雲ひとつ無い青空が広がっている。病院の妻に思いを馳せる。
寝た切りであっても、窓からの明るい陽射しは感じている筈。
掃除が行き届いてピカピカのロビーは、まるでホテルのよう。
病室もスペースが広く、4人部屋とは思えない快適さに思える。
そんな場所に居る彼女は、毎日どんな事を思っているだろうか。
自分の病をどこまで分かっているのか、本当の所はどうなのか。
会う事も出来ない中で、ふと疑念のようなものが沸いてくる。
家には戻れないと、もう諦めてしまっているのではないか?
入院から1年を過ぎて、こちらにも心の変化が生じている。
何よりも面会できないのが堪える。どう考えたらいいのか・・
誤解を恐れず言わせてもらえば、この方が良いとさえ思える。
彼女とて、しがらみから解放された今がいいと思っているかも?
お互い残り少ない人生、ベストな終わり方を間違えたくない。
やがて来るであろうその日まで、頑張ろうな おかあさん。
今日のお昼はこんな感じ。牛乳、プリン、バナナ、グラノーラ
怒らないでね おかあさん。これでも工夫したつもり (笑)