西都モノクローム

西都大好きな市議会議員が、徒然なるままに街のこと、写真のこと、空手のこと語ります。

空手の話し⑤

2010-04-21 21:26:28 | 日記
汽車の旅(汽車は古い言葉の気がしますが、ゴトッゴトッと目的地に向かう旅には汽車という言葉がピッタリです)は良いものです、でもまれに哀しかったり(なごり雪みたいに別れの旅とか)、いやだったりするものがあるかもしれません。私は仮にも50数年生きてきました、色々ありました。ホームに残した女の子の流す涙を見ながらの旅とか(嘘です)その中で最もいやだったのは、なんといっても大学空手道部で行われる夏と春の合宿です。新歓合宿で空手道部の合宿の練習がいかなるものかうすうす(どんな練習が行われるか・・・)知った私たち一年生にとって、合宿は恐怖以外の何ものでもありません。集合場所の名古屋駅に一人で向かう時の何とも言えない気持ち、駅で同級生に会ったとき(恐怖を取り越して)おもわず笑ってしまうあの気持ち(人は極限の恐怖の時ヘラヘラ笑ってしまうものだと知りました)、2年生の真っ青な顔がさらに恐怖を増加させました。車内で盛り上がった話しは、合宿をのがれるためにどこまで犠牲に出来るかの、ばか話でした「オレは、骨折まではOK」「オレはアキレスだな」「うーーむしょうがない、この汽車の転覆事故までOK」とんでもない話しをしていました。そして合宿地に着きました。女の子と行けば「何て素敵なところ」と思う避暑地です(多分長野県です、長野で長野電鉄に乗り換えた記憶がありますが、自信ありません)8月の夏真っ盛り、強い日差しの中1週間お世話になる民宿まで歩きました。最初にやったことは巻きわらの設置です。空手を知っている方はわかると思いますが、知らない方のために説明しますと、形は約2mの杉板です、根本は厚く先端に行くにつれ薄くなった板です。穴を掘り(当然1年生の役割です、なんか自分の墓を掘っている気分になります)穴に板を入れ板の前後にぶれ止めの小さな丸太を置き、埋め戻します。土を突き固めお墓のいや巻きわらの出来上がりです。この板にわらで編んだもの(これが巻きわら)を付け日本手ぬぐいで覆います。民宿に戻り、昼食を食べていよいよ地獄の合宿が始まりました・・(以下⑥に続きます)                                                 今日2週間ぶりに練習を行いました。5月になると早速試合があるので試合でやる形をチェックしました。この2週間子供達の指導をしてくれた狩野・関谷両コーチに感謝です。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする