「まさかなぁ・・」嘘を言ってるのは一体どっち？？
国会での〇〇氏の証人喚問以来、人間不信に落ちいった。
「いや待て」それを言うなら人間不信ではなく、政治不信と言うべきだろ。
四角くても丸いと言い包めてしまう怖さ。媚び諂う取り巻き政治屋たち。
個人か公人か？笑わせるなよ。国民は皆バカとでも思っているらしい。
みんな目も有れば耳もあるし口も有るんだぜ。
だが、この口は本音を吐かないように出来ているのが空しい。
この１週間は大きなニュースが相次いだ。
明るい元気の出る話題は、何と言っても連覇を成し遂げた新横綱稀勢の里。
まさに奇跡の逆転優勝であった。相撲好きならずとも感激した人は多いはず。
世の中満更捨てたもんじゃない、良い事だって沢山有るものね。
耳鳴りは相変わらず。すっかり常態化してしまった。これだけが癪の種・・クッソ
「おかあさん、２孫の入学祝何時渡すの？」ぼつぼつじゃないのかな・・
「制服が出来たら見せにくるわよ」それからで良いというオバサン。
１孫の時はどうだったかな？確か郵送した記憶がある。
２孫家族は近くに住んでいるので手渡してやる事が出来る。
「ご馳走してくれるらしいわよ、その内に何か言ってくるでしょ」
こちらから積極的に「ああだのこうだの」は言わないようにしているらしい。
今迄さんざんやってきたからね。彼女なりに考えたんだろう。
「それはそうよ、もう口出しはしない方がいいのよ」そうか高校だもんね。
「小学生までがいいとこよ」高校生ともなると見方を変えないとね。
「今年は一人だけど来年は二人よ、大変ねおとうさん？」オバサン笑ってる。
「なんだ俺に振るなよ・・」あと４人か・・それまで生きていられるかな？・・
「おとうさん、スマホどうしたの？」壊れちゃったの？と聞くオバサン。
食事の時もテーブルの上に置いていたのに、姿が見えないスマホ君。
「あーあ、上にあるよ・・」もう飽きちゃったとも言えず、適当に言葉を濁す。
「年寄りにはあまり使い道はねぇな」そうだろ？結局はこのザマだ・・・
家ではパソコンを使うし、わざわざ小っちゃいのは使わないだろ・・
外でって言っても、ジイサンが何に使うんだい？
「カッコつけんなよ」って笑われるのがオチだぜ。
LINE? 確かに便利な事は分かったよ。だけどさ、どっからも架かって来ないぞ。
登録しているのは子供達と孫だけ。自動登録は危ないって聞いたしね。
こっちからは架ける事はしない。みんな忙しいだろうし迷惑だろうからね・・
案外話す事なんか無いもんだよ・・ 何か有ったらっていっても何も無いし。
大体、なんだってわざわざそんなの使うんだ？ 電話が有るだろ？電話が・・
サークルの仲間は皆年寄りだし、スマホなんてハイカラ過ぎちゃって話にならない。
こう考えると、「いったい何のためにスマホ買ったんだ？・・」疑問は増すばかり。
「これって辞書みたいなもんね」「なっ、そうだろ何でも聞いてよ！」
炬燵でテレビなど見ながら、オバサンの疑問には直ぐに答えを出してやる。
一寸面倒臭いが、これくらいの努力を惜しんではいけない。
”家電雑貨食品”等々を扱う量販店がオープンして３日目。
「よくぞこんなに・・」と感心するくらいお客が入っている。
似たような店は近くに何店もあるが、今度の店が一番近い。
オープンセールとあって、マイクのボリュームもいっそう上がる。
「なになに・・」外付けのHDD1.0TBが５０００円？ おいおい
近くのLEDスタンドは１０００円。「ほんとかよ」両方とも買っておく。
「そんなの要らないだろ」もう一人の夢さんが耳元で囁くのを無視。
グルグル回って歩くと、見れば欲しくなる物がいっぱい並んでいる。
ジャンパー、セメダイン、ゴルフ手袋、マーカー等々。カゴがいっぱい。
予定は胃薬、目薬、写真用紙だけの筈だったのに・・バカかお前は！
オバサンにばれないように、家に入る前に袋の中身を分ける。
「ビオ〇〇〇ミン安かったから３個買ってきたよ」と品物を見せる。
「あたしも行くのよ」トイレットペーパーが安いんだそうだ。
「あそう・・」それにしても余計な物を買っちゃったな・・少し反省。
オバサンは午後からお出掛け。
何とかいう有名な歌手がショッピングモールに来るとの事。
いつもの仲良しコンビは、いそいそと連れ立って出掛けた。
「少し遅くなるかも知れないわ」 はいはい好きなだけ遅くなれ・・
それを待っていた夢さん、「今日こそは」と思っていた仕事に掛かる。
寒い間、自室に避難させていた鉢植え類を元に戻す事にした。
いきなり外には出せないので、とりあえずリビングに仮置きする。
二階から鉢を抱えて下ろす。冬の間は水を切ってあるので少し楽。
犬のメグが纏わりついてうるさい。鉢の中を嗅ぎまわっている。
「おいおい食うなよ！」肥料の残骸が有るので気をつけないとね・・
掃除機を掛け、ラックを組んで配置を整える。「こんなもんだろ」
どうやったところで、オバサン必ず不満を言うからな・・
「歩くのに邪魔とか、もっと左とかもっと右とか」煩くてかなわない。
一緒にやると腹が立つので、こういう事は彼女の留守を狙うに限る。
