マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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野遊び年度初めに下見会

2011年05月21日 06時43分53秒 | 自然観察会
野遊びサポの新年度が始まりました。

ホーホケキョとウグイスが囀り穏やかな気候でサクラの花も満開です。

来週の本番を前に13人のスタッフが集まりました。

Yさんのお友達が新しく加入されて自然観察の会も増強です。

ボランテイア活動保険加入兼会費は安い。

後日に会長が市社協へ出向いて追加登録される予定です。

それにしても会費の追加徴収は未だに発生していない。

これは年度末に一部の返戻金があるからです。

ありがたい制度におんぶして今年も積極的に活動していくことになります。

保護者会も10家族で40数名の参加者になるそうです。

また、具体的な依頼はまだありませんが、その登録している市社協を通して少年自然の家の活動にも支援することでしょう。

年度計画の確認をして下見へ出発です。

例年のとおり民博公園からスタート。

頭上で飛び交うニュウナイスズメ。

まだ葉っぱがでていない樹木をあっちこっちへと。

シジュウカラも小枝にとまりました。

林の下ではフラサバソウ、ヒメオドリコソウ、ハコベ、タンポポなどが咲いています。

フランスのフランチェさんとサバチェ(?)さんが見つけたから二人の名をとったフラサバソウだそうです。

ソメイヨシノはまっ盛り。

ときおりヤマザクラやカスミザクラも見られます。

葉の柄に毛がないのがヤマザクラ。

あるのがカスミザクラ。

手で触るとその違いが判ります。

また、カスミザクラはソメイヨシノが咲く頃と同じだそうです。

サクラモチの葉っぱはオオシマザクラが用いられることが多いと聞きました。

アリアケスミレ、ミメスミレなどは無茎種。その見分けは難しい。

ズイキは茎でなくて柄なのですと教わります。

柄ということは葉柄、つまり葉っぱなんだわ。

そう、ズイキは葉っぱを食べていたんですね。

ヤエモグラは生えている毛でくっつく。

わき芽の反対側にあるのが本来の葉っぱ。

残りはタクヨウなんですって。

素人にはその違いが頭に入らない。

くっつくとは違いますがツル植物は巻き方によってまきつき、まきひげ、よりかかり、よじのぼりの4種に分けられているそうです。

キュウリグサの花の中央は黄色。

下から花が咲いていきます。

よく似た花がハナイバナ。

節ふしに花が咲きます。

充てる漢字は葉内花です。



コゲラが樹木を盛んに登っていきます。

ツバキの花にはミツがたっぷり。

これほど美味しいものはない。

甘味料としてはほんまに自然の味っていう感じです。

トノサマガエルに似た柄のカエル。

足はくっつくのでそれはアマガエルでした。

柄で判断してはあきません。



オオタカとおぼしき鳥が大空を旋回している。

翼がふくらみ、尾が長くみえるような飛翔姿。

ハイタカか、ノスリか、ミサゴか、チョウゲンボウか。

いずれも違うようだが・・。

ツバメが飛んできました。

ツグミもまだいます。

キジは泣き声だけで姿を見せません。

カワラヒワが何羽も飛んでいきます。

ヤマガラもアオジも鳴いた。

春の矢田丘陵はせかしく動いています。



道端にはムラサキサギゴケ、ホトケノザ、コオニタビラコ、ミツバツチグチ、やレンゲたちの春の色彩が田園キャンバスを染めていきます。



山のツツジ色が美しく、ショウジョウバカマ、シハイスミレ、ゼンマイ、キランソウ、ワラビ、リンゴの花なども。

爽やかな風が流れています。



下見を終えてからは民博公園に立ち寄って古民家を撮影してきた。

驚いたのは車の台数だ。

駐車場からはみ出した車は道路に縦列駐車。

その数は数え切れないぐらいで少年自然の家まで繋がっている。



春を待っていた人たちが一斉にくりだしたかのように大勢が訪れる穏やかな春の日。

のんびりと寛げる民博公園だが翌週にはまばらになっていた。

桜の花はまだまだ咲いているのに惜しいことをされたのではと思った。

(H23. 4.10 EOS40D撮影)