連れ添いバトル

なにかと夢さんを指図したがるオバサンだった。
そんな彼女は3年間の闘病を経て他界した。

バスクリン?自分で入れなさい

2006-01-26 | Weblog
「うはぁー、寒い寒い!!」
外は ビュービューと強風が吹きつのっている。
早めに暖まろうと風呂のふたを開けた夢さん。

「あれれ」バスクリンが入っていないぞ。。 
洗面台の下から取ってきたバスクリンを振り入れる。「うーぅ寒っびい」

ガバッ!「あちゃー」入れすぎだよ夢さん。あーぁ
いいっていいって!わかりゃしねぇよ。

寒いのを我慢して、手早く頭と身体を洗ってしまう。
途中で出て洗うのは、嫌んなっちゃうしな。

ゆっくりと首まで浸かる夢さん。あ~ぁ、極楽極楽。
「おかあさん、バスクリン入ってなかったぞ」口を尖んがらす夢さん。

「あらそう 入れてくれたんでしょ?」  
当たり前のように言うよな。ったく 

ランドセル

2006-01-24 | 6人の孫
「おとうさん、ランドセル来月になるそうよ」

「えっ?どうして?」 留守の間に電話が有ったようだ。

「皮の仕上がりが遅れているんだって」ふーん

1孫(1番目の孫)が、この春小学校に上がる。

初めての孫の入学なので、夢さんもランドセルにこだわった。

昨年のうちに、地方のある工房に頼んでおいたのだ。

だけど今考えてみると、そんな必要はなかったかな。

親達に気に入ったのを選ばせた方が良かったかもしれない。

「おじいちゃんにお任せします」なんて、3嫁(1孫のママ)が言うからさ。

ついその気になってしまった夢さん。すぐ入れ込んじゃうんだよな。

「かえって迷惑だったかな?」ちょっと弱気の夢さん。

「大丈夫よ、みんな喜んでるんだから」 

「そうかな」オバサンの言葉に、ホッ。  

雪だぁ~!マリ大喜び

2006-01-21 | 柴犬・マリ

「オイオイ、そんなに張り切るなよ!」
「早く行こうぜ」とばかりに、グイグイ引っ張るマリ。 
「グェ、グェ」首輪が喉にくい込んでるだろよ。バカだねぇ。  

初雪に大喜びのマリ、千切れんばかりに尻尾を振って跳ね回っている。  
やっぱりお前も犬だったな。

「写真でも撮っとくか?」雪景色なんか滅多にないからな。
「こっち向けこっち、マリこっちだよこっち!」ったく 
「言う事きかねぇヤツだな!」なんだその迷惑そうな顔は。

「ケツを向けるな、ケツを!」「・・・・・」 
「ちゃんと こっち向けっての」「・・・ワン」だめだなこりゃ。


かぶと煮の味が濃い

2006-01-18 | 家ごはん
 
「味が濃過ぎるんじゃない、これ」

かぶと煮が何ともしょっぱいのだ。  

「あらそう、ごめんね」しゃらっとのたまうオバサン。

「風邪を引いてるから、味が分からないのよ」 

ほんとかよ。オバサン時々ポカやるじゃん。

「これだけで飯が食えちゃうな」夢さんまた余計な事を。  

あーぁ、オバサンの目がマジになっっちゃった。

「男の人はいいわよ、座ってればご飯が出てくるんだから」

「女の人はそうはいかないのよ、おとうさん」だからなに。

女は具合が悪いなんて言ってられない。

オバサン、どうやらその事を言いたいらしい。

「別に文句なんか言ってないだろ」一寸からかってみただけなのに。

味付けと風邪とは、とりあえず関係ないんじゃない?

類は友を呼ぶ

2006-01-16 | Weblog
「あら、おとうさん出掛けなかったの?」

マリの散歩から戻ったオバサン、訝しげな顔だ。

それにしても、随分と時間の掛かる散歩だな。

「おとうさん、出掛けるって言ったから、お茶ご馳走になってたのよ」

犬仲間の家に、何人かで立ち寄ったらしい。

よく暇があるもんだ「類は友を呼ぶ」って言うからな。

植物園へ写真を撮りに行く筈だった夢さん。

もしやと思って調べて見たら、案の定月曜は休園だそうだ。勘が当たった。

「あらぁ~、残念だったわね」

「じゃぁ、お昼何か作るわね」もう昼か早いな。

「はい、おとうさん」「おっ、うどんか」これは暖ったまりそうだ。

「あれっ?お前は食べないの?」「あたしはいいのよ」

皆でお昼を食べる約束をしたんだとさ。おーぉそれは結構なことだ。  

「ちょっと出掛けるからお願いね」

チャリンコかよ、こけんなよオバサン。

胃が痛い!

2006-01-12 | 高齢生活・健康
 
「なんだい、なんだい!」どしたい夢さん。

昨日から、チクチクと胃の辺りが痛くてムカムカする。

「飲み過ぎなのよ、おとうさん」オバサンの目が怒っている。

言わなきゃよかったのにバカだね。

最近は、自室に引き揚げてからの方が酒量が多い。

どうやら、夜遅く飲むのが良くないようだ。

それも、焼酎もウィスキーも割らずにストレートで飲む。

水分を、出来るだけ少なくと言う勝手な理屈だ。

夜中にトイレに起きなくて済むかと言えばそんな事はないのに。

今日は飲むのを止めとこうかな。

やっ待て待て、少し軽い酒にしとけばいいんじゃないのか。

とにかく夜更かしの夢さん。夜が長いからなぁ。

マリちゃんぬくぬく

2006-01-10 | 柴犬・マリ
 
「あれっ、お前なんでそこに居るの?」「・・・・」
「いい加減にしろよ!ネコじゃあるまいし」「・・・・」
最近は、日中でも家の中に入り浸っているマリ。

リビングのストーブの前から動こうとしない。
「少しは運動しろよ、外へ出ろ!」  

デッキに追い出そうとする夢さん。尻尾を振って逃げ回るマリ。  
どうやら遊んでくれてると思ってるらしい。バカか、お前は!。

付き合ってらんねぇな。2階へ上がろうとする夢さん。
「ついてくるなよ!」

ドアを閉めようとすると、間をすり抜けて先回りする。ったく
「ワン」なんだよその得意そうな顔は。
 

面倒くせぇな

2006-01-07 | Weblog
「おとうさん、ストーブ出してくれないかしら」なんで?
「あの子達が、寒い寒いって言ってたのよ」 

マンションと比べんなって言っとけ。アホ! 
「もう帰っちゃったんだから出さなくてもいいんじゃないのか?」

「じゃぁいいわよ、私が出すから」言い出したら聞かないオバサンだ 。
「出すよ、出すけどさぁ・・・・」面倒くせぇなクソッ

大体二人とも、リビングになんか居る事無いだろうにさ。マリくらいのもんだ
リビングの暖房は、大型のエアコン1台で十分の筈だ。

ここ数年、ストーブなど使ったことは無い。 
二人だけの生活となってからは、尚更必要なくなっっていたのに。

まぁ今年ゃ、やたらと寒いからな。無理もないか。
「おとうさんの部屋は、暖ったかいからいいわよね」  

おっ、いきなり来たか。嫌みかよ、バ〇ァ!
自分だって、何時もヌクヌクしてるだろが!、俺の事ばっかり言うな。

夢さん、止めとけ止めとけ。こんなんで逆らったってしょうがねぇって。  
まぁ、いいってことよ。出しゃいいんだろ、出しゃ!

やれやれだね

2006-01-05 | 6人の孫
同じ孫同士でも、成長と共に少しずつ個性の違いが出てきたようだ。

中には、とぼけたのも居る。

朝起きるのは一番遅いし、ご飯を食べるのもビリ。

もっちゃら、もっちゃらとマイペースで食べている。

「一体どうなってんだ!」もっとしっかり躾けろよ!このー!

オバサンは、今年もよく頑張った。

朝食が済んでホッとする間もなく昼の食事の支度。

あっという間に時間が経って、息つく間もなく今度は夕食の支度。

チビたちの食事は、大人よりも手が掛かるらしい。

嫁たちの談笑の輪を横目に、オバサンの奮闘は続く。

支度をして、食べさせて、後始末をしてと。

思えばオバサン、元日から殆ど台所に立ちっぱなしだった。

へたな民宿の女将さんより大変だったんじゃないかな。

昨日、5孫家族が帰り、賑やかだった我家のお正月は終わった。

「おかあさん、大変だったね」さすがの夢さんもオバサンには脱帽だ。  

疲れるぜ

2006-01-03 | 6人の孫
家の中を傍若無人に走り回っていた、孫達の足音と雄叫びが聞こえない。

「うん? いったいどうなったんだ??」 

階下に下りてみると誰も居ない。

オバサンとマリまで居なくなっている。あれれ 

どうやら、このポカポカ陽気に誘われて買い物にでも行ったか。

喧騒の中に与えられた貴重な時間、無駄にしては勿体ない。

とにかく、あのチビども。

一人ずつだとネコのように従順で大人しいのだが、集団になると豹変する。

「走り回る、泣く、喚く、食物を散らかす、物を壊す」

なんたって、やりたい放題だ。

注意するのも最初のうちだけ、あとは好きな様にさせておくしか手がない。

正月も3日目、民宿「夢太郎」の苦難の日々(爆!)も、もう一息だ。

早く帰れ!オマイラ!静かな生活が懐かしい。トホホ