奈良本の編集も最終段階に入った。
入稿を終えて出来上がった誌面。
最後はカラー刷りがフイルム判と同じ色合いになっているかどうか検証する。
印刷は紙質、インク、プリンティング技術などなどで大きく変化する。
色校正、これがすり抜けたらとんでもない色調本がアウトプットされる。
予定していた時間を大幅に超えて試し刷りが到着した。
Y編集者とともにその到着を待つ京都。
今夜はTさんも久しぶりにお会いする。
顔を揃えた三人。懐かしい。
先に地図の具合も確かめる。
事前に検証していたので細部の確認だけで済んだ。
そういえば「地獄院」ってあったよなぁと懐古する二人。
地図にはその名もズバリ「地獄院」。
へぇ、そんな寺院があるんだと行ってみた。
探せど、尋ねても見つからず。
ふっとよぎったのが「地蔵院」。
一字違いで大違いだったと大笑いだったと楽しそうに話す二人。
その地図はMマップ。ある本にも地図があった。
そこには紛れもなく「地獄院」の文字。
この本、Mマップからそのまま取ったんだよねぇ。
悲惨だと、さらに笑いはヒートアップ。
そんな地図にならないよう目をこらして検証する。
それから色校正が到着した。
印刷会社から直接受け取られたできたてほやほや。とはいってもインクは乾いている。
これがあれでと検証してはTさんに手渡す。
初めて見るTさん。
ほぅ、ほぅと、出来映えにうなずく。
これは面白い本だと感触はいい。
飲食忘れて没頭する3時間。
全体的に暗いという印象だ。
青空も澄み切った青さがない。
緑も豊かに見えない。水は清らかさがない。
御膳は美味しそうに見えない。
飾りは鮮やかさがなく、くすんでいる。
これはダメだしだ。
色校正はたいがいこんなものだとY編集者はいう。
翌日、昼間に陽の当たる部屋で見た。
青さはくっきり。暗っぽさはほとんど感じない。
これってひょっとしたら光線の違い。
飲み屋で色校正をしたのは場違いだったのぉ。
煌びやかな京都の夜に奈良の行事写真は似つかなかったのか。
駄々をこねたのか暗天の世界だった。
(H21. 8. 6 SB912SH撮影)
入稿を終えて出来上がった誌面。
最後はカラー刷りがフイルム判と同じ色合いになっているかどうか検証する。
印刷は紙質、インク、プリンティング技術などなどで大きく変化する。
色校正、これがすり抜けたらとんでもない色調本がアウトプットされる。
予定していた時間を大幅に超えて試し刷りが到着した。
Y編集者とともにその到着を待つ京都。
今夜はTさんも久しぶりにお会いする。
顔を揃えた三人。懐かしい。
先に地図の具合も確かめる。
事前に検証していたので細部の確認だけで済んだ。
そういえば「地獄院」ってあったよなぁと懐古する二人。
地図にはその名もズバリ「地獄院」。
へぇ、そんな寺院があるんだと行ってみた。
探せど、尋ねても見つからず。
ふっとよぎったのが「地蔵院」。
一字違いで大違いだったと大笑いだったと楽しそうに話す二人。
その地図はMマップ。ある本にも地図があった。
そこには紛れもなく「地獄院」の文字。
この本、Mマップからそのまま取ったんだよねぇ。
悲惨だと、さらに笑いはヒートアップ。
そんな地図にならないよう目をこらして検証する。
それから色校正が到着した。
印刷会社から直接受け取られたできたてほやほや。とはいってもインクは乾いている。
これがあれでと検証してはTさんに手渡す。
初めて見るTさん。
ほぅ、ほぅと、出来映えにうなずく。
これは面白い本だと感触はいい。
飲食忘れて没頭する3時間。
全体的に暗いという印象だ。
青空も澄み切った青さがない。
緑も豊かに見えない。水は清らかさがない。
御膳は美味しそうに見えない。
飾りは鮮やかさがなく、くすんでいる。
これはダメだしだ。
色校正はたいがいこんなものだとY編集者はいう。
翌日、昼間に陽の当たる部屋で見た。
青さはくっきり。暗っぽさはほとんど感じない。
これってひょっとしたら光線の違い。
飲み屋で色校正をしたのは場違いだったのぉ。
煌びやかな京都の夜に奈良の行事写真は似つかなかったのか。
駄々をこねたのか暗天の世界だった。
(H21. 8. 6 SB912SH撮影)