連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

ゴミ拾いはどっちが行くの?

2016-12-04 | 家ごはん

「今日はゴミの日なのよ」ご飯を早く食べちゃってね、と言うオバサン。

「誰が行くの?」オレ?おかあさん?自分と彼女を交互に指差す。

どっちでもいいのよと言うオバサン。「あぁ、それならオレが行こうか?」

「駄目よ!何処の家の人だか分からないもの」まさか・・そんな事は・・

参加者をいちいちチェックしている訳じゃないだろう・・・

まぁ行かなくて済むならそれは有難いが、オレだっていいんじゃない?

オバサンそんなに何でも背負い込まなくてもいいと思うけどね。

気を使ってくれてる積りだろうが、そんな心配はご無用。

オレはまだそんなにショボクレてないぞ。


昨夜の食事。いつもオバサンに感謝して頂いています。


何か食べたいものって無いの?

2016-12-03 | 庭仕事・花・木

庭に出て木々を見て回る。遅れていた消毒を先週やっと済ませたばかり。
柚子の木は実を収穫されて身軽になったのか、すっくと伸び上がっている。
大量の実をつけて重そうに垂れ下がっていたのに・・人間も似たようなものだ。

菊がまだ数輪の花をつけている。先日の雪にも耐えた今年最後の残り菊。
「おかあさん、どうこれ?」デッキに顔を出したオバサンに切り取った菊を渡す。
犬のメグも飛び出してきた。「これこれ、アンタは出たらダメでしょ?」

「買い物に行ってくるわね」オバサン洗濯も掃除も一段落したらしい。
何か食べたいものは無いかと訊かれたが、とりあえず何も思い浮かばない。

「何かあるでしょ?張合いが無いわね」そう言われてもな・・・・
彼女の事だ。きっと夢さんの好物を見繕って何か買ってきてくれるだろうさ。


安請け合いして酷い目に合う

2016-12-02 | Weblog

「おとうさん柚子を搾ってね」柚子味噌作りを手伝う事になった夢さん。
今回の柚子味噌は、皮だけしか使わないレシピなんだそうな。
柚子味噌とポン酢の両方やってみるという。

まず洗って半分に切れと言う。包丁が滑って手を切りそう。
スダチを搾る道具が有った筈なのに、見当たらないと言うオバサン。
「いいよ手で搾れるんじゃない?オレがやるよ」指で押し潰してみる。
何個もやらない内に手が痛くなり、いくらも搾れない。参ったな!
周りに飛び散るわ、顔にまで飛んでくるわで、もう指に力が入らない。
300cc作るのに、いったい何個搾っただろう?もううんざり。
彼女はカップで測り、塩と酢を加えて瓶に入れるだけ。楽をしている。

柚子味噌作りは簡単そうだ。こちらは彼女の仕事。
味噌・砂糖・みりんを鍋に入れ、かき混ぜながら中火で5分。
そこに皮だけ4個分のみじん切りを加えて更にかき混ぜる。
焦がさないように、中火でかき混ぜる事5分。これで完成だそうだ。


柚子味噌とポン酢の完成。柚子を手で搾るなど二度とやりたくない。


あたしが切ったのよ凄いでしょ!

2016-12-01 | 家ごはん

写真を撮るのに手前に寄せた食器を、素早く元に戻す夢さん。
なにしろオバサンの目を盗んで撮るのだから気を使う。

お盆を持ってオバサンが戻ってきた。「何やってるの?・・」
「いや別に・・・ちょっと撮っておこうと思ってさ」

「このカレイ美味しそうでしょ?」自分で切ったのよと自慢げな彼女。
肉厚のカレイは見た目も凄く旨そうだ。照りもいいじゃない。
それにしても何から何まで買う暮らし。彼女の努力や推して知るべし。

「焼き鳥も美味しそうでしょ?」”銀座何とか?”の炭火焼だそうな。
今夜はしばし柚子の話で盛り上がる。オバサンご機嫌な一日だったようだ。