連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

肝心の時に出ないオバサンの携帯

2016-12-22 | 高齢生活・健康

車で走っている最中に携帯が鳴った。
誰だこんな時に・・「慌てるな慌てるな」道路脇に寄せて車を止める。
Gパンのポケットから、中々携帯が出ない。クソッ!いらいら

電話口からは2嫁(二男の嫁)の声。「あれっ!どうしたの」
何か有ったのかと胸騒ぎがする。それにしては明るい声・・・
「お母さんの携帯が出ないんですけど」えっ??「いま一緒だよ・・」

「ちょっと待ってね」と、後ろのオバサンに渡す。
「もしもし、あーそうなのよ、忘れてきちゃったの」あっはっは、だと。
「今日はね、メグのカットなのよ、ううんこれから行くところなの」
何時もの調子で喋り出した彼女。話は同じところを行ったり来たり。
こいつらの話は何時も長い。早くしないと時間になっちゃうぞ・・

バカだね、一緒になって止まってる事は無いんだよ、走れよ!
自分が喋ってる訳じゃ有るまいし。ふふふ、ボケたか夢さん。
高齢者高齢者って、慎重になり過ぎるのも勘違いの元になるぞ。

「はいありがと」後ろから手が伸びる。「危ないだろ!持ってろよ」
それにしても何の為の携帯?彼女のは出ない事の方が多い。笑