「後期高齢者医療被保険者証」なんてのが送られてきた。
長ったらしい名前で舌を噛みそうだぜ。面白くもねぇ。
ふーん・・誕生日の一カ月前に送られてくるんだな・・
封筒の中にはゴチャゴチャといろんなものが入ってる。
何が有っても報告報告？雁字搦めかい、アホぬかせ！
ナニ！納付方法？原則はこうだが、なんたらかんたら。
クソややこしい書き方だな！だからどうすりゃいいんだ？
怒るな怒るな、まぁ懇切丁寧とでも思っとくしかねぇな。
別に怒っちゃいないよ。歳を取ったのが面白くないだけ。
だからって夢さん、何もガッカリするこたぁないぞ。
身体は丈夫至って健康。今の所は何の不安も無いよな？
とは言え気をつけろよ。いつ何が有るか分からないからな。
まぁその時はその時だよ。覚悟決めるしかないでしょ。笑
近所に住む義弟の嫁さんがハタハタを届けてくれた。
毎年この時期になると秋田の実家から送ってくるそうだ。
いつも我家の分まで数に入れて送ってくれるので恐縮している。
「今日の内に煮ちゃうわね」オバサン早速調理に掛かる。
何時もは煮つけた物を頂くのだが、今日は生のままだそうだ。
地元の方の様にはいかないが、薄味ながら味付けもそこそこ。
「今年のは子持ちじゃないわね」まだ獲れ始めたばかりだろ？
漁獲量も減ってきてるという話もあるしね。今年は品薄らしいよ。
そんな中で、こうして初物を頂けるのは有難い話で感謝そのもの。
「味が薄かったかしら？」いや大丈夫だよこんなもんだろ。
急遽食卓に登場したハタハタくんの話で盛り上がる。
昨日の夕食。ハタハタの煮つけ、づけ丼、豚肉大根、揚げ物とサラダ。
犬のメグが我が家に来てから７カ月が過ぎた
最初は小さくなって縮こまっていたのだが、最近はとんでもない
体の大きさはさほど変わらないものの、態度がデカくなったのには呆れる
食べる事から、トイレ、毛繕い等々、手の掛る事は全てオバサンがやってくれる
前の犬のマリとの間が３年空いたからね。寂しかったと思うよ
メグが来てからオバサン変った 我慢してたんだろうな 明るくなったもの
今までの思いを一気に発散させてるのかな？
どれだけ可愛く思っているのかは言わずもがな
甘えるだけ甘えて、手を掛けさせて、メグは感謝してると思うよ
「感謝なんて分からないでしょ？」オバサンは笑っている
今日は日向ぼっこしてます
ママには何から何までお世話になってます もちろん信頼してるよ
でもこの家で一番偉いのは誰かって聞かれたら、それはジッちゃん
とても優しいよ 何にも言わないけど、叱るときは怖いよ ビビル
ママにもジッちゃんにも、ずっと長生きしてもらいたいと思ってる
えっ？だって、死んじゃったら困るじゃん！ご飯どうするの？
あたしらイヌ族は人間と一緒じゃないと生きていけないんです ニヤッ
メグのケージの前に座り込んだオバサン ペタリと犬と同じ姿勢
「ご飯食べないとだめでしょ？ウンチもしてないし、出られないわよメグちゃん」
「少し放っておいたらどうなんだ？」見かねた夢さん助け船のつもりで一言
「そんな事言ったって・・」昨日は散々跳ねまわった揚句にウンチで失敗したらしい
メグのコメント
今日は雨が降ってるし、日向ぼっこもできないからここでいいよ
ヒーターが効いてるから暖かいし、無理して出ることぁないやね
ウンチウンチってさ、昨日２回したでしょ？そんなに出ないよほんと
なんだかんだ言いながら、ボクを抱っこしたがるよねパパ？
あそうだ、この際だからちょっと言っとくね
ママはママでいいんだけど、パパの呼び方を変えるからね
もう若くないし、パパなんてカッコ悪いでしょ？こっちも照れるしさ
ジジィは気の毒だし、ジイちゃんは甘やかしてる感じだし・・・・
そうだジッちゃんがいいかな？これなら抵抗なく言えそうだから
今日からそちはジッちゃんじゃ ボクの事しっかり面倒みろよ エヘッ
今朝はこの冬一番の冷え込み。
毎年この時期になると、スタッドレスタイヤに履き替えている。
この辺りは雪が降るなど滅多に無いのだが、万が一を考えての事。
先月季節外れの雪が降って驚いたが、あれは５４年振りと言う番外編。
昨年の冬は、たしか１度降っただけでまったく必要なかった。
最近は車で遠出をする事は無くなったし、使用の範囲は限られる。
「そうだ雪が降ったら乗らなければいいんだ」
なぜそんな当たり前の事に気がつかなかったのかな？
無理して雪道など走る必要はまったく無いのに。
それでなくても高齢者の事故が問題になっている昨今。
少しでも危険は避けて、周囲に迷惑を掛けないようにしなければ。
