれたか、お聞きになっているでしょうか。

 
 

◎健康管理課長(池野正信君) お答えいたします。
 社団型法人は理事会が法人を運営いたしますが、理事以外の方の意見は取り入れられません。財団型ですと、理事会のほかに評議員会が設けられ、より広く意見を聞く仕組みが必要であり、より公的な運営ができるところとなっております。このため、新法人は、公的な運営を担保するためには財団型の医療法人を選ばれているということであります。
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 厚労省が作成した財団法人定款(案)というのがあります。ここにあるんですが、これの14条に、財団の場合は、今課長がおっしゃられたとおり、理事と監事と評議員が必要と書いてあります。そして、この22条において寄附行為の変更、基本財産の設定や処分、事業計画の決定、変更、収支予算及び決算の決定、剰余金または損失金の処理、借入金額の最高限度の決定、本財団の解散、他の医療法人との合併契約の締結、その他重要な事項、これはすべて評議員の意見を聞かなければならないというふうに書いてあります。この、今考えている新病院なんですが、今評議員とおっしゃいましたが、多分案が来ているとは思います。案で結構ですから、名前じゃなくて構成はちょっとどのようになっているか、教えていただけますでしょうか。

 
 

◎健康管理課長(池野正信君) はい、お答えいたします。
 新法人発起人から示されておりますところの現在の案でありますけれども、理事が、常勤医が3名、医師以外が6名の9名、評議員につきましては、西都児湯の行政、議会から10名、宮崎大学から2名、医療分野から3名、有識者等から10名、合わせまして25名の構成員ということであります。
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 以前の……、以前というか、ずっと以前ですよね、西都医師会病院の理事構成とはどう違いますか。

 
 

◎健康管理課長(池野正信君) はい、お答えいたします。
 西都医師会病院は医師会の病院でありますので、医師会の医師の理事の方が理事の構成メンバーとなっておりまして、8名の理事ということであります。財団型の新法人は、医師だけでなく市民も病院の運営にかかわっており、評議員会があることで開かれた運営ができるということになっております。
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) つまり、新しい病院は経営に市民、つまり病院スタッフ以外の目も入るということですよね。そうなった場合、新しい形式の病院というのは、どのような性格をもたらすと思われているでしょうか。

 
 

◎健康管理課長(池野正信君) はい、お答えいたします。
 市民目線で病院の運営がチェックでき、意見が反映する病院という性格を持った病院運営が実現できるものと考えております。
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 まさにそのとおりだと、私も感じておりました。
 私は、一次救急は赤字部門だと思います。これは、そこにはやはり市はお金を出さなければならないと思います。だけれども、それは市民の税金です。より病院の経営がオープンになり、お医者さんだけではなく市民がそれをチェックできることは望ましい形だと思っていました。市長の考えはいかがでしょうか。

 
 

◎市長(橋田和実君) まさに、今おっしゃるように一次救急は赤字がどこでもつきものと聞いておりますが、まさに政策医療であると、そういうことで行政が責任を持って行わなきゃならないと思いますけれども、今おっしゃるように、行政が拠出する負担といいますかね、資金は税金でありますから、まさに透明性の高いものでなければならないと、そのように思っております。いわゆる一次救急医療の状況が、透明性が高くなければいけないと思っておりますし、またそれが市民がチェックできると、そういうことが病院自体が信頼を得ることにもなってくるんじゃないかなと、そのように思っています。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) 私、前の質問のときも言いましたが、今のスタッフによる新経営に将来に大きな期待を抱いています。その理由を少し述べさせてもらいます。
 1つ目は、現医療スタッフの優秀さです。これは、皆さん、多分いろんなところから耳にされていると思います。
 2つ目は、やろうとしている病院の形。本当に急を要する脳と心臓に特化していこうという姿があることです。
 3つ目は、優秀な治療ができる、また指導ができる病院になれるということです。つまり、それは医師不足の問題が顕在化している今、若い優秀な医師が集まってくるという可能性がある病院になるということです。
 4つ目は、目指している法人の形が、救急医療を西都市民に保障してくれる形になされようとしていることです。
 5つ目は、今話にありましたが、病院の経営が透明化し、税金を適正利用しているか、市民が理解できるシステムであるということです。
 このようなことで、私は、市民の安心と安全を考えた場合、新しい移行はすばらしい選択だと思っております。ですが、もめています。これは、市民にとって非常に不幸に思います。もし、今回の移行の動きが不調になった場合、現スタッフが残らなくなったら、当然これは廃院という形になります。その際の病院の残務整理となると、きのうもお話になりましたが、資産、負債どころの話じゃないかと思います。例えば、今のスタッフの退職金などです。そこについては、いかが考えておられるでしょうか。

