マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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岩屋の山の神

2017年10月19日 08時41分38秒 | 山添村へ
鵜山のオコナイ取材を終えても、日暮れまでの僅かな時間がある。

そんな時間も活用して少しでも山添村の民俗を紹介したい。

この日、同行取材していた写真家Kに見ていただきたい山の神は岩屋である。

ここもまた、1月7日にされている。

どこともそうだがお供えは7日の朝。

翌日は暴風雨。

雨にあたられた鵜山の山の神はクラタテに敷いた半紙が溶けていたし、ミカンもなかった。

岩屋はどうであろうか。

これまで、中出、下出辻の上、下出辻の下の3カ所の山の神御供を拝見したことがある。

一つは平成23年の1月10日

供えてから3日も経っていた日だった。

翌年の平成24年1月7日は写真家仲間を案内して山添村の毛原、岩屋、三ケ谷、菅生の在り方を見て回った。

大字ごと、或いは垣内ごとに祭り方の違いが見られた。

この日はすべてを見るだけの時間はない。

残された時間はとても少ない。

オコナイ行事を取材した鵜山から迂回する山間道路。

帰り道にもなると判断して岩屋に着いた。

撮れる時間は20分しかない。

大慌てで3カ所を見て回る。

まず一つ目は下出の辻の上。

3月になれば真っ赤な花を咲かせる椿の樹の下にクラタテがある。

個数は七つだ。

平成24年は九つであったが、少し減っていた。



無残な姿であるが、仕方がない。

個数確認の記録でもあるので撮っておく。

その場でもわからなくもないが、撮る位置を移動して横から拝見するホウソウ(コナラ)の木で作ったカギヒキ。

中に石を詰めたフクダワラも見える。

二つ目が下出の辻の下。



昔も今も変わらない情景に山の神御供がある。

クラタテをざっとかぞえてみれば10個ぐらいか。

平成24年から比べてみれば1個が減った。

ここもホウソウの木(コナラ)で作ったカギヒキにフクダワラもある。

ホウソウの木にある枯れた葉の形状からコナラであるのがよくわかる。

三つ目に中出を選んだ。

中出の特徴はここにある。

柴垣に囲われた竹林。



その内側にある大岩が山の神である。

いつも綺麗に作られている柴垣が美しい。

手入れをされる日は前年の11月7日

この日もまた、ある意味山の神。

この方角からは1月7日に供えられた山の神の御供は見えない。

向こう側に見える所まで下って降りる。

16個ほど並んだクラタテ。

壮観な景観のどこからとらえてみるか。



道の下にずらりと並ぶ石仏群の由来は知らないが、これもまた壮観なお姿に惚れこんで並べて撮った。



岩屋の山の神の地は5カ所あると聞いているが、残る2カ所は上出にあると思荒れるのだが、どこにあるのか、未だ探せていない。

(H29. 1. 9 EOS40D撮影)
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