＃693 市議選挑戦総括③

市議選挑戦、選挙戦法についてです。

組織を持たず、お金と手間をかけない選挙戦は他人に頼らないことを意味します。
ボク一人では到底できませんので、家族の協力だけは仰ぐことにしました。
最初から最後まで家族だけで完遂（かんすい）しました。（支援者を紹介してもらうことは、知人・友人・親戚・ご近所など多くの人のご尽力を賜りました。）

後援会加入を求めるパンフレットを1万枚近く配布しました。
本当は市の全戸に配布したかったのですが、軒並みの配布は公選法に触れる可能性があるとの指摘で、2,3軒に1枚の配布にしたのでした。
ボクの場合、思いを伝える手段はこのパンフレットと告示後の選挙用ハガキ2千枚しかありません。
パンフレットは見ずに捨てられないよう、趣向を凝らしたつもりです。
キャッチフレーズの「ごろつきにきびしく、弱者にやさしいマチに！」を大書しました。
”ごろつき”は（ボクに似合わず？）品がないと何人もの人に言われましたが、主張が端的に出ていていいとの評価も得ました。
ごろつきからの妨害も予測されましたが、ありませんでした。
（想定外だったのですが、パンフの中のごろつきを片倉夫婦と決め付け、終わった事件をなぜ蒸し返すのだと思う人がいました。過去から現在に至る説明をしましたが、そのような誤解を生じさせる文章だったのかもしれません。）

家族全員、2週間以上かけて配布しました。
思った以上に大変でしたが、最初に家族だけですると宣言した手前、最後までほかに頼りませんでした。
この作業で家族はへとへとに疲れてしまいました。
今となっては意地を張らずに、アルバイトを頼むべきだったと思います。

結果的にパンフレット配布の効果は期待したほどではありませんでした。
そのパンフレットを見ただけでの後援会加入者は、ほんのわずかだと思います。
パンフの中にこのブログのことも記しましたが、ブログの読者も期待したほど増えません。
ただ何人かから匿名の電話やハガキで激励を頂き、大いに励まされました。（実名の人の激励もありました。)

ボクの思いが少数意見なのは、幼少の頃から自覚しています。
権威・権力を暴力と同様に嫌い、宗教さえも否定します。
権勢欲を諸悪の根源と位置付けし、権勢欲の強い人を徹底的に嫌います。
地球全体を他の生き物との共有物としてとらえ、環境破壊から地球を守るためヒトの頭数減(人口減)を主張します。
行き過ぎた医療は不要とし、自然に任せた生と死が望ましいと思っています。
原子核と遺伝子をいじるのは僭越（せんえつ）との思いから、原子力の利用と、遺伝子治療・遺伝子組み換え動植物は絶対反対です。

まだまだありますがこれだけ並べたら、ボクの思いが少数にしか受け入れられないのが理解できると思います。
しかし、少数意見でも広く賛同者を募ったら結構いるものなのです。(結構いるのを期待しました。)

続きます。