アナーキー小池の反体制日記

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#415 灯油タンクにご注意を!(上)

2010年04月10日 | 災害と防災
ボクのこのブログは、役に立たない、そして、ためにならないとの評価が定着しています。
あえてそのようにしているのでなく、ボクが役に立つこと・ためになることを知らないだけなのです。
そんななか今回は殊勝にも、実生活に役立つ、明日の仕事のためになる貴重なお話をしましょう。

北海道の多くの民家では、屋外に500リットルが入る灯油タンクを設置しています。
ところが融雪が進むこの時期、その灯油タンクから灯油が漏れる事故が多発します。
タンクから屋内に灯油を送る細いパイプが、雪解けによる積雪の沈下により下に引っ張られ破断するためです。

タンク満杯だと約500リットルの灯油が地下に漏れ出てしまいます。
灯油の被害はせいぜい数万円ですが、後始末にとんでもない費用を要します。
数百万円を要すると思っていたほうがいいようです。

油漏れは環境破壊です。
地表・地下に漏れ出た灯油はいずれ排水管を通り川に入ります。
川に油が入ると魚など多様な生き物に悪影響があります。
また、川からは飲料水として取水をしていますので、大きな油漏れの場合、取水をストップして給水が滞る場合もあります。

油の漏出事故があると真っ先に流れ出るであろう排水口にオイルフェンスを設置し、オイルの回収を行います。
また、その間の排水管や側溝などに付着した油を除去する作業も生じます。

タンクから漏れ出た灯油は流れ出すだけではなく、土壌に染み込みます。
油の染み込んだ土壌は、専門業者により無害化の処理を行わなければなりません。
これらは法に定められています。

・・・
今、職場の当直から「市民からの通報だが市道にカラスの死骸があり何とかして欲しいとの事。対処を願いたい。」と電話がありました。
早速、対処のため出動します。
この灯油タンクの件については次回に続きます。
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