連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

MRIで輪切りにされた

2008-07-29 | 高齢生活・健康
「かなり大きな音がしますので、これをしてください」渡されたのはヘッドホン。

MRIとやらは初体験の夢さん。なんだってこんな物つけるんだろ?」

「ははぁ、これだな」ゴーンゴーンタンタンタンタン。おいおいすごい音だな。まるで工事現場みたいだ。

ジーコンジーコンジーコン。ははぁ、輪切りにして撮るってのはこの事か。それにしても時間が掛かるな。

喉が渇くしその内に眠くなってきた。終わったのはかれこれ30分程もしてからだ。

股関節付近の連続写真を見せられた夢さんビックリ。すごい数だな。

先生の指差す箇所が白くなっている。股の付け根付近に水(血?)が溜まっているとの事。

「何か思い当たるような事はないですか?」あるある、あるけど言えない。

「剪定と芝刈りで無理をしたようで・・・」とりあえずごまかす夢さん。

まさか3キロのダンベルを両手に持って、開脚運動をしたとは言えなかった。あれに違いない。

足を鍛える積りが裏目に出た。止めときゃよかったな夢さん。  

悔しいが実感として認めざるを得ないか。体力の衰えってのは確実にくるんだなぁ。  

マリの要領の良さは抜群

2008-07-27 | 柴犬・マリ
おやおや今日はオバサンにべったりかい。お前も要領がいいな。

そうだよな、下手に逆らったらご飯もらえなくなっちゃうもんな。

ところがオバサン曰く「そんな事ないわよ私なんか舐められてるわよ」だと。

「おとうさんが居る時と居ない時じゃ、全然態度が違うのよ」な~るほど。

そりゃそうだろこの家で誰が一番偉いのか、マリだけはちゃーんと知っている。

知っていながら知らない素振り。さすがだ立ち回りが上手いねマリちゃん。

犬の勘は正確だよ。自信持っていいんじゃない夢さん。言われたかぁねえな。

夏休みの恒例行事

2008-07-26 | 6人の孫
「 ラジオ体操行って来ちゃった~ 」  オバサン朝からニコニコ  えっ?? なんの話?

近くの公園で今年も始まったラジオ体操、2孫(2番目の孫)を見に行ってきたそうだ

「 元気にやってたわよ~ 」  そうか 新一年生だからな なかなか張り切ってるね

「 4孫(4番目の孫)は、まだグーグー寝てるそうよ 」  まだ幼稚園だもの そりゃ仕方ないよ

「 2嫁ちゃん(次男の嫁・ママ)も来てたわよ 」  あらら 朝は忙しいのに、そりゃ大変だな

「 土曜日よ 今日はパパ休みでしょ 」  あぁそれでか

「 ほらほら ご飯にするわよ 」  オバサンに急かされ、顔を洗いに立ち上がる夢さん

俺への土産の筈なのに

2008-07-23 | オバ友
「おかあさん、饅頭食べないの?出してよ」
オバサンの土産を催促する夢さん。
 
「あぁ、あれは使っちゃったのよ御免ね」
しゃらっと、のたまうオバサン。

えっ?・・・またかよ。買っていくからねって言っただろ。
だったら電話なんかしてくるな。

「お土産買わなくちゃならないからみんなには言わないの」
出掛ける時は何時もそう言ってるオバサン。

「親しい人だけよ」と言いながら、帰ってくると嬉しそうに配って歩く。
オバサンの場合、その"親しい人"が多すぎるんじゃないのか?。

夢さんの好きな温泉饅頭は、かくしてオバサンのお友達の元へ。
なが~い長いお喋りを添えて。

犬のマリとは以心伝心

2008-07-20 | 柴犬・マリ
「おーぉこっちの方が涼しいな」

ビールを手にデッキに出てきた夢さん。

「オバサンがいないとつまんないか?」「 ・・・・・・ 」んな事ぁないよな?

「だけど、なんか暇だよなお互い」「 ・・・・・・ 」こんなもんか。

「もう一本飲んじゃおうかな?」「 ・・・・・・ 」好きにしろか。

張合いがないんだよね。お前なんにも言わないからさぁ「 ・・・・ 」

まぁ、お前の気持ちは大体読めるけどね。これで口が利けたらもっといいのにな。
 

オバサン旅行、留守はまかせろ

2008-07-18 | 柴犬・マリ
 
「おとうさん、携帯貸してね?」「あぁいいよどうせ使ってないから」

長男家族と旅行に行くオバサン。やはり待ち合わせが心配らしい。

「新幹線の入り口だから直ぐ分かるけどね」そりゃそうだが何かあったらなぁ。

「電池大丈夫かしら」充電しといてやるよ。 

「マリに、ちゃんとごはんあげてね」「分かってるよ何時もちゃんとしてるだろ」

「おとうさんも、ちゃんと食べるのよ」「分かってるよ」

食事は、2嫁(次男の嫁)ちゃんに頼んでおくからと言うオバサンを、前もってきつく制した夢さん。

いくら近所だからって・・・・。たまにゃ、のんびりさせてくれよ、なぁマリ。

おだててこき使うオバサンの手口

2008-07-15 | 家ごはん
 
「ビールでも飲んだら?冷えてるわよ」夕食にはまだ早そうだしそうするか。

鉢植えの柚子を地面に植え替えた夢さん。穴掘りがきつかった、もうへろへろ、なさけねぇな。

シャワーを浴びるのもやっとこさ。デッキの椅子にどってん。止めときゃよかったな。

今回の植え替えはオバサンの注文。「おとうさん、疲れたでしょう?」まぁな。

「あら、いいわぁ~、この方がずっといいわね」そうかいそりゃ~良かった。  

「でもよく頑張ったわね大したものよ」そんなもんかね。

「ビールもっと飲めば?持ってくる?」もういいよ、それより早く飯にしてよオバサン。

マリの体内時計の正確さ

2008-07-14 | 柴犬・マリ

マリが「 ワン 」と短く一声。少し間をおいてまた「 ワン 」うるさい奴だな。

寝ぼけ眼で時計を見る夢さん。なんだまだ5時だぞ。

マリの声がいつもより大きく聞こえる。そうか暑いので窓を開けて寝たからだな。

トントントントン階下に下りていく足音。オバサンも起こされたようだ。 

それにしても不思議だ。オバサンが起きて行かないと必ず吼える。「起きろ」の催促なのだろう。

それもほぼ時間通りなのには驚かされる。まるで時計でも持っているようだ。

雨戸が一枚だけ開く音。ガムを貰って嬉しそうに駆け出すマリの顔が目に浮かぶ。

   


当てが外れた証拠隠滅

2008-07-11 | Weblog
 
机を整理していた夢さん 引出しから商品券が出てきた 

おっ、10枚・・・ 1万円か やったね  使えるのかな?  まだそんなに古くないぞ   

素浪人の夢さんにとっては、いまや貴重な臨時収入である

オバサンに、ただ渡してしまっては何にもならない  今迄とは違うからな  

さっそく夢さん、商品券だけ残して、封筒や案内状は全て破って捨てた

「これいる?」 「勿論いるわよ」 当然のように言うオバサン

7掛けで買ってくれと言う夢さんに、「どうして買わなきゃなんないの?」 オバサン実に冷ややか

「それじゃ要らないわ」 「おとうさんもケチになったわね」だと  なんとでも言え

「半額なら買ってあげるわよ」 おやおや 態度がでかいなオバサン  足元見られたか 

まぁ仕方がない・・・・  自分じゃ使わないしな 半額でも御の字だ    いいよそれで  

「ちょっとね」は鉄砲玉

2008-07-09 | オバ友
「おとうさん、ちょっとお願いね」
オバサン買い物袋を提げてチャリでお出掛け。

おいおい洗濯物干しっぱなしだよ。
雨はだいじょうぶかい。

オバサンの「ちょっと」は実に当てにならない。
けっこう鉄砲玉みたいな所があるからな。

なんと言っても話し好きだ。
途中で友達にでも遇わなきゃいいのだが。へへっ

俺だって忙しいんだよ。
雨を気にしながらも、庭草の面取りに精をだす夢さん。

しかしよく伸びる。
刈ってからまだ1週間だろが、あぁ腰が痛い。

段々こんな作業も億劫になってくるとはなぁ。
トホホだな歳のせいじゃないのか夢さん。