マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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佐紀町亀畑佐紀神社の簾型注連縄

2015年09月29日 07時45分57秒 | 奈良市へ
「清らかな白沙(しろすな)」を神社境内に置く砂モチ(地域によっては立砂とも)の風習が県内各地に見られる。

春日大社では年に二度、能登川上流や水谷川で採取した川砂を運んで砂置式が行われている。

形は異なるが同じように川砂を運んで境内に砂を盛る砂モチの風習を調べたいという写真家のKさんとともに出かけた奈良市佐紀町。

界隈の二条亀畑佐紀神社にそれらしき状態のものがあった。

平成24年12月31日に訪れたときは年番さんがいなくて状況は掴めなかった。

3人の年番当役の都合もあるようで定められた時間ではなかったやに聞く。

この年は朝9時半に訪れた亀畑佐紀神社の拝殿に大幣を垂らしていた簾型の注連縄がかけてあった。



写真では判り難いがウラジロ、ユズリハ、ダイダイ、クシガキに白紙に包んだカヤの実・カチグリもあるようだ。

いつ来られるや判らない年番さんたちを待つわけにはいかずこの場を離れた。

後日に聞いた写真家Sさんの話しによれば30日の朝9時頃、前日に前掛け(前垂れかも)と呼ぶ注連縄を掛けて大祓えの祭典を執り行っていたようだ。

二条町西座・東座の大晦日行事である。

砂モチは31日の午後4時頃にやってきた年番当役の3人が真土を境内に撒いていたという。

(H26.12.31 EOS40D撮影)


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