マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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第14回写団やまと光彩会写真展in法隆寺iセンター

2015年04月23日 08時12分14秒 | しゃしん
“写団やまと” 光彩会写真展を始めて拝見したのは平成21年9月24日だった。

写友人に紹介されて出かけた法隆寺iセンターが展示会場。

その当時は社友人も所属していた光彩会。

展示していた作品に感動したことを覚えているが、とらえた映像は忘れた。

彼女の作品は素直な作風だったが、一部はギラギラしているように見えた。

デジタル画像を色彩塗り絵したような作品に厭気がさした。

そのときがきっかけで、紹介された男性は奈良を観光案内しているカメラマン。

同じく素直な画風に憧れた。

私も含めて今では3人そろって奈良大和で行われている民俗行事を追っかけるようになった。

3年後、会の顧問を勤めていた男性とはカメラのキタムラ奈良南店でお会いすることもあった。

そのころはすでにカメラ女史は会を辞めていた。

どうも作風が合わないということのようだったが、案内状が届くようになっていた。

知り合いはいなくとも昨年も拝見した光彩会写真展。

そのころ感じた会員の作品群。

どこかで見たような画像もあるが、刺激を受ける作品もある。

プリントは奈良県図書情報館で印刷した大版。細部も奇麗に処理されていた。

会員の話によれば3枚プリントするには1時間もかかると云っていた。

今年も案内状が届いた第14回写団やまと光彩会写真展の会場は今までどおりの斑鳩町の法隆寺iセンターの2階。

宮大工棟梁を勤めた西岡常一氏の功績伝える展示場でもある。

飛鳥時代から受け継がれてきた寺院建築の技術を世に伝えた技術は「最後の宮大工」と称された人物だが、平成7年に亡くなられた。

ずいぶん昔のこと。

テレビで放映された西岡常一氏を伝える特集があった。

著書である『木に学べ』を伝える番組だったと思う。

番組だったか、著書だったのか覚えていないが「木を育てる年数は造営する期間と一致システム」であった・・・ような気がする。

2階の展示場は小学生だった二人の息子を連れて見学したことがある。

大工が動く映像を見て喜んでいたことを思い出す。

さて、写真展の作品である。

案内状にも映し出されていた「課外授業」。

タイトルが実にうまい。

なるほどと感心する。

作品目録に印をつけた作品は「追憶」もある。

映像から何を思い起こすか。

これもまた素晴らしいタイトルだった。

写真展を見終えて会場を出る。

(H26. 9.21 SB932SH撮影)