 
 

◎健康管理課長(池野正信君) お答えいたします。
 移行が不調になると、不調に終わるということは考えておりませんけれども、病院の資産や負債の整理というのは必要になってくると思います。ただ、病院が廃院になった場合の退職金の問題は答える立場にありません。(訂正後の形で掲載。発言の訂正139頁)
 以上です。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ここで、はっきりさせておきたいと思います。
 私は、人材は宝だと思っています。お金のことは大変なことなんですが、これは何とかなる問題じゃないかと考えております、かえもきくと思います。ですが、優秀な人材を今失ったら再び得ることは不可能に近いと思います。先ほども、市長の口から出ましたが、数年前市長をはじめ、当時院長だった相澤先生、そしてそのとき残られていた、孤軍奮闘されていた浜砂先生たちが一生懸命医師集めをされました。なかなか難しかったです。そのことを思い出すと、今のこの医師会の病院の状況はまさに奇跡と言ってもいいと思います。市長にお伺いします。もう一度このことを踏まえて、この件にお答えください。

 
 

◎市長(橋田和実君) あのころは、病院長を含めて一緒に医師確保にあちこち奔走したようなこと、今記憶に思い出しますが、私も、この西都市内の医師を輩出している実家に一軒一軒伺いまして、息子さんあるいは娘さんに帰ってきていただけないでしょうかと、そういったことをお願いしたことを覚えております。やはり、何ていいますか、先ほど申し上げたんですが、常勤医の皆さん、あるいは看護師含めて職員の皆さんたちが疲弊してくるという状況が一位番危険だと思っております。いわゆるモチベーションを失うともうやめていかれると。やめていかれたら最後、崩壊してしまうと、救急医療は崩壊でございまして。それを、いかに維持していくかということに力を注いでいかなければならないんじゃないかなと思っておりまして、幸い今のこの病院は、非常に患者さん、市民の評判がいいんですよね。それは、一生懸命ですね、今常勤医の皆さん方、そして職員の皆さん方がサービスを尽くされている、非常に今いい状況じゃないかなと思っておりまして、ぜひとも私としてもこの今の状態を続けていただきたいと。ということは、今の脳外科の医療、二次救急、そして循環器系の二次救急含めまして、その本当に救急として必要な科目の先生が、あるいは設備があるわけで、おられるわけでありまして、一次救急も含めて、そういった今モチベーションの高い職員の方々がおられるという、そういったところに、私は、移行していただきたいと、そこが財団型の新法人となるということに決めておられますので移行していきたい。それが、私は、一番市民にとってありがたいことであるし幸せじゃないかなと、安心・安全を維持することになるのではないかなと、そのように思っています。

 
 

◆2番(橋口登志郎君) ありがとうございます。
 本当に、もめているということで、非常に心配しています。三者協議で埋めにくい溝はあると思います。でも、この三者の方に聞いてほしいことがあります。それは、市民は命を守ってくれる病院を心から必要としているということです。まず、とにかく新形態の移転を強く推し進めていただきたい。そこに生じる溝は、西都市民の心からの希望を酌んでいただき、互いに埋めていただきたいと思います。脳神経と循環器という専門性のある病院と、西都市西児湯医師会と西都市がとにかく市民の命を互いに守っていこうと、共通な思いになってもらえないかと強く望みます。同じような質問です、質問というか、お伺いですが、市長の見解をもう一度、最後お願いします。

 
 

◎市長(橋田和実君) 私も、この市の担当してきた職員もすべて、この一次、二次救急、いわゆる脳神経外科、循環器を主体とした、そういう二次救急を含めまして、それを何とか維持、発展させたいと、それを一心にこれまでいろいろと調整といいますか、移行への手続を進めてきております。これは、もうまさに市民の願いでもあると思っておりまして、市民の方々の安心・安全を第一に考えてぜひ医師会も新法人の方々、両者の御理解と御協力を求めながら、市としましても移行への調整に努力していきたいと考えております。

 
 きょうは救急医療のところまでです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする