連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

お互い長生きしようぜ

2012-06-30 | 高齢生活・健康
病院に行かない事が健康な証拠と常々広言している夢さん。今年は1回も行ってなかったのに記録が途絶えた。

大きな口を叩いていたのだが、ついに消化器科と泌尿器科を受診する破目となってしまった。残念ナリ!

なぁに大した事はないのだが、最近ちょっと下痢気味なのと、夜トイレに起きる回数が増えて寝不足気味。

オバサンに話したところ、おかしな意地を張っていないで、病院に行けと尻を叩かれ、やむなく行ってきた。

オバサン曰く「普段が健康そのものと思っている人は、すこしの異常でも気になるのよ」ははそんなもんかね。

案の定大した事はなく、整腸剤と眠れる薬を貰ってきた。これでもう安心夜トイレに起きる事も無いだろう。

「じゃぁお願いね」病院から戻った早々、オバサンと犬を乗せて今度は車で動物病院へ。今日はまるで病院デーだな。

8種混合の注射と、蚊の予防薬を貰いに行くとの事。彼女も13歳、この秋には夢さんを追い越す年齢になる。

後部座席のオバサンの脇で「ハァ ハァ ハァ ハァ」と荒い息遣い。今日は暑いからなすぐだから我慢だぞ。

たまには褒められる事もある

2012-06-23 | 家ごはん
パタパタパタパタお盆を手にオバサン小走りで食卓へ。「おはよ~」オバサン今朝も元気そう。

折り込み広告やらリモコンやら 食卓の上を片付ける夢さん。

「おとうさん、先に食べててね」陽が射してきたのをみて「洗濯物を干しちゃうから」とオバサン。

しょうがねぇな味噌汁が冷めちゃうぞ。まぁいいか冬じゃないしな。冷めるってほどじゃない。

テレビを点け新聞を広げる。相変わらずゴタゴタ続きの変わり映えしないニュースばかりだ。

「あら先に食べてればいいのに」「今日はよく乾きそうだわ」オバサンご機嫌。  

さぁて、じゃ食べようか。まずは大根おろしの添えられた納豆をかき混ぜる、傍らには佃煮の小鉢。

ねっとりと黒光りする昆布が美味しそう「もっと胡麻をかける?ちょっと待ってて」立ち上がるオバサン。

胡麻は身体に良いからね。食後には到来物の枇杷をいただく。朝から贅沢な感じがしないでもない。    

「切っておいて良かったわね」湯呑みを手にオバサンが言う。庭から花瓶に移したカサブランカの事だ。

リビングからの甘い香りが和室まで漂ってくる。台風の前に切ったからね。今回はお手柄だったな夢さん。

少し黙って!頼むから

2012-06-16 | Weblog
「おとうさん何か買いたい物ある?」なんで?「父の日の割引券があるのよ20%引きよ」

なにか聞き方が間違ってない?普通は「何か欲しい物有る?」って聞くんじゃない? 

買って来てやるから金は自分で出せって聞こえるぞ。「あら分かった、あたしお金無いしさ」

「このお味噌汁どう?〇〇さんに頂いたの大根」しゃきしゃきと歯ごたえがいい。

「このカブもそうよ」こちらは浅漬け「ちょっとお塩が多かったかしら?」うんそうでもないよ。

「じゃが芋も頂いたの新じゃがよ、お昼に蒸して食べようか?」

いろいろ貰うんだねオバサン。デッキに玉ねぎもぶら下がってたぞ。そんな時期なんだろうな。

今日は夢さん忙しい。講座の勉強が溜まっている。今日こそ真面目にやらなくっちゃ。

松の剪定よくやった!

2012-06-09 | 庭仕事・花・木
2日間掛けて松の剪定をした夢さん。今日は朝から雨の中、剪定の出来栄えをチェック。

葉をむしりすぎたかな?丸坊主状態になってしまった松ノ木は、雨に打たれて悲しそう?

いやいやこれでいいのだ。これから梅雨の季節でもあるし、すぐに緑の葉が生えてくるさ。

自分でやってみたいと思い立った夢さんだが、素人の悲しさ程度というものが分からない。

「おとうさんはいいわね暢気に剪定なんかしちゃって」ん?どういう意味だそれは?

暢気そうになんて言うけどさ、どれだけ苦労したか。オマエさんには分からないだろうな。

暢気そうに見えると言う事は、リラックスして楽しんでるように、オバサンは感じたわけだ。

オバサンの目にそう映ったとすれば、それはそれで平穏無事に日々が過ぎている証だ。

「〇〇さんのご主人ね毎週リハビリに通ってるそうよ」何のリハビリなのか聞く気はない。

雨が激しくなってきた松ノ木はすっくと立っている。いいんじゃないのかこれで。