G・ゴルフから戻った途端、リビングのソファーにへたり込む。
こんな事は滅多にないのにめまいがする。どうなってんだ・・
「どうしたの？」心配そうにのぞきこむオバサン。ちょっとね・・
「ゴルフも途中で止めようかと思ったくらい辛かった」と報告。
「昨日無理したからじゃない？」そんな事ないよあれくらい。
庭に果樹を植えたいと思い、大きな穴を掘って堆肥を混ぜ込んだ。
あれくらいの事で疲れるとは思えない・・ 水分不足かな？
ボトルの水をガブガブと飲む。気休めだと思うけどね・・・
なんだって最近おかしいぞ・・耳鳴りはずっと続いているし・・
「年のせいだろ」なんて納得出来ない。今迄が良過ぎたって事か？
年と共に人間衰えるってのはどうやら本当らしいぞ夢さん・・
「何にしても癪だよな・・」この辺が人生の曲がり角って事かい？
「まぁいいじゃないか」後はどうせおまけの人生だよ、なぁ相棒。
今迄使っていたメールソフト、windows Liveメール2012が使えなくなった。
1月でサポートが終了とかで、送受信速度が遅くて使い物にならない。
小生はまだPCは2台ともwindows7を使っているので、officeに付属の
outlook2007を使う事にした。古い感じだが当面はこれで十分。
アドレス帳の移行では姓と名が逆になってしまったり、本文の移行も、
能書き通りにはいかなかったが、この際なので古いデータは入れない事にした。
送受信履歴や本文などは2012に保存されているので必要ならば見られる。
今は２台のPCにメールソフトが新旧２つづつ、合計４つ入っている状態。
プロバイダーによれば、全く問題ないとの事なので暫らくはこのまま併用する。
新しいメールソフトなどダウンロードする時は細心の注意をする事が必要。
怪しげなアプリ等をダウンロードしてしまうと後の処理が大変ですよ。
「なるほどこれは便利だ・・」座椅子を倒して炬燵に潜りこむ。
スマホを見るには丁度良い。いちいちパソコンを立ち上げる必要はない。
縦よりも横にした方が文章は読みやすいぞ・・なるほどな・・・
結構手首が痛くなるな・・ まぁこれくらいは仕方がないか・・
今日は気温が低く、和室に日が差して来ない。炬燵だけでは寒いな・・
二階から下りてくるオバサンの足音。タイミングがいいじゃないか。
カーペットの電源を入れてくれるよう頼む。「お茶も飲みたいんだけど」
何時もは「ハイハイ」ってやってくれるのに、今日はオバサン怒った。
「少しは動きなさいよ、お茶だってもう自分で淹れたら？」
考えてみれば、彼女はおそらく朝から動きっぱなし。
ご飯の支度から片付け、洗濯、ゴミだし、それに加えて犬のメグの世話。
いくらなんでも甘え過ぎじゃないのか夢さん？
「分かってるよ」分かっっちゃいるけど、下手に手を出すと彼女嫌がるからさ・・
「そんなんじゃ若い人の事は言えないわね」お茶は淹れてくれたオバサン。
スマホなんぞにうつつを抜かしている、ジイサンが腹立たしいのだろう。
パソコンと違って画面が小さいし、文字も小さいスマホ。
何かをやろうとしても、何処を押せばいいのかが分からない。
自分では気がつかない内に目的とは違うアイコンを押しているらしい。
なにしろ見えない。流行りの「なんとかルーペ」を使っても同じ事だろう。
さっきまで有ったアイコンがいつの間にか消えている。ん？何だこれは？
あれこれいじくり回した揚句、結局2度も初期化する羽目になってしまった。
この初期化も「工場出荷状態に戻す」を試みたのだが、これが中々どうして・・
LINEも設定したが、これは気をつけるようにと教えられた。
自動設定すると知らない名前が入ってくる。これは無視するのか。フムフム
今にして思うと、果たしてスマホなる物、75歳のジイサンに必要だったのか？
身の回りを見れば、それらに類する物は全て揃っているように思うのだが。
使い方も分からずにただ「欲しかったから」は年寄りの分別に欠けるのでは？
などと屁理屈を捏ねながらも、少しばかり嬉しい事もある。
若い人のレベルにちょっと近づいたような、「まだいけるぞ！」って感じ。
スマホをいじり出してからパソコンを開く回数が随分と減った。その点は便利。
G・ゴルフから家に戻った途端、何時もより耳鳴りが酷い。
「変だな？」両耳の下を力を入れて強く押してみた。あれれ？
いままで痛みは全く無かったのに、鈍い痛みがしたのに驚く。
もしかするとこれが原因なのか？とりあえず病院に行く事にした。
曜日が違うので別の先生になってしまうがそれも仕方がない。
この痛みは月曜まで待っていられない。早い方が良いかもの判断。
耳の中を見た先生曰く。「血の出た痕が有りますね」ははぁやっぱりか・・
何か違和感をずっと感じていたのはこのせいなのかな？
耳の中に注入する薬を出してくれた。朝晩2回５、６滴を流し込めとの事。
耳鳴りは耳鳴り、こっちはこっち。もうどうにでもなれ。
とりあえず先生の言うとおりにするしかないかな。
「耳鳴りくらいなんだ！」とは思えども、この鬱陶しさだけはやりきれない。
