マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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塩町日の丸地蔵御膳

2008年09月27日 07時35分59秒 | 楽しみにしておこうっと
大和郡山市の地蔵盆の数多くは8月に行われている。

特に市内中心部は町内毎に祀られたお地蔵さんがあり、どことも23日(翌日の24日も行われている地域もある)に行われる。

昨年に御膳が供えられていると聞いた塩町のお地蔵さんは日ノ丸地蔵と呼ばれる。

祠の横には日の丸を立てる基礎があった。

建て替えのため土地を整備したらそこからお地蔵さんが現れた。

国旗掲揚した跡だったことから戦前以前に埋められていたと考えられるお地蔵さんは掘り出されて日ノ丸地蔵と呼ばれるようになったという。

供えられている御膳はおぜんと称し五つの器に盛られている。

アズキの赤飯椀、ヒジキと豆の煮びたし椀、ニンジン・カボチャ・シイタケの煮物椀、豆の煮物椀、ニューメンの汁もの椀に果物の椀は精進料理が並ぶ。

今日は16時からスイカ割りで19時子供花火。

24日には春岳院からご住職が来られて数珠繰りが行われる。

来年の楽しみに残しておきましょう。

時代の趨勢でしょうか子供の健やかな成長を祈る地蔵盆がここ数年のあいだに消えていった地域がある。

少子化、費用の点に加えて○○○○を唱える人たちによってやむなく中断を余儀なくされた地域がある、と堺町のYさんは嘆いていたとおっしゃるがまだまだ数多くあるようだ。

引き続き地元の調査に努めたい。

(H20. 8.23 Kiss Digtal N撮影)