一応オバサンの了解を取る。「そうよね危ないものね」彼女も納得顔。
そう思ったら急に気持が楽になった。
もうタイヤ交換はしなくていいんだぜ夢さん、よかったな。
昨日の夕食。カツ煮、サバ味噌煮、ささ身胡瓜サラダ。
「おとうさんも一緒に行かない？」近所に住む二男に昼食に誘われた
「あそこのビーフシチュー美味しいのよ」オバサンのお目当てはそれ
「おとうさんも行けばいいのに」と、しつこく誘われたが断った
「じゃ行ってくるわね」「お昼ちゃんと食べるのよ」は何時ものせりふ
迎えに来た孫娘達と一緒に出掛けて行った
一応昼飯を確認しておく お盆にはパンとプリンとイチゴ シンプル・・
コーヒーはレンジに入れてあるから温めて、のメモ付き
ちょっと早いが食べてしまう メグの面倒を見なければならないからね
メグを抱えて二階の自室へ連れてきた 日当たりがよく暖かい
「こっちの方がいいよなメグ」オシッコはトイレでするんだぞ
トイレ、おやつ、水、必要なものは一式持ち込んだ
「ラジオで言ってたわよ、あんなの作ったら駄目だって」
審議中のカジノ解禁法案。我が家でも話題になっている。
本当に彼等の言う通りの経済効果が有るのだろうか？
それに経済効果とは、本来こんなものに頼るべきではないだろう。
国民が何も知らない内に、数の勢いでやっちゃえってかい？
それは酷いんじゃない。ギャンブルなんかで国が栄える訳ないよ。
日本人には真面目さや働き者と言った思考回路が有るはず。
「一発勝負・甘い汁」こんなのに染まったら惨めな国民になってしまう。
しかし真面目で働き者の国民性も、世界の中ではガラパゴス？
真面目さも時として、世界のしたたかな連中には甘く見られやすい。
優しさもしかり。「おもてなし」とて度が過ぎると足元を掬われかねない。
もっと強い日本になるにはどうする？ カジノじゃ無い事だけは確かだ。
「おとうさん、どっちが好き？」料理に使った肉の事を訊かれた夢さん。
今日のロールキャベツで使ったのは合挽き肉なんだそうだ。
「分かんないよそんな事聞かれたって」どっちがどうなのかさっぱり・・
今日も彼女は柚子味噌に挑戦。写真撮りも許すほどの熱の入れよう。
これは正直美味しかった。ロールキャベツが何時もとは一味違った。
柚子の香りの魅力に嵌ったらしい彼女。これから何が出てくるか楽しみ。
米粒ひとつまで、何から何まで買う暮らし。彼女の努力には頭が下がる。
金を掛けた食事に慣れている家庭とは違い、我が家は高齢者世帯。
身の丈に合ったささやかな食事。彼女に感謝する日々は充実している。
そんな想いを巡らしながら、結構気楽に今日をそして明日を生きていく。
昨日の晩御飯。
昨日の夕食に、ふろふき大根の柚子味噌添えが出てきた。
ついにオバサンの負けん気が頭をもたげたらしい。
柚子味噌添えの定番、ふろふき大根。
「案外簡単なのね」柚子味噌の使い方のヒントになったようだ。
作り過ぎたと困っていたのに、使ってみる気になったのかな？
この件に口出しするのはもう止めよう。大いに反省している。
彼女が良いように処理するさ。言葉には気をつけないとね夢さん。
宮崎産のうなぎは肉厚で美味しい。年寄りにはこれで十分。
先日作った自家製柚子味噌は、その後どうなっっちゃったのかな？
料理に使った形跡は無いし、それらしい食べ物は一向に出てこない。
あの日以来、フッと姿を消したまま音沙汰がない柚子味噌クン。笑
「冷蔵庫にしまってあるわよ・・」と言いながらも何となく歯切れが悪い。
そもそも柚子味噌なるものに、オバサン馴染みがないのは確かのよう。
小生とて同じこと。「どうやって使うの？」と言われても答えようがない。
お店などで食する場合とは違って、家庭でとなると次元の違う話になる。
町場の一般家庭で、調味料として使うのは、ごく稀でしかないのでは？
ましてや下町生まれの彼女にしてみれば、戸惑うのも無理からぬ話。
「困ったわね、あんなに沢山作っちゃったし」大分悩んでいるようだ。
ネットで調べれば、レシピは沢山載っている。だがしかし・・・・・
下手に入知恵して、連日不可思議なものを食べさせられては敵わない。
おかあさん、あれこれ考えるのは是非止めて！。
そんなに長持ちはしないだろうし、よそ様にもあげられないだろう。
直ぐではなくても見切り時が必要かな？折を見て彼女に言ってやろう。
食品を粗末にするなど以ての外。なれど負担を除いてやるのはもっと大事。
無理しないほうがいいよおかあさん。勉強したと思えばいいじゃない。
