連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

お互い心機一転頑張ろうな

2019-11-28 | 妻の闘病

リハビリ専門病院への再転院がやっと実現したオバサン。

当面は、栄養補給の経鼻チューブを付けたままでのリハビリ開始となった。

脳をやられているのに加えて、足の血栓はこの先もずっと飲み薬を欠かせない。

口からは食べられない。左半身は麻痺。いくつもの症状を抱えてのスタート。

意識が混濁しているのか「今日は東京へ行ったの」とか、ありえない事をつぶやく。

手術から45日が経って、やっと本格的なリハビリが始まったが不安でいっぱい。

それにしても脳梗塞は恐ろしい。少しでも異変を感じたら躊躇したら駄目!

30分1時間の対応の遅れが、その後の症状と回復に大きな差が出るという。

世の諸兄ご同輩の皆さん他人事ではござらぬぞ。ゆめゆめご油断めさるなよ

さてさて、手術以来毎日顔を見に行ってたけど、流石に疲れたよおかあさん。

君の転院を機に、この辺で独りの生活を立ち上げなければならないしね。

それにしても、家の仕事ってのは大変だね。今更ながら脱帽の毎日だよ。

ご飯炊くのなんて上手くなったぞ。帰ってきたら食べさせるから楽しみにな。

ひとりは寂しいよ。寂しいけどね「おはよう」なんて声をかけながらやってるよ。


あたしが死んだら後悔するわよ

2019-11-23 | 妻の闘病

胃カメラをやって、同時に鼻から栄養補給の管を取り付けたオバサン。

左手足は麻痺で動かず、右手はカバーが付けられて全く自由が利かない。

「これ外して!」バルタン星人のようなカバーを外してくれとせがむ彼女。

「5分でいいから外して!」よほど辛いのだろう・・まるで駄々っ子のようだ。

5分外した所でどうなるものでもない「うんそうだね・・」返事に窮する夢さん

「あたしが死んだら、あの時外してやればよかったって後悔するわよ」

たどたどしい口調で脅す彼女。おやおや?何時ものオバサン節復活かい?

「そんな冗談も言えるようになったのか?凄いね」おでこを指先でツン!

「今日はね、おかあさんが冷凍しておいたシャケを焼いたんだよ」

しばし黙考の彼女「そんな事どうでもいいからこれ外して!」だと。

なんだよ褒めてくれるかと思ったのに・・・ 夢さん苦笑い

主治医の話では上手くいけば来週辺り転院できるかもしれないとの事。

本当にそうなったら嬉しいけどね。期待を込めて「今度こそ今度こそ!」


食べられない原因は何だろう?

2019-11-19 | 妻の闘病

今日も家内の昼食に立ち会った。

相変わらず「お腹がいっぱい、お腹が痛くなる」とか言って食が進まない。

この状態では何時まで経ってもリハビリ専門病院に再転院できないと言う。

食べないのは気力の問題と主治医は言うが、果たして原因はそれだけだろうか?

胃とか大腸とか他に異常はないのか? 飲んでいる薬の影響はないのか?

胃の検査をすると言いながら、一向にその気配がないのは何故?

この病院に戻される原因となった足の血栓?は解消したと聞いたのに・・

食が進まないのは、リハビリ専門病院に転院した当初と同じでしょう。

ややこしい患者には「早く胃瘻を取り付けて決着をつけてしまいたい」

主治医の話にはそんな思惑が話の節々に感じられる。そんなことでいいのか?

胃瘻については、様々な意見があると聞く。

ある調査では「胃瘻など付けたくない」が70%半ばを超えていると言う。

そんな物を取り付けて、長生きさせてくれと言っている訳じゃない。

「穏やかで平穏な余生を送らせてやりたい」願いはそれだけなのに。


年寄だからの甘えは良くない

2019-11-11 | 妻の闘病

久し振りの雨。雨の日は一人でいると気分が落ち込む。

オバサンは今頃どうしているだろうか?リハビリの時間かな?

