マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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香る柚子風呂

2008年01月30日 08時27分38秒 | もらいもの・おくりもの
22日は二十四節季の冬至の日。

一年で最も昼が短い日で、日の出が午前七時で日の入りは16時50分。

この日は柚子風呂に入って暖まり、カボチャを食べると風邪を引かないといわれている。

柚子をもらったので、我が家では翌日に柚子風呂を湧かした。

柚子の香りが漂うお風呂はシンから身体が暖まる。

(H19.12.23 V603SH撮影)

伊豆七条町福丸迎え

2008年01月30日 08時26分35秒 | 大和郡山市へ
今年最後を締めくくる民俗行事取材。

以前から気になっていた大和郡山市の伊豆七条町で福丸迎えが今でも行われているかどうか事前に下見。

畑のほうにおられた男性にお声をかければ、なんと顔見知りの方だった。

フクマルコッコーのことについて調べてるんですと尋ねれば、子どものときにしていたので今でもフクマルコッコッコーと自然に口にでるという。

たしか今でも行っているはずなんで一軒のお家を訪ねてみようと連れてくださった。

すると、おばあさんが紹介してくださった二人の孫。

上の子は中学生になったから卒業で、小学生の次男とともに近所の子6人ほどで福丸迎えをしているとおっしゃる。

大晦日の日、夕刻に集まった6人は長い青竹を持って一軒、一軒巡って、ワラ火を着けたお家の門口で「フクマール、コッコッコー」と掛け声をかけるという。

ワラを出さんようになった家も多くなったが、駄賃やお菓子目当てに今でも続けている子どもらの楽しみ行事のひとつだという。

(H19.12.23 V603SH撮影)

天理幸楽苑中華そば

2008年01月30日 08時22分27秒 | 食事が主な周辺をお散歩
天理の国道を利用する回数は割合いと多い。

そのとき丁度に昼だったらいいのにとクルマから眺める中華そば290円の看板は遠ざかるばかり。

今日はぴったしの昼過ぎ時間。始めてくぐるお店のドア。

店員さん、今月末までなら茹でタマゴが無料で何個も食べられますよとお勧め案内。

おー、ニヌキのタマゴだ。そばができるまで2個もよばれてしまった。

2個目をよばれている最中に中華そばがカウンターに置かれた。

コショウをふりかけて早速麺を口にもっていく。

どちらかといえば硬めの麺はあっさり風だがしっかりした味のスープとともに喉を通る。

スープを平らげるぐらいだから、私はこの味が好きなのだろう。

メンマはメンマらしくない。味が感じられなかった。

それにダメを押すわけじゃないがチャーシュがどうも。

なぜかって。味がないんだもの。

帰宅してから幸楽苑の中華そばを食べてきたでーと長男に話すと、おれは興味ないほうだって。

そっかー。

(H19.12.23 V603SH撮影)

先週だった勧請縄掛け

2008年01月30日 08時20分22秒 | 桜井市へ
昨年見かけた飾り付けが豪勢な大注連縄が気になり訪問した桜井市脇本の春日神社。

20日辺りの日曜日だと聞いていたので今日だと思って行ってみれば真新しい注連縄が鳥居に掛けられてあった。

午前中に終わったのかと思って近隣の方に尋ねてみれば先週だったという。

昨年は都合で第三週目だったが、今年は二週目の日曜日。

10時ころから一老、八人衆が集まり頭屋の玄関先で注連縄を結って昼過ぎに取り付けられたそうだ。

同神社では古くから宮座制度が継承されており、一老は3年間勤め後任に引き継ぐという。

なお、三本の御幣を取り付けた歳神さん迎えの小注連縄は頭屋の軒先と分霊神さんを供えた神棚に取り付けられる。

小箱に納められた分霊神さんは、10月の秋祭りが終わるまで頭屋が毎朝、お神酒、お米、お塩を取り替えて灯明を点けて祈る。

秋祭りが終わったその日に新頭屋は宮受けを受けて一年を祀るのである。

以前は神籤を引いて頭屋が決められていたが、現在は住民も少なくなり断られることが多くなり維持することが難しくなって、区長がこの人だと思う人に頼み込んで決めているという。

その神籤の名残りが引き継がれている。

文字が消えかかっている大きな桶。

その桶上で神職がコヨリ籤をそーっと降ろして引いていたという。

残念ながら見ることはできない。



年が明けての祭礼は一月のゴオウサン、二月に二月朔座が行われる。

ゴオウサンは牛玉さんと呼ぶものでいわゆる正月修正会の行事。

毎年1月13日に行われるが平成20年は12日(土)に急遽変更されたそうだ。頭屋と一老は50軒に配る牛玉さんの札を刷っていく。

刷る日程は決まっていなくて二人の都合のいい日に行われる。

昔は牛玉さんの札をススンボ挿していたものだがとなとおっしゃる一老婦人。

当時は苗代とときに祭る水口祭を行っていたが苗をJAから購入するようになってこれもしなくなったという。

ゴオウサンの日は18時ころから春日神社で行われる。

大きな桶に入れた御供餅を頭屋が担いで同神社にやってくる。

一老、八人衆が神事を終えたあと、一人ずつ名前を呼んで刷った牛玉さんの札を配っていく。
その後の20時ころに御供餅撒きが始まる。



二月朔座は本来一日だが近年に集まりやすい第一日曜日に移行されている。

頭屋は上に焦げ目を付けた一段五合餅にカズノコ、ゴボウ、コンニャクの煮染めを準備する。

朝10時ころ、作った神饌を供えて、一老、八人衆が神事を執り行う。


興味深い行事に魅せられるが当日は仕事など既に予定が入っている。

早めに祭り訪問したいものだ。

(H19.12.23 Kiss Digtal N撮影)

大祓えを明日に控えた室津戸隠神社

2008年01月30日 08時15分47秒 | 楽しみにしておこうっと
一年ぶりに訪れた山添村室津の戸隠神社。

申の日の今日は午後から祭事される申祭り。

だが、所用で他所に向かわねばならない。

当日は、大祓えを明日に控えて氏子人足さんらが集まり準備に忙しい。

忌笹竹を境内にいっぱい立てかけていく。

本来、大祓えの日は大晦日だが年末は誰も彼も忙しいので祝日の日に行っている。

それに、地区の人が大勢来られるようにと日程を替えたという。

大祓えが行われる今年は室津戸隠神社。

実は、水間、別所・曙、室津・松尾、北野、桐山、的野、峯寺の旧東山地区七ヶ大字が毎年交替する持ち回り制。

夏越しも含めて当番地となるので3年半にいっぺんは回ってくるという。

(H19.12.23 Kiss Digtal N撮影)