毎日を平々凡々と過ごしていた我が家に突然の異変。
飼い犬が、脳梗塞を発症してしまった。
散歩から戻ったオバサンが足を拭こうと縁側に犬を座らせ、雑巾を絞っている間の出来ごと。
縁側から仰向けに、もんどりうって芝生に転落したのを目撃。「あらあら何やってんの」
だが、どうも様子がおかしい。嘔吐を繰り返し、足元がふらついて立つ事も出来ない。
目は視点が定まらぬかのように、パチパチとまばたきを繰り返し、途切れることなくよだれを垂らす。
よほど打ち所が悪かったのかな?そう思ったがどうも普通ではない。オバサン慌てて先生に電話。
「直ぐに連れてきなさい」と言われ、抱き抱えて車で病院へ。
一目見るなり先生曰く「これは脳梗塞ですね」、えっ?犬が脳梗塞??まさか?唖然・・・
「有るんですよ、珍しいですけどね、ほら見てください、首が右に傾いているでしょ?」
なるほど言われてみれば確かに首が傾いている。犬も人間も同じなんだなぁ・・・・・
「いつ頃なったの?」まだ1時間も経ってません。「そりゃ早く来て良かった」
直ぐに注射を打ってくれた。よだれで診察台はベトベト、オバサンがティッシュで拭き取る。
相変わらず嘔吐とまばたきを繰り返し、焦点も定まらない様子。
立ち上ろうとすると、足がグニャッとなってしまって、へたり込んでしまう。
「水が飲めないようだと危ないです、まずは様子を見ましょう」
2日目
まったく症状は変わらず、嘔吐とよだれ、目のまばたきも治まらず。
水も飲まないくらいだし薬は受け付けない。「無理にやらなくてもいいですよ」
ずっと診てもらっている先生なので信頼している。こういう時は実に頼もしい。
3日目
水を飲んだ。首が傾いているので水面との間隔が合わないらしく、飲み方がぎごちない。
飲んでは吐き、飲んでは吐きを繰り返している。目はうつろ足元はおぼつかない。
「もう一本打っておきましょう」注射をしながら先生、犬に向かって「頑張れよ~」
「水さえ飲んでれば、餌なんか喰わなくたって大丈夫だからな」先生いつも笑わせてくれる。
4日目
少しだけ餌を食べた。先生の言葉に従ってハムを少し千切って食べさせてみたのだ。
最初は怪訝そうな様子だったが、匂いに誘われたのか恐る恐る口にした。
さっそくオバサン、錠剤をハムに仕込んで口の中へ。普段なら吐き出してしまうのだが、
頭が朦朧としているのだろう、薬と気付かずに飲みこんでしまった。うふふシメシメ
「もういい歳(14歳)なんだから、気にしないで美味いものを食べさせたらいいですよ」
たしかに先生の言う通りだ。太ったっていいじゃないか、もうドックフードとはおさらばだな。
あれから10日・・・・・
吐くのは治まった。激しいまばたきも落ち着いてきた。食欲も少し出てきた。
だが足はグニャッとしたまま。歩こうとしても直ぐに倒れる。首も傾いたまま。
それと声がまったく出ない。あれ以来一度も吠えていない。犬にも言語障害があるのだろうか?
オバサンは毎日寝たきり状態犬の世話と食事作りに奮闘。ふふ結構楽しそうにやっている。
以前は「うるさい!静かにしなさい!」なんて言ってたが、こうなると邪険にはできない。
犬は口をきけないしね、どんな気持ちでいるんだろうか・・・・・可愛い家族だからねぇ。
飼い犬が、脳梗塞を発症してしまった。
散歩から戻ったオバサンが足を拭こうと縁側に犬を座らせ、雑巾を絞っている間の出来ごと。
縁側から仰向けに、もんどりうって芝生に転落したのを目撃。「あらあら何やってんの」
だが、どうも様子がおかしい。嘔吐を繰り返し、足元がふらついて立つ事も出来ない。
目は視点が定まらぬかのように、パチパチとまばたきを繰り返し、途切れることなくよだれを垂らす。
よほど打ち所が悪かったのかな?そう思ったがどうも普通ではない。オバサン慌てて先生に電話。
「直ぐに連れてきなさい」と言われ、抱き抱えて車で病院へ。
一目見るなり先生曰く「これは脳梗塞ですね」、えっ?犬が脳梗塞??まさか?唖然・・・
「有るんですよ、珍しいですけどね、ほら見てください、首が右に傾いているでしょ?」
なるほど言われてみれば確かに首が傾いている。犬も人間も同じなんだなぁ・・・・・
「いつ頃なったの?」まだ1時間も経ってません。「そりゃ早く来て良かった」
直ぐに注射を打ってくれた。よだれで診察台はベトベト、オバサンがティッシュで拭き取る。
相変わらず嘔吐とまばたきを繰り返し、焦点も定まらない様子。
立ち上ろうとすると、足がグニャッとなってしまって、へたり込んでしまう。
「水が飲めないようだと危ないです、まずは様子を見ましょう」
2日目
まったく症状は変わらず、嘔吐とよだれ、目のまばたきも治まらず。
水も飲まないくらいだし薬は受け付けない。「無理にやらなくてもいいですよ」
ずっと診てもらっている先生なので信頼している。こういう時は実に頼もしい。
3日目
水を飲んだ。首が傾いているので水面との間隔が合わないらしく、飲み方がぎごちない。
飲んでは吐き、飲んでは吐きを繰り返している。目はうつろ足元はおぼつかない。
「もう一本打っておきましょう」注射をしながら先生、犬に向かって「頑張れよ~」
「水さえ飲んでれば、餌なんか喰わなくたって大丈夫だからな」先生いつも笑わせてくれる。
4日目
少しだけ餌を食べた。先生の言葉に従ってハムを少し千切って食べさせてみたのだ。
最初は怪訝そうな様子だったが、匂いに誘われたのか恐る恐る口にした。
さっそくオバサン、錠剤をハムに仕込んで口の中へ。普段なら吐き出してしまうのだが、
頭が朦朧としているのだろう、薬と気付かずに飲みこんでしまった。うふふシメシメ
「もういい歳(14歳)なんだから、気にしないで美味いものを食べさせたらいいですよ」
たしかに先生の言う通りだ。太ったっていいじゃないか、もうドックフードとはおさらばだな。
あれから10日・・・・・
吐くのは治まった。激しいまばたきも落ち着いてきた。食欲も少し出てきた。
だが足はグニャッとしたまま。歩こうとしても直ぐに倒れる。首も傾いたまま。
それと声がまったく出ない。あれ以来一度も吠えていない。犬にも言語障害があるのだろうか?
オバサンは毎日寝たきり状態犬の世話と食事作りに奮闘。ふふ結構楽しそうにやっている。
以前は「うるさい!静かにしなさい!」なんて言ってたが、こうなると邪険にはできない。
犬は口をきけないしね、どんな気持ちでいるんだろうか・・・・・可愛い家族だからねぇ。