そうか今の病院ではリハビリという訳にもいかないか。

早くリハビリ専門病院に再転院させたいとは思うのだが・・

今やっている足の血栓?の治療がどのくらい続くかが分からない。

もう彼女が入院してから一か月が経った。

毎日2嫁に食事を作ってもらっているが、そうそう甘えてはいられない。

2嫁も毎日仕事をしながらだし、かなり疲れてもいるだろう。

そろそろ自活を考えないと、そのうち皆に疎まれかねない。

宅配弁当のサイトを調べてみた。かなりの人が利用しているらしい。

もはや時代は変わったか・・・この辺りが頭の切り替え時かな。

週に4~5回、夕食だけでも届けてもらえれば、朝昼は自分で何とかなる。

自炊も考えたが一気にはね。気張らず焦らず最初の一歩はお弁当から(笑)

果たして2嫁が何と言うか?話の持って行き方を間違えないようにね。

オバサンのリハビリ入院はかなり長期になるだろう。

せめて自分の事は自分で出来るようにする。これはもう覚悟だね。


突然、元の病院に戻された

2019-11-08 | 妻の闘病

妻がリハビリ専門病院に転院した。やれやれこれで一安心。

リハビリ専門だけあって、スタッフの患者に対する接し方も慣れているように感じた。

午前中に先生の話を聞き、午後からは介護スタッフから色々な説明があった。

これで安心と思っていた所、翌々日の夕方になって突然先生から電話が入った。

足の検査をした所、血栓?が多く見られ、リハビリを開始する状態ではないと言う。

元の〇〇病院に戻すとの事。救急車で緊急外来に入れると言う。

入院して僅か3日目、突然の事で何が何だか分からないまま〇〇病院に向かった。

やがてストレッチャーに乗せられた妻が到着した。

意識はあるが疲れ切った表情は見ていて痛々しい。

どうしてこんな事になったのか・・・転院させる前に検査をしなかったのか?

入院目安の3週間に縛られて転院を急いだのか?病院の対応には疑問を感じる。

しかしそれを言った所で虚しい。人の身体は百人百様、医者は神様ではないしね・・

一度退院したからという事で、再入院の手続きから始まって全てを最初からやり直し。

今回は内科に入院するので相談員も変わるとの事、それっておかしくないかい?


いよいよリハビリに挑戦

2019-11-04 | 妻の闘病

オバサンの転院が明日に迫った。忘れ物は無いか2嫁が最終チェック。

今日の様子は昨日とは違って、殆ど会話にならないし声も出ない。

こんなんで転院は大丈夫か?と思いつつも、もはや後戻りはできない。

明日は車椅子は無理なので、ストレッチャーの介護タクシーで移動だそうだ。

リハビリ専門病院なので、きつくて辛い体験をする事になると思う。。

ここんとこ一寸落ち込んでるけどさ、それくらいじゃへこたれないだろ?

気の強さじゃ負けないもんな。みんな応援してるから頑張れよ。


アタシの特等席だよ

2019-11-03 | トイプードル・メグ

やっぱりここが好き メグはじいちゃんの膝の上がお気に入り

一日だけの里帰り、我が家はやはりリラックスできると見える

メグに続いてノエル君もピョン! なかなかいい感じだねじいちゃん

 

おいおいふたりは重いよ でもさ仲良くしてくれてありがとなノエル君

眠くなったか?これじゃ動けねぇな じいちゃん腰が痛いのをジッと我慢


メグの気持ちがよく分かった

2019-11-02 | 妻の闘病

妻のリハビリ専門病院への転院が決まった。

転院先の病院は、必需品は全て持ち込むのが原則となっている。

ふたりの嫁さんは、着る物を揃えたり買い物に走ったりと大忙し。

男は役に立たなくて、邪魔にならないように小さくなっている。

やがて彼女達は面会に出掛けた。女同士の方がよかろうと夢さんは遠慮した。

今日はすごく具合が良さそうで色々話をしてきたそうだ。

夜になって行って見ると、なるほどよく喋るし頭もはっきりしているようだ。

「しっかり食べなきゃ駄目よ」と、介助されながら夕食は完食したそうだ。

「ほー、凄いじゃん」食べられるようにさえなればね。

「メグの気持ちが分かったわ」そうか、あれも食べさせるの大変だったからな。

「お尻が痛いの治ったら、リハビリ頑張るわ」そうだそうだその意気だ!

声はまだか細いが、目をクルクル動かして考えながら喋っている。

顔色も悪くない。だんだんと普段のオバサンに戻りつつあるようだ。いいぞ!

「じゃ帰るからね」すっかり肉が削げて痩せ細ってしまった手を撫でる。

「気をつけて帰ってね」そんな事も言えるようになったか・・・順調だね 

見てよママ!アタシもノエル君ちで頑張ってるよ。

うんと食べて元気になるからね、ママも沢山食べなきゃダメだよ。

ノエルです。ボクもメグと競争で食べてるよ。負けたくないからね。

しっかり食べるようになって偉いって、うちのママに褒められた。