今年4月公演をもって、今の歌舞伎座の建物ともさよならです。
見納めをかねて、久しぶりに歌舞伎を観に夫と行ってきました。
夫はお能より、歌舞伎のほうが好きなので、
たまには一緒もまっ、いいか!ということで二人して夜の部へ。
「壺阪霊験記」
盲目のご亭主に三津五郎さんとその女房役に福助さん。
貧しくても純真な夫婦の愛情を描いた物語。
夫婦愛、勉強になりました。
勘三郎さんの「高坏(たかつき)」
高足を履いて軽妙洒脱な踊り、実にうまい!
この人は観客を惹きつける天才かと思っちゃいます。
サービス精神旺盛ですね。
毎年行っているシアターコクーン歌舞伎がいまから楽しみです。
最後の出し物
「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」
漢字だけなら読めません(汗)
花魁役の玉三郎さまが
登場してくるといつものように、場内はどよめく。
ああぁぁぁ~~、美しすぎる。
玉さまを拝見し、私も別世界へと・・・。幸せでした(笑)
商人の勘三郎さんが、吉原の花魁道中で、花魁の玉さまに魂を奪われて
そこから吉原に通いつめて、身請けしようとするのですが、
花魁には好きな男がいて、それが仁左衛門さん扮するんですね。
あぁ~、男の色気と申しますか、惚れられて当然の浪人男。
歌舞伎役者って、色気がなくてはいけません!
ところで、新しくなる歌舞伎座の設計を
かの有名な建築家・隈研吾さんが担うのですね。
先日彼が設計した青山の新根津美術館にいってきたばかり。
なかなかいい作りでした。
新しく生まれ変わる歌舞伎座が今から楽しみです。
現歌舞伎座は古く歴史もありますが、
椅子は小さくて狭い。おまけにトイレ数が少ない。
日本の伝統芸能存続のために、改善するところは改善して
多くの方に楽しんでいけるような場所の提供は必要なんでしょうね。
テレビとかで見ても迫力あるから、実際に見たら、どんなにか…。
いつの日にか、見る機会に出会えるはずと
古い建物は、素敵なのだけど、やはり、トイレなどの問題が…。
伝統をつなぐためにも、行きやすい、すごしやすい、建物になりますように
テレビでの歌舞伎やお能は
アップでみれるから嬉しいですね。
ただ舞台だとどんなに遠いお席でも
臨場感とか会場の空気を感じることができます。チャンスかあったら、是非見てくださいね。
この間もトイレを待つ長い列で、
聞こえてくる会話は、
もう少し数を増えて欲しいわねと言う事でした^^;
歌舞伎座、いらしたのですね。
私はなぜか三階席しか行ったことがありません。あそこはなかなか面白い場所でした。
玉さんの道成寺、きれいでした~。
新しい歌舞伎座、楽しみですね。
夫婦で行く時はほとんど3階席です。
でも結構楽しめますよね。
それにしても20,30代のお着物姿の
女性が多く、目の保養ができました。
私もそろそろ着物の着付けの練習しなくては!ほとんど着てなかったので自信ありません。3月6日は是非ともお着物で・・・(汗)
新しくなる歌舞伎座、座りやすいお席になることだろう・・と期待しています。