マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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排尿障害に効能がある薬の取り扱いは要注意

2019年12月19日 09時44分01秒 | むびょうそくさい
前月の5月末に発症した尿路感染症は酷かった。

とてもじゃないが臭くて鼻を摘ままざるを得ない症状。

それだけでなく尿の出はあきらかな不全状態に処方してくださった抗生剤のレボフロキサシン錠500mg「DSEP」で治った。

ただ、症状は回復したが、排尿は発症前よりも調子が悪い。

たまに出のえー日はあるが、悪い日の方が多い。

そのせいかどうかわからないが、膨満に近い状態になった。

足の甲辺りが若干の浮腫みを見る。心拍数が40拍ちょっとだもんだから、そうなるのは致し方ないが、排尿の出具合が悪いのは、昨年の夏に発症した前立腺肥大症である。

肥大によって圧迫される尿道。

ずっと薬を飲んでマシになっていたのが、尿路感染症によってさら酷くなった、というか、発症前よりも尿道が狭くなった可能性がある。

治る気配は感じない毎日が辛い。

マシな日もあるがすぐに戻る。

そんな状態を繰り返す毎日であった。

この日の診断に直近1カ月間の症状を泌尿器科医師に訴えたい。

そう思ってやってきた田北病院で受ける1カ月後診断。

受付時間は予定通りの午前10時半。

排尿カップを受け取ってトイレに向かう通路。

手前にあるのが会計待ちの席。

通り過ぎようとしたときに気がついた懐かしいお顔。

7年半も勤務していた市施設の市民交流館でお世話になった太極拳の指導先生。

手を振れば気がついてくださった。

あれからもう7年も経っているのに健康そのもののお顔がある。

艶、張りのあるお顔の先生は75歳。

そうか、あのときはまだ60代のお歳だったんだ。

今もかわりのない先生だが、この日は診断日。

休まれへんけど生徒さんらが頑張ってくれってはるから、安心して受診できると云う。

お元気で、またどこかでお会いしましょうと手を振って、当初予定のトイレに駆け込み。

排尿カップいっぱいになりそうだと思って途中打ち切り。

と、いっても排尿を止めるわけでなく、カップから外すだけだが・・・。

ただ、このときもそうだが排尿の爽快感が得られないのである。

ここんとこが怪しいと、身体状態を感じるところである。

診察までは時間がかかる。待ち状態にじっくり読みたい本がある。

集中して読んでいたら、呼び出しがかかった。

まずは、本日の尿検査の結果である。

痛み、臭みは消えたが炎症はどうなのか。

その状態がわかる白血球値。

炎症を起こしていたときは30-49/F。

それがすっかり消えた1未満/F。

これでひと安心する。

で、前回に採取して実施していた特別な尿検査の結果である。

一般細菌・真菌検査報告書があがっていた。

特に同定されたのが、一般細菌培養・同定。

結果は「Morganella morganii(モルガン菌) (3+)」。

珍しい方になる菌らしい。

尿中の菌数は10の5乗CFU/ml。

多数の菌はどこからやってきたのか。

排尿が悪くて体内循環。

それも原因の一つになるらしいが、断定はできない、ということだ。

原因は判明したが、本日の尿検査の結果である。

白血球は少なくなっても尿の比重が基準値よりもまだ上位にあるという。

比重の基準値は1.008-1.030。

少なくとも1.015に、であるが・・。

尿が濃いのは腎臓の働きがある。

比重が高いということは水分を求めている証し。

水分補給が不足しているから、やむない形で腎臓が働く。

その結果比重が高くなるということらしい。

排尿の量が少ない。

腎臓の働きもあるが、排尿量を増やすには水分補給を増やすということになるが、私の場合は徐脈心不全。

心拍数が40拍ちょっとくらいしかないから、利尿剤の力を借りて排尿しているようなもの。

心不全の人は循環器内科からいわせれば水分補給は少なめにということである。

一応は一日が1リットル制限の指示を受けている身。

相反する処方に難義する。

昨夏に発症した前立腺肥大症の処置は薬の服用。

前立腺の緊張を緩めて尿を出しやすくする「ナフトピジルOD錠75mg(サワイ)」を服用してきたが、その効果とは別に処方すると云ってくれたM泌尿器科医師。

抜本的解決のために新たに追加する薬は「アボルブカプセル0.5mg」。

男性ホルモンの働きを抑えて、前立腺肥大を防ぎ、排尿障害などを改善する薬の適用である。

服用後1カ月間は様子見い。

効力が発揮できれば半年間続ければ前立腺肥大は抑制されて縮小する。

場合によれば1/3程度の縮小効果が見られることもあるという。

そうであればありがたいこと。

排尿で苦しむこともないが・・・心不全に欠かせない利尿剤は停められない。

会計を済ませて隣にある薬局に処方箋を手渡す。

しばらくしたら説明がある。

この薬は要注意しなくてはならないことがあると薬剤師が伝えた言葉に、えっ、である。

間違っても女性は触ってもいけない、

もちろん口にしてはならないという危険な薬。

これってもしかとしたらホルモン剤と聞けば・・そうである。

カプセルのカプセル状態であればなんともないが、裸になった「アボルブカプセル0.5mg」を直に触ることなかれ、である。

例えば服用者が、飲もうとして床に落ちた薬を拾おうとした女性が危ないということだ。

旦那さんが落とした薬を拾おうとする奥さんが危険な目に合う。

子供であっても同様の危険性をはらんでいるという。

薬の説明に「皮膚から吸収されるので、女性や小児はカプセルから洩れた薬剤に触れないでください」と明示してある。

万が一、「誤って薬剤に触れた場合は、直ちに石鹸と水で洗い流してください」とある。

また、「カプセルを噛んだり、開けたりせずに飲んでください」と但し書きがあった。

(H30. 7. 2 SB932SH撮影)