仕事はデジカメで写真を撮っています
先日、仕事状況を撮影し、胸のポケットにカメラを入れました
そのまま暫く仕事をしていたのですが、足下の物取ろうと腰を曲げた瞬間
「ポロッ・・・がちゃ」
カメラが胸から滑り落ちて、舗装面にレンズから落ちました
レンズが引っ込みません
買ったカメラ屋さんで修理をしようと持ち込みました
暫くして
「トシローさん・・買った方が安いみたい・・」というお店からの報告が・・
トホホですが、必要なので買い直す事にしました
昔カメラは貴重品で、耐久消費財で、良い物は価値がなかなか減らない物で(ライカMシリーズ、ニコンFシリーズなど・・)、壊れても修理がきき、また快調に動きます
私のライカM3は私と同じ歳ですし、ニコンのF2も40数年経っていますが壊れる気配がありません
最近のカメラはまるで家電ですね(家電も昔は修理して使えましたけど)
寂しいです・・
この状況では経済の中心は(生産販売をする)超大都市に集中し、地方都市は消費の形しか無くなりますね
地方が一本立ちするためには、矢張りまずい状況です
あることわざで「私は安い靴を買うほど金持ちじゃない」というのがあります(英国だったかな)
わたしは初めてこの言葉を聞いたときから、好きな言葉でした
品質の良い物(つまり真の意味で高価値なものを)を頑張って買い、それを大事に使い、痛んだら修理をして、そして長く使う・・と言うことです
品質の良い物=大量生産でなく、手作りにちかい物(地方でも生産し得る)
修理する=地方で修理することができれば、地方にお金が回る
長く使う=都市との所得差が補える
地方が将来生きていく経済の仕組みはどのような形なのかな・・そんな事をいつも考えています
ドキュフォトの仲間にTさんという家具職人がいます
至極こだわる方で、勿論作った製品は高く、従ってなかなか売れなくて(多分ですよ、もしかしたら馬鹿売れしているのかもしれませんが、私の目の前にいるTさんはそんな感じです)、正直お金は沢山持っている感じじゃありません(失礼)
でも欧州で仕事をしたり、腕はピカイチです
彼が言いました「ハシグチさん、僕は物を買うとき迷ったら高い物を買う」「高い物は高いだけの品質があると思うよ」「高い物は見えない部品の質が高く壊れにくいし、壊れても修理がきくよ」
経験から来る言葉で、私はすごく腑に落ちました(安物買いの銭失いを、地でいっている私ですから、なおのこと・・そう思います)
薄利多売は都会にまかせ、地方は品質、修理、価値感で勝負ですね
今日の稽古は妻南小です
30分は暗い運動場で突きの稽古・・騎馬立ち中段突き、前屈立ち受け即逆突き
体育館ではあすかさんが一般の皆さんを相手に形の稽古
残りは蹴り中心の稽古でした
モノクロームフォト