マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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都祁南之庄歓楽寺乱声

2007年02月12日 08時49分01秒 | 奈良市(旧都祁村)へ
正月3日の午後、奈良市都祁南之庄の歓楽寺に檀家衆がモチとフジの枝木を持って集まってきます。

今日は修正会の日。持ってきたモチを供えたあとはしばらくは語らいのとき。

僧侶は灯明に火を付け、衆らが本堂に座するといよいよオコナイとも呼ばれる修正会の読経が始まります。

五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄を祈願する般若心経が静かに流れると堂内の空間を広く感じさせる。

ご朱印がおされた敬禮牛玉加持三寶書を前に三仏をたたえて僧侶は声明を唱えている途中、僧侶が「ランジョウ」と発っすと檀家衆はフジの枝木を手にもって一斉に畳床を叩いていきます。

止まると再び静寂の読経空間。

2回発するランジョウ、昔は子どもも交えて縁側の板を叩いていたという。

乱声を終えるともってきたモチを5ケ、7ケの奇数個に割って僧侶が祈祷したお札の中に包みます。

それを先を割いたフジの枝木の皮で包んで落ちないようにします。

この祈祷札は農家44軒配られ4月初旬の休日の日、祈祷札はもみまきをした苗代に供えてしっかり芽が出てくれやと願います。

(H19. 1. 3 Kiss Digtal N撮